↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Guntopia:異世界ライフリング探偵  作者: Holandes
「第一弾・ガントピア新人、四人の自首者と対峙す」
16/75

15.Good bye,guntopia

午後、腔線大通り、雷管広場の南東の角。


カックリーが通りの向かいのアイスクリーム屋から戻ってきたとき、私は広場の端にあるあの「銃口フラワーアートインスタレーション」のそばにしゃがみ込み、この仕組みを研究していた――全然分からない、複雑すぎる、これが匠の技ってやつか?


「ほい」

今回はシングルボール、濃い茶色――もっと苦い、黒巧克力に近く、後味にはほんの少しの酸味があった。


「これ、何味?」

「.45口径味」

カックリーはもう花壇の縁に座っていた。彼女の手にあるアイスクリームは六球のカラフルなもので、脆筒は長弾倉モデル、一番上の球はもう溶け始めていた。対する少女は驚異的な速さでそれを消費している。


「限定版、装填祭の特供品。毎年この二週間だけしか売られないんだ」

「…….45口径ってどんな味なんだ?」

「決まってるだろ、.45口径の味に決まってるよ、バカ」彼女は四段目を舐め、目を細めて、まるで魚を盗んだばかりの猫のような表情を浮かべた。「そうそう――あの四人、その後どうなったの? 」

「書類読んでないのか? 」

「字、多すぎ」

「……」

私も読みたくなかったけど、こっちの夜は退屈すぎるから、ざっと目を通した。


「撃槌・撞針。虚偽の証言、司法妨害。ただし、彼がマクシンに脅されていたこと――マクシンは彼の妻の浮気の証拠を握っていて、もし協力しなければ公開すると言っていた――と、さらに彼が自らマクシンが腔線省に仕掛けた他の工作員を交代したことを考慮して、検察官は執行猶予を勧告した。彼は今も腔線省で働いているが、二階級降格され、次官秘書から書類整理員になった」

「つまり毎日文書館にこもってラベル貼り?」

「そんなところだ」

「死刑より残酷じゃん」

カックリーは苦労しながら六段目の下部を舌で舐めていた――その球はもはや脆筒の縁から滴り落ちそうなほど溶けていたので、彼女は曲芸のような姿勢で顔を仰け反らせていた。


「薬莢・抛窓は?」

「彼の場合は少し複雑だ。彼は確かにマクシンから金を受け取った――直接ではなく、ペーパーカンパニーを通じて『コンサルタント料』名目で十二回に分けて振り込まれ、総額約八十万弾丸貨。しかしこの金は彼自身のポケットに入れず、第七弾倉区のコミュニティ基金に寄付した。そこにある労働者の子供たちに防弾ランドセルを買うためだった。……ちょっと待って、防弾ランドセル?」

「じゃあ彼はなぜお金を受け取ったんだ?」

「マクシンの信頼を得るためだ。彼は前々から土銃を調べたかったが、土銃の権力はあまりにも大きく、周辺からしかアプローチできなかった。マクシンが彼に接触してきたとき、彼は乗せられたふりをして、実際はマクシンと土銃のぐるの証拠をずっと集めていた。その証拠は後に我々が使った。だから彼の罪名は最も軽い――証人保護プログラム、非公開裁判、判刑なし。しかし彼はもう腔線省にはいられず、隣の撃針省に異動し、普通の事務員になった」

「昇進? それとも降格?」

「平行異動。もし我々の世界の職階と同じなら……審査科科長から普通の事務員に変わったから、名目上は降格だが、撃針省の方は窓付きのオフィスと、人を殺さない椅子を用意してくれた」

カックリーは笑い声を上げ、そしてアイスクリームで噎せた。


「安全・阻鉄は?」

「彼はあっさり認めた。しかし裁判官は彼が自首し、事件解決に協力し、殺人計画の核心部分には関与していない――彼は事件後に銃を拭き、通報し、現場を封鎖しただけ――ことを考慮し、最終的に懲役二年、執行猶予一年、それに社会奉仕活動四百時間を言い渡した。彼は今も腔線螺旋塔で警備員をしている。夜勤のまま、同じ部署だ。私が『なぜ戻るのか』と聞いたら、彼はこう言った――」

『私の兄弟はあそこで死んだ。俺が代わりに見守らなきゃならない』

見てないって言ったんじゃないのか?

「私の予想だよ、予想」

カックリーは最後の一口の脆筒を口に放り込み、バリバリと噛み砕いた。

まあ、この言葉は確かにありきたりすぎる。俺だって予想できたわ。


遠くで、一臺のARバスが腔線大通りの突き当たりから走ってきて、車体は熱気の中で微かに歪んで見えた。


「雷管・撃発」


私は偶然通りの向こうで薬莢型わたあめを買った子供を見かけた。その子はあのピンク色の、湯気を立てる飴の糸を掲げて、人の波の中を走っている。母親は後ろから追いかけながら「照準器に気をつけて! 目を突かないで! 」と叫んでいた。


「直接退職申請してパートに戻った。本当にかわいそうだ」

「かわいそうなところってどこだよ、彼女の年金は一ヶ月で俺の給料と同じくらい**なんだぞ」


ところでお前はいったい何者なんだよ???


「でも話は変わるけど、君が飛び出してから弾倉を交換するってのはどういう操作だ? 装填してから飛び出せなかったのか? 」

「もちろんカッコいいからだよ。それに自分に自信があるからね」

「…………」

「…………まあまあ、実は前の戦いで弾倉を抜いたのを忘れてたんだ。実はあのときはもう少しで死ぬところだったんだよ」


アイスクリームを食べ終わり、時間も遅くなった。


太陽はもう腔線螺旋塔の中腹まで沈んでいた。

雷管広場のあの「銃口フラワーアートインスタレーション」の影は長く伸び、花壇の基台から広場の縁にある黄銅の腔線帯まで届いていた。銃口から溢れ出る花のあの螺旋模様の花弁は、夕焼けの中で昼間の鮮やかさを失い、一片の暗い深紅になっていた。


私は分かっていた、もうすぐ隣のこの女と別れるんだ。

たぶん、今まで何度も経験してきたように。

異国の二人が偏見を持ちながらも、最後には分かり合えたと思い込んで。

相手を理解したつもりで、実は何も分かっていなくて。

また会えると思っていながら、実際は一生の別れになる――そんな感じで。


私たちは腔線大通りに沿って西へ歩いていった。


「そうだ、忘れるところだった」

「何を?」

カックリーは立ち止まり、とてもカッコいいポーズを決めた。「弾丸より速く! 」

「……」

通りを歩いていた人々が振り返った。私は思わず足を速めた。

こんな恥ずかしい女は知らない

「おいおいおい、戻って決め台詞を言えよ!」


夕日は真正面にあった。優しい、オレンジ色の、詩に書きたいような夕日じゃない――来た日と同じだが、もっと詩的で、もっと万感の寂しさを帯びていた。

艶消し黒色の路面は大部分の光を吸収し、わずかに冷たい色を反射するだけだった。一方、路面に埋め込まれた黄銅の腔線は全ての光を吸い込み、そして吐き出し、直視できないほど熱くなっていた。

建築は逆光でシルエットになった。

あの銃身ビルは一本一本が西の天际線にそびえ立ち、表面の溝の部分は濃く溶けきれない黒、隆起した部分は夕日に暗金色の縁取りを施されていた。遠くから見ると、それらは建築ではなく、まるで銃架に掛けられた一列のライフルのように見えた。銃口を空に向け、誰かがそれらを手に取るのを待っているかのように。


本当に奇妙な体験だった

素晴らしいテーマパークだ

星4つ


「私、帰らなくちゃ」

「? 私たち、帰り道じゃ……」

「自分の世界に、って意味だ」

「ああ」


腔線螺旋塔は最も遠くにあった。

その輪郭は他の建築よりさらに鋭利だった。


「きれいでしょ。腔線螺旋塔の設計者はカバ・パレットリン。銃器熱狂運動時代の代表的人物。彼はこの塔を設計するときに言った――『私は建築を弾丸のように、飛ばせるようにしたい』って」

「飛んだのか? 」

「いいえ、塔の基礎が重すぎて、飛べなかった。でも毎年装填祭の日の日没、夕日がちょうど銃口の方向を通過し、腔線大通りに一本のまっすぐな光の帯を投げかける。その光の帯は路面に沿って雷管広場まで延び、雷管のちょうど中心を撃つ。一年に一度、たった三十秒だけ。その三十秒の間、腔線大通り全体がまるで――」

「何のように? 」

「弾を込めた銃のように」

「予想通りだ」


「じゃあ、どうやって帰ればいいんだ? 何か魔法とか…… 」

「ルシフィット大人に迎えに来てもらうんだよ」

「でもどうやって連絡すれば…… 」

「ここは私の役目だ。ところで、私の役職 をまだ知らないんだろ? 」

「?」


カックリーは二歩速め、私の前に立ちはだかった。夕日が彼女の背後から照らし、灰白色の逆立った髪は真鍮色の光の中で燃える綿菓子に変わっていた。両手をポケットに突っ込み、目を細めた。


「あなたの目の前にいるのは、ガントピア唯一の聖女 、絶対神ルシフィットと人とを結ぶ架け橋 、現在は信仰を強化するために異世界から探偵を召喚して事件を解決している者です」


「…………」

沈黙が三秒続いた。

「お前が? 」


あの白いニットの裾はアイスクリームの染みで汚れ、灰色のプリーツスカートのひだは座り込んでぐしゃぐしゃになっていた。左足の白い靴下はくるぶしまで滑り落ち、一節の足首を露出させていた。彼女の口元にはまだほんのりと茶色のチョコレートが残り、左の頬にはさっき花壇の端に寄りかかっていたときについたほこりが付いていた。彼女の髪型――もしあの電撃を受けたような逆立った髪を髪型と呼べるなら――夕日の中でまるで雷に撃たれたばかりのかかしのように見えた。

聖女って、もっと聖なる、純真で、優しくて、真面目な人だと思ってたんだけど???


「その目はなんだ? 」

「いやいや、ただ……ちょっと意外だった。聖女っていうと、みんな白いローブをまとい、頭に光輪を掲げ、声は優しく、風も立てずに歩く人だと思ってたから」

「それはそっちの聖女だ! ガントピアでは、聖女の第一条件は――戦えること。第二は――耐えられること。第三は――六球アイスクリームを食べてもお腹を壊さないこと。白いローブ? そんなのを着てどうやって銃を抜くんだ? 光輪? そんなのを付けてどうやって照準を合わせるんだ? アニメだと思ってるのか? 」

「……もっともだ……いや、やっぱりもっともじゃない」

「昔を思い出せ」カックリーは滑り落ちた靴下をグイッと引き上げた。「ルシフィット大人が私を聖女に選んだとき、私がちょうど十六歳になったばかりだった。その日、私は撃槌射撃学院 の卒業試験 を受けていた。最後の一発で十点を出し、弾丸が的の中心を抜けて、たまたまルシフィット大人の飲み終えたばかりのミルクティーのカップに命中した。彼女は雲の間から顔を出し、射抜かれたカップを見て、それから私を見て、こう言った――『お前に決めた』って」

「そんな……適当なのか? 」

「妬いてるの? 」


カックリーは最後の一口の脆筒を飲み込み、手のひらのパンくずをはたき落とし、振り返って腔線大通りの反対方向へ歩き出した。私は彼女の後ろについていき、雷管広場を抜け、「撃針巷」という細い道に入った。路地の両側はもう銃身ビルや弾倉ヴィラではなく、低い、濃い灰色の石材で積まれた古い建築だった。壁面には「腔線藤」――葉っぱが螺旋状に巻く攀缘植物――が這い、夕焼けの中で暗紅色の光沢を放ち、まるで壁に刻まれた無数の腔線のように見えた。


路地の突き当たりには、両開きの銅扉があった。


扉には排莢口も弾倉井もなく、ただ一枚の巨大なレリーフ――ルシフィットの横顔。彼女の目は微かに閉じ、口元にはあの甘ったるい笑みが浮かび、長い髪は弾鏈のように垂れている。


レリーフの下には一行の文字が刻まれていた。「引けば応える」


「ここは……教会? 」

「ガントピア中央大教堂」カックリーは手を銅扉に当てた。「ルシフィット大人が自ら指定した祈りの場所 。全城に十二ヶ所 あり、ここが総本山 。普段は誰も来ない――今の人は家で銃に向かって祈る方が手軽だからね」


ドームは高く、首を反らせてやっと頂上を見上げられるほどだった。ドームの天井画は、ルシフィットが雲の上に立ち、両手で金色のライフルを抱え、その銃を地上で見上げる人類に授けている姿だった――撃針庁の天井のあの絵と全く同じで、ただ十倍に拡大されているだけだった。


彼女の地位ってこんなに高いのか!?!?


ステンドグラスの光斑が祭壇の上に落ちていた。

祭壇は十字架でも神像でもなく、一本の巨大な、台座に固定された左輪拳銃だった。銃口は上を向き、弾倉は開き、六つの弾室にはそれぞれ金色の弾丸が一つずつ置かれていた。弾丸の表面には細かい銘文が刻まれ、光斑の中で暖かな金色の輝きを放っていた。祭壇の前方には長椅子が並び、背もたれは依然として銃床の形だったが、カックリーの家のソファにあるそれよりはずっと控えめだった――そして圧力センサーはなかった。


「来い」カックリーは祭壇の前に歩み寄り、振り返ってその巨大な左輪拳銃に向き合った。彼女は両手を合わせ、十指を組み、親指を揃えた――。

「ルシフィット大人」カックリーの声が広々とした教会の中に反響した。普段よりずっと低く、めったに見せない荘重さを帯びていた。「ガントピアの聖女、カックリー・ライフリング・トリガーフィールドが、あなたのご降臨を願います。異世界の探偵は土銃重工 の書類詐欺事件 の解決を支援しました。どうか約束を果たし、彼を元の世界**にお戻しください」


沈黙。


「ルシフィット大人」カックリーの声がさらに大きくなった。「ガントピアの聖女、カックリー・ライフリング・トリガーフィールドが、あなたのご降臨を願います! 」


やはり沈黙。

ドームのステンドグラスの光斑がゆっくりと移動し、祭壇の左輪拳銃から滑り過ぎ、カックリーの白いニットの上に落ち、彼女の灰白色の逆立った髪を色とりどりの斑模様に染めた。彼女はその姿勢を保った。十指を組み、親指を揃え、呼吸は的を狙うときのように平穏だった。


「……」カックリーは目を開け、顔を上げてあの左輪拳銃を見た。弾倉の中の六発の金色の弾丸は微動だにせず、光ることも、熱を発することも、銃口から煙を噴く気配もなかった。彼女は眉をひそめ、再び目を閉じ、声を一段階上げた:「ルシフィット大人! カックリー・ライフリング・トリガーフィールド、ご降臨をお願いします! 」

反響がドームの下で三度跳ね返り、そして消えた。


何も起こらなかった。


私は居心地悪く三列目の長椅子の通路に立ち、手にはまだあの.45口径アイスクリームの脆筒の包装紙を握っていた――さっきからゴミ箱が見つからなかったのだ。

「……もしかして儀式が間違ってる? 」


カックリーは答えなかった。彼女は合わせた両手を下ろし、白いニットのポケットから銃――いや、あの銃の形をしたスマホを取り出した。画面を数回スワイプし、スマホを耳に当てた。


「プルルル……プルルル……プルルル…… 」

「はーい~~~カックリーベイビー~~~私のこと恋しくなった? 」

「ルシフィット大人。儀式に反応がありませんでした。そちらで受信がオフになっていたのでは?」

「あら。言い忘れてた――私はここ数日、別の世界でバカンス中なのよ。こっちの電波状況 があまり良くなくて。あなたが祈ったとき、私はちょうど温泉 に浸かっていて、水音が大きくて聞こえなかったの」

「では、彼を迎えに来られますか?** 」

「今は無理ね」

「なぜです? 」

「言ったでしょ、私はバカンス中って。温泉に入って、SPAをして、異世界のスイーツ を食べて――こっちには『マカロン』って言うのがあってね、小さくて、甘くてむせるくらいなんだけど、なぜかやめられないの。うふふふふふ~~~** もう二箱も食べちゃった」

「だからですか? 」

「だから私はまだ帰れないのよ。彼にはもう少し待ってもらいなさい。どうせ彼の世界の時間は私が止めてあるから、数日 くらい帰れなくても何も変わらないでしょ。中間テスト ? そんなの存在しないんだから」

「……」カックリーのスマホを握る指が微かに強まった。

「それに――ガントピアの装填祭 が近づいてるでしょ。あなたは聖女よ。装填祭が何を意味するか、知ってるでしょ。もしこのタイミングで探偵が去ってしまって、何かあったら……

「何かって、何が? 」


電話の向こうで二秒の沈黙があり、そしてルシフィットは笑った。


「ベイビー、あなたは本当に知らないの? それとも知らないふりをしてるの? 」

「……」

「まあいいわ。とにかく、あなたが彼を引き止めておきなさい。私がバカンスから帰ったら、その後のことはそのときに話しましょう。それじゃあね――ああ、このマカロンはラベンダー 味で、すごく美味しいの―― 」


プツッ。


カックリーはスマホを耳から離し、画面を三秒間見つめた。画面にはルシフィットの自撮り写真――彼女はバスローブを着て、濡れた髪を肩に掛け、手にはピンク色のマカロンを持ち、目を細めて笑っている。背景はぼやけて、どこかの海なのかもよくわからない。


「で、何て? 」


カックリーは振り返った。


「ルシフィット大人が、もうしばらく滞在しろ って」

「……」

「彼女はバカンスに行っちゃって、戻ってこれないんだ。どうせ君の世界の時間は止まってるから、心配しなくていいよ」

「どのくらい? 」

「わからない」カックリーは彼の横を通り過ぎ、教会の入口へ向かって歩き出した。白いニットの裾が長椅子の肘掛けを擦り、微かな生地の擦れる音を立てた。「『バカンスが終わったら』帰ってくるって。でもルシフィット大人の『バカンス』、前回は三年だったよ」

「……三年? 」

「嘘だよ、冗談 。前回は三ヶ月 だった」彼女はもう入口に到着し、両手でその重い銅扉を押し開けた。夕日が扉の隙間から流れ込み、教会全体を一片の真鍮色に染めた。「でも今回はどうなるかは分からないよ。行こう」

「どこへ? 」

「もちろん家 に決まってるでしょ。君、もうしばらく住むんでしょ? まずはご飯 を食べなきゃ」


ルシフィットの周囲の海辺のセットが一緒に崩れ落ち、灰色でボロボロの壁と体長二メートルの竜頭ロボットが現れた。


「次の段階は? 」竜頭ロボットの両目が猩紅の炎を発し、純粋な邪悪と怒りがゆっくりと溢れ出していた。


「もう尋夢 がガントピアにいるんだから、急ぐ必要はないでしょ」言い終えると、ルシフィットはマカロンを一口食べ、デッキチェア**に体を伸ばした。


「急がないわけではない。あなたの『あの人』はもう着任したのか? 」

「まだだけど、いつでもいいわ。一度会うだけ の話よ」ルシフィットはまた一口食べた。


「……その食べ物、本当にそんなに美味しいのか? 」

「まあまあかな。私にはちょっと甘すぎる かな」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。