【作中描写と現行銃刀法との関係について】
本章に登場する「強化されたモデルガン」は、1996年当時の日本において、高威力化したエアガンやガスガンが社会問題化していたという背景を踏まえたフィクション上の設定です。
当時は、現在のように弾丸の運動エネルギーに関する明確な法的上限が存在せず、一部では高圧ガスや改造によって、玩具の範疇を逸脱した威力を持つ製品・改造品が出回っていました。本作の柴崎たちが用いる「強化モデルガン」は、そうした時代の空気を反映させた物語上の演出であり、現実の特定製品や実在人物を指すものではありません。
その後、改造エアソフトガンによる事件の多発を受けて、2006年の銃砲刀剣類所持等取締法(銃刀法)改正により、「準空気銃」という区分が新設されました。
現在は、圧縮ガス等でBB弾などを発射する銃であっても、弾丸の運動エネルギーが一定値(6mmBB弾換算で約0.98ジュール)以上となるものは準空気銃に該当し、原則として所持が禁止されています。
また、威力が基準未満であっても、外観や材質によっては「模造けん銃」として規制対象となる場合があります。
したがって、本章に描かれるような高威力のモデルガン・エアガンを2026年現在の日本で所持・改造することは、銃刀法その他関連法令に抵触する可能性が高く、決して許される行為ではありません。
本作における武器・装備の描写は、あくまで1996年という時代を舞台としたフィクションであり、現実世界における違法行為や危険な改造・所持を容認・推奨する意図は一切ありません。
読者の皆さまには、現行法令を遵守し、安全かつ適切な形でホビーや射撃スポーツを楽しんでいただくことを強く願うものです。




