† 解放病棟 : 百十六日目~カウントダウン七~ †
百十六日目
退院まであと七日。
相変わらず長いです。早く退院したいです。
今日も一階の自販機そばの長椅子に座っていると看護師『平井さん』が第一病棟から『メリット』を連れて来てくれました♪
久しぶりにゆっくり話す。
『メリット』まだまだまだまだまだまだまだまだまだ・・・・・・・・・・・・退院は遠いようだ。
「どっちか下さい~」
『メリット』が欲しがっているのは私が持っている大型犬用のリード。
いいですよ~って本当に思っていたけど・・・・・・やっぱりあ~げない★
例えば『使用済み』の細い方をあげたとします。それはあまり縁起がよろしくないリード。私がこんなことになっちゃっているリード。
もしも『メリット』がそれで吊って失敗したら? ・・・・・・や~い♪ や~い♪ って、笑って差し上げますが、成功したら? ・・・・・・・・・・・・・ムカつくじゃない!
私がこんなことになっちゃっているのに~~~~~~!!! って。てめぇ~~~! この! 小娘が!!! なんで成功してんだよ!!! って・・・・・・悔しいじゃない!!!!!!!!!!
じゃあ『未使用』太い方をあげたとします。失敗したら? やっぱり、や~い♪ や~い♪ 失敗してやんの~~♪ ざまぁ~みろです☆
成功したら?・・・・・・・・・・・・・・・・・・ムカつくじゃ~~~~~~~ん!!!
そっちかよ~・・・・・・太い方のが縁起がいいのかよ~~~・・・・・・・って・・・・・・・・・・・ヘコむよ?! ムカつくし!!!!!!
な・の・で! あげませ~~~ん★
自分で用意しなさいな!
十五年生きなさい! 小娘が!!!
私と『メリット』のやり取りを『平井さん』が慌てて止めます。
「そんな恐ろしい話をしなーい!」
そこへ可愛い可愛いてんて~です。
ヒョロ助タイム♪
「私が退院するまでに『某医師』と先生のツーショットが見たいです。出来れば立ち姿で!」
私がヒョロ助てんて~にそう言うと『平井さん』が、
「背の違いか?! 自分もちっちゃいのに!」
なんて言って笑われたが・・・・・・ヒョロ助と『某医師』との身長差を笑いたい訳では決してないのですよ!!!
だいたいヒョロ助てんて~だってそんなに低くはないと思うんだけどな~・・・・・・立って話すとき私は見上げる方だし・・・・・・・・う~~~ん、私からしたらみんな・・・・・・高い・・・・・・。
はいはい。私はチビですよ! どチビですよ!!! って言うか『某医師』がデカイんじゃん! 185㎝は余裕であるでしょう? 因みに『某医師』は『メリット』の主治医です。
ヒョロ助と『平井さん』は知らないが、ただ単に私の持病の腐女子脳が腐妄想のためにツーショを!!! 『メリット』が私を叩く。
あぁ・・・・・・ツーショットが見たい・・・・・・マジで・・・・・・。
そんな私の腐り爛れた邪すぎる妄想を知らないヒョロ助がニヤリとして、
「ああ、ではそれを見せなければ満足出来ないし、死ねない・・・・・・と言うことですか~?」
なんて・・・・・・・本当に脳みそは可愛くな~~~い!!!
笑うな~~~~~~~!!! !!! そんな・・・・・・そんな・・・・・・そんな可愛い顔で笑うんじゃな~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~い!!!!!!
心臓痛いから!!! 超痛くなるから!!! いたたたた~~~~~って! 心臓いたたたたたたたた~~~~~~~~~~ってなるから~~~~~~!!!!!!!!!
時期的にバレンタインのお話に。
『メリット』は看護師『高校生』に。
『パンダちゃん』は看護師『KRさん』に。
同室のお姉さん方はそれぞれ主治医と担当看護師に・・・・・・お姉さん方のは普通のお世話になっている感謝の気持ちだそうです。
「仮名さんはヒョロ助にあげないの~?」
病室でガールズトークです☆
「う~ん・・・・・・渡したいけど、なんか・・・・・・受け取らなさそう。賄賂とか思われそう★」
「え~~? 受け取るでしょう!」
「って言うか、私当日退院なのでそんな暇なさそうです」
「あ~~~そうだ~~~」
『KMさん』が催促らしき事を言ってきたのですが、あげませんよ?
『NKさん』も・・・・・・あげませんよ?
『会長』も・・・・・・って、なぜ?! あげませんよ?




