小幡が体操服を返しに来ない
はい。最終章です。
最後の世界「小幡が体操服を返しに来ない」
俺は焦っていた。服が装備がおかしいのだ。
学生服なのだ。さらに、いつもなら街のトイレなのに、
どう見ても俺の通っていた高校のトイレなのだ。
焦りながら手帳を見た。
~警告
「主人公」これが最後の異世界転生です。
これに失敗すると強制終了=死です~
なんだか冗談ぽくなくかなりやばい内容だった。
強制終了?この言葉が妙に引っかかったのだ。
強制的な死?俺は自殺だと確信した。
手首を見たすると赤い1/3の文字が消えていたのだ。
そして逆の手首に俺のものではない 腕時計がしてあったのだ。
不思議なことにその腕時計は取れないのだ。
そしてもう一つ俺は気づいた。ポケットの違和感を。
ポケットをまさぐると拳銃が1丁出てきたのだ。
「な、なんて、物騒な」
それしか言葉がでなかったのだ。
俺は恐る恐る手帳を開き、 目標の欄を見た。
~この世界での「主人公」の殺害~
「なんだこれ、なんの冗談だこれ」
俺が疑問を抱いた瞬間
左腕の腕時計がカウントダウンを始めたのだ。
[23:59]と。
俺はとりあえずトイレを去り、教室へ向かった。
放課後らしく誰もいない。
そして俺の席だった右から2列目の前から5番目の
机の上に小幡に貸していた体操服がキレイにたたんでおいてあったのだ。
ありがとうございました。
趣味なので、またなんか思いついたら書きます。