† 解放病棟 : 百十二日目・百十三日目~カウントダウン十~ †
百十二日目
ヒョロ助てんて~外来。ドアを開けるのも可愛い♪ マジ可愛い~~~♪ 愛しの可愛い子リスちゃ~~~ん☆
私の退院はいつかしら?
今日は『OTサロン』『図書館』『お風呂』ああ嬉しい・・・・・・暇が沢山潰せる!
昼食後。
外来ロビー外れのレントゲン室前のソファーで居眠りしている所に看護師『平井さん』が通りかかり話をしていると、ヒョロ助てんて~がとことこ来ました。
ヒョロ助タイム♪
「退院を決めましょう。二月の十四日と十五日どちらがいいですか~?」
来週には退院かと思いきや再来週とは・・・・・・やるな子リス・・・・・・。
「どちらでもいいですよ~」
ヒョロ助てんて~携帯でカレンダーを確認。可愛いにゃ~~~、横顔も可愛いにゃ~~~♪
んぎゅっっっ☆ ってしたいな~。
「十五日は水曜・・・・・・外来か。・・・・・・じゃあ十四日でいいですか~?」
「はい。いいですよ~」
と言うことで! 『平井さん』が見守る所で退院決定! 十日後の二月十四日バレンタインデーにわたくし退院です♪
あと十日。長かった・・・・・・。十月十四日にぶち込まれて・・・・・・四ヶ月も?!?! そうか私は四ヶ月も無駄に生き長らえているのか・・・・・・。無駄だ。無駄だったな~~~。どう考えても無駄だよ。
神や仏が居るのならどうして・・・・・・いったい何がしたかったのだろう?
そうだ、限定解除は? もう退院決定したのだから・・・・・・。
時間限定。場所限定。看護師付き外出。紐靴。バック。私物庫・・・・・・。
ああぁ~~~! あと十日の我満だ!
あと十日。あと十日。あと十日。
・・・・・・・・・・・・・・・長いな。
十四時。
図書館へ出発! パソコン個室ブースに居ると看護師『平井さん』が『メリット』を連れてきてくれました♪
三人で精神病についてWikiを見ながら話したり、とりあえず私が住む事になってしまった場所の地図を見ながら説明してくれたり。
帰りも三人で病院までの僅かな道を歩いて・・・・・・。
空には『真昼の月』私の好きな風景の一つだ。
綺麗だ。天気がよくて。清んだ空気が冷たくて。
・・・・・・なかなかの『自殺日和』だと、私と『メリット』は『平井さん』に内緒で笑った。
夕食後。洗面所で歯磨きをしていると、
「ん! んん! んん!」
・・・・・・うふふ。デジャヴ? 昨日の百円のおっちゃんがまた・・・・・・何かを差し出してきました☆ おっちゃんの手にはゴミか? と思うティッシュが・・・・・・。歯磨き中ゆえ要らないと手を振ったが、
「んん! んん!」
差し出し続けるので、内心イヤだな~・・・・・・と思いながらも受け取った。
「砂糖・・・・・・・」
おっちゃんはそれだけ言って去って行った。ティッシュを開くと砂糖の塊が剥き出しで・・・・・・。
少し汚い・・・・・・なんだろう? 醤油だ! 醤油の匂いがする!
醤油が付いている砂糖を貰いました★ ・・・・・・・・・・で? 私にこれをどうしろと?! 砂糖片手に歯磨き再開。
その後暫くして部屋をノックして入って来たのは、またおっちゃん!!!
「ん!!」
と手渡されたのはスーパーのビニール袋。おっちゃんさっさと部屋を出ていきました。
ずしりと重めの袋。同室のお姉さん方が見守る中、袋の中身を確認・・・・・・剥き出しの砂糖!!!!!!
大量です☆ だから! 私にこれを! どうしろとっっっっっ?!?!?!
お姉さん方大♪ 爆♪ 笑♪
「仮名さん、変なのに好かれるわね~~~」
「マスクマンも仮名さんの事、目で追っているし・・・・・・」
お姉さん方が言う『マスクマン』とはクリスチャン『NKさん』の事。
「ああ、『NKさん』は下に居たときにお断り済みです☆」
「『KMさん』も仮名さんを見付けると目を輝かせて近寄って行くじゃない」
「『KMさん』は主任さんから注意を受けました。気をつけてって」
さてさて、砂糖・・・・・・う~~~~~ん戦後間もなくだったらきっと貴重だったに違いないだろうけど・・・・・・本当にどうしろと? これは好意ではなく、新手の嫌がらせではなかろうか?
百十三日目
カウントダウン開始。退院まであと十日。
本日二月四日。快晴。
洗濯洗剤が無くなりました。洗剤の箱には『仮名』と偽名が書かれています。歯みがき粉も無くなりそうです。使い続けている歯ブラシはぼろぼろです。土曜日なので暇です。
図書館は混んでいますが、運よく一台空きました。でも時間は限定のままです。
グラウンドにはサッカーチームのおガキどもが・・・・・・なので、グラウンドの外周の外周をぐるぐるです。
広いな~~~。畑と果樹園を縫うように作られた道をランニング。




