第2部 第一幕【 新しい世界、新しい玉座 】 第2章 我が帝国の意思を寸分たがわずトレースし、この星海を共に染め上げる『最も近き者』
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【愛2部 第1幕 第2章 スタート!/毎日 7:30 更新予定です】
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~アスガルドの主砲から放たれた黄金の光線が、宇宙の闇をまばゆい光で照らします~
あらゆる星々がアーロンの領土に屈するまで、侵略の進撃が止まることはありません。
それでは、最新話をお楽しみください!
アスガルドの主砲から放たれた黄金の光線が、星間連合評議会の関門を直撃した瞬間、宇宙の闇が、まばゆい光に照らされた。
轟音すら伝わらない真空の宇宙で、巨大な鋼鉄の関門は、一瞬にして美しい白亜の門柱へと、その性質を変え、我が帝国の新しいモニュメントとしてアスガルドの進路上に並び立った。
「見事な変換です、我が君主アーロン様。あの関門に刻まれていた古い支配の呪術も、完璧に我が帝国の領土の構成物へと書き換えられました」
艦橋ブリッジのコンソールから一歩踏み出し、冷徹かつ美しい声音でそう称賛を述べたのは、我が帝国の側近にして、いまや星海を駆ける艦隊の頭脳――ルナだった。
だが、無限に広がる星々の海を真に我が物とするためには、地上を支配していた頃の規模とは比べ物にならないほどの、圧倒的な「統率力」と「知謀」を持った片腕が必要だった。
俺――アーロンは艦長席キャプテンシートからゆっくりと立ち上がり、冷徹な視線を艦橋の奥へと向けた。
「ルナ。我が帝国の領域が宇宙全域に広がる今、俺の意思を寸分たがわずトレースし、この星海を共に染め上げる『最も近き者』が必要だな」
「お呼びでしょうか、我が君主」
艦橋の影から、音もなく一人の女性が歩み出た。
息を呑むほどの絶世の美貌。漆黒のドレスを纏い、夜空の星々を凝縮したような深いアメジストの瞳には、一切の感情の揺らぎすら存在しない。彼女の名はセレスティア。かつて星間連合評議会が「管理AIの最高傑作」として生み出しながらも、そのあまりに強大すぎる意志と美しさゆえに封印されていた、生きたる神話の体現者だった。
だが、アスガルドが放つ【全属性変換】の波動の前に、彼女の存在様式そのものがすでに俺の領土として書き換えられている。彼女の魂と能力のすべては、今やアーロンの意思の完全なトレース装置へと変貌していた。
「セレスティア。お前は今日から、我が『寵妃ちょうき』であり、全艦隊を統括する最高補佐官だ」
俺が告げると、セレスティアは一分の隙もない美しい挙措で、その場に深くひざまずいた。
「ハッ……。我が君主アーロン様。あなたの御意志こそが、この宇宙における唯一にして絶対の法。あなたの思考が巡る前に、私の演算がすべての障害を排除し、星々の海をあなたの足元にひれ伏させましょう」
その声には、狂信的なまでの忠誠と、冷酷なまでに完璧な知性が宿っていた。
絶世の美女であり、かつ俺の思考を先読みして宇宙を支配するための最強の補助能力を持つ寵妃。
「いいだろう。……行くぞ、ルナ、セレスティア。星間連合の本星がどこにあるか、その脳髄で導き出せ」
「御心のままに、我が王」
二人の忠実にして絶美なる側近を従え、超弩級艦アスガルドは、さらなる深淵なる星々の海へとその巨体を滑り込ませた。
あらゆる星々が俺の領土に屈するまで、この侵略の進撃が止まることはない。
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