表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【即時追放】された役立たずの俺、実は世界唯一の『全属性変換』スキル持ちだった~勘違いで俺を捨てた王国が滅亡の危機? 知ったことか、俺は辺境で最強の国を作る~  作者: インフィニティ・G・イプシロン


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
4/4

第二幕 第七章  【 感知された「理(ことわり)」】

第二幕 第七章  【 感知された「ことわり」】


 エレーナを地下水路の掃除に追いやってから数日。アルカディアは平穏を取り戻していたが、俺の第六感――いや、神級スキル【全属性変換】が捉えた「違和感」は、日に日にその輪郭を濃くしていた。


 む。……。魔物の気配ではない。もっと、世界そのものの「システム」に干渉するような、冷たく機械的な波動だ。


「……。またか。今度は北の森からか」


 パチン。俺が指先を鳴らすと、森の奥で巨大な影が歪んだ。

 現れたのは、浮遊する銀色の立方体――『世界管理局システム・ガーディアン』の雑兵ぞうひょうだった。


 この魔界には、特定のスキルや強大な魔力を持つ者が一定の境界を越えると、それを『世界のバグ』として消去・修正する防衛機能が存在していたのだ。


「なるほどな。追放された俺が、辺境で国を築き、魔力供給の循環を掌握したことで、『世界の歪み』だと判定されたわけか」


 中空に浮かぶ銀色の立方体から、無機質な合成音声が響く。

「警告だ。未登録スキル保持者、アーロン。貴殿の存在は、世界の魔力バランスを著しく欠落させている。直ちに能力を凍結し、再初期化(削除)を行う』


 旧帝国が、俺を追放した理由も合点がいった。奴らは『システム』の使者から、俺の危険性をささやかれていたのだ。


「おう! 面白い。王国が滅んだ原因を俺のせいにするなら、それもいいだろう。だが、俺の建国を『バグ』と呼ぶなら――そのシステムごと変換してやるよ」


 きっ。と、俺は空を見上げ、右手を虚空へ突き出す。

 この戦闘は、もはや人間同士の争いではない。世界そのものを書き換える、最初の神殺し(システム破壊)の幕開けだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ