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是非読んで行ってください。
王都までの道中、盗賊を朱李が見つけては灰にし、ヤイトが見つけては縛り首とすることが数回、馬車が壊れて立ち往生している人がいたので修理することが一回あった。
「やっと着いたぜ。道中にイベント発生し過ぎだろ、お前は昔からトラブルメーカーだな。」
「人助けが出来たんだ、別にいいだろ。それより、ここからは少し別行動になる。目立ち過ぎないようにな。」
「いや、奴隷を大量に買ったら目立つだろ。」
「そこは、気合いと魔法でどうにかするんだよ。それじゃ行動開始。」
俺、ロロ、ヤイトの3人は奴隷屋さんへ、他は馬車などの買い物へ向かった。
店の外観、内装は凄く綺麗なものだった。
正直、奴隷屋さんと知らなければ分からないだろう。
俺たちが店内に入るとすぐに奥から店員が来た。
店員は清潔感のある男だった。
その男の俺たちを見る目は気持ちの悪いモノだった。
危うく殺しそうになるほどに。
しかし、対応自体はしっかりしていた。
「あの、それで買いたいんで見せてもらうことできますか?」
「ああ、そうですね。こちらについて来てください。」
その男に付いて店の奥に行くと、鎖で繋がれている人が大勢いた
おい、10人じゃなかったのかよ。
戦奴隷、犯罪奴隷とか区別つけれんぞ、俺。
俺がヤイトとロロに視線を向けると、
ロロが自信ありげに頷いた。
「俺に任せろ、奴隷にされた時の魔法で見分けがつく。」
なんて使えるやつだ。
本当に頼りになるぜ。
前世も何度助けて貰ったことか。
「なあ店員さん、そいつとそいつと、、、、、」
と、ロロは1次々と選んでいった。
しかし、10人目を指したところで首を傾げていた。
俺の耳元で、その奴隷が自分で魔法をかけてると言ってきた。
そんな訳ないだろう。それはどんな変態だ。
俺はその奴隷の前まで行き観察した。
その奴隷は俺が前に立つと何だか嬉しそうに微笑んだ。
いや、他の奴隷も笑ったりしていたんだが、それとは全く違う笑いだった。
「こいつは、変態だな。放置しよう。」
俺はそいつに聞こえるように言った。
するとその奴隷が焦ったような動きをした。
俺はそいつを気に入ってしまった。
「なあ、すごく焦ってるぞ。ほっとくのか?」
「いや、困ってる人ではないだろ。ただの変態さんじゃん。」
再びその奴隷が動いた。
今度は胸を押さえてショックを受けたように。
全く、この奴隷は愉快だ。
自分に魔法をかけてこんな所にいるとは。
「これからの助けになるのなら連れて行くのは構わんぞ?」
俺がそう言うと、その奴隷は一瞬で紳士服に着替え俺の前で片膝を立て、
「リオン様、これから私が仕える事を許してください。」
などと言ってきた。
こんな奴に心当たりは無いし不審すぎるが
俺は既に気に入っていた。
「いやいやいや、君は何なのさ。どんな理由でこんな事をしてたの?」
「リオン様が王都に行くと聞いたので、奴隷となり待っておりました。詳しい話は、後ほどしたいと考えております。」
「ふーん、全然信用できないんだけど。ロロはどう思う?」
「そうだな、リオンの奴隷にするのはどうだ?」
「嫌だよ、こいつの顔見てよ。凄く喜んでるじゃん。そもそも奴隷制が嫌いだしね。」
「じゃあ、俺たちに害のある行動が取れなくなる誓約を結ぶ形でいいか?」
「そんなことも出来るのかよ。本当に万能だな、ロロ衛門さん。」
「その呼び方は辞めてもらいたい。」
ロロはそんな事を言いながらも魔法を使っていた。
この万能加減はそう呼んでしまっても仕方ないだろう。
「それでどんな魔法なんだ?」
「この誓約を破ろうとしたら、アマリールさんからバチが当たる魔法だ。面白いだろ。」
「ここでアマリールさんかよ。ハハハハ。」
「よし、完了だ。不当に奴隷にされた人は全員選別出来たと思うぞ?」
「そうですね、ロロ殿は目がいいですね。」
「いや、お前に褒められてもな。」
「それじゃあ店員さん、お会計をお願い。」
「かしこまりました。奴隷10人で合計金貨40枚になります。」
「はい、40枚。確認してくれ。」
「1、2、、、、はい、40枚確かに頂きました。」
「それじゃあ、皆さんついて来てくださいね。」
「またのお越しをお待ちしております。」
俺たちは店を後にした。
アドバイス、感想お待ちしております。
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ロロが使った魔法
【契約、誓約、隷属】
使用者と対象者の間で発動。対象者の自由度が違う。




