↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
初恋  作者: 五十嶋春
PR
13/13

新たな1歩

 祝日が終わり、大学の授業が再開した。私は最寄り駅まで慰めとしてある曲を流しながら歩いた。丁度良いそよ風が今まで起こったことを回想させては過ぎていく。


その曲で私は目の前に片思いした人が炭酸の泡のように包まれながら消えていった。上へ上へと昇っていき消えていった。


貴女に恋して良かった。

貴女を想い続けて良かった。

貴女に―想いを伝えて良かった。


視界がぼやけて頬を伝う雫。私はとっさに空を見上げた。雲一つない空だった。それでも流れていく。


嗚呼、本当に好きだったな…。これで終わったんだな…。太陽のぬくもりが私を照らし続ける。その温かさに私はさらに泣いた。



さようなら。私の初恋。



さようなら。五年間、先輩を想い続けた自分。



急に風が強くなって私の背中を押した。思わず声を出して足が一歩前に出た。私は涙をぬぐってそのまま歩き続ける。

 太陽のぬくもりと風が妙に清々しい。自分の中での落とし前がついたようだ。

私は自然の慰めを受けながら歩いて行った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。