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† 個室 : 五十一日目・五十二日目・五十三日目 †



五十一日目


天気がいい日曜日。洗濯物もよく乾く。嬉しい、乾燥機代が浮いた♪


いいとも☆ 増刊号!


ああぁぁぁぁぁぁぁぁ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~! 草なぎ剛が! 草なぎ剛が!


可愛い~~~~~~♪ やべーッス! 萌えるッス! しんつよフォーエバーっっっっっっッス!!!!!!





昼食少し前。男性患者の『MMさん』大人の落ち着いた人です。宮部みゆきさんの小説をススメられお借りしました♪


・・・・・・・・・うん! 面白~~~い!!






七時過ぎ。七人くらいでテレビを観ていた。新入院患者の『OI(♂)』私たちの笑い声が気になるようで、


「笑わないでください!」


と、笑うたびに突っ込みにくる。


『OI』はゴミを捨てるのもゴミ箱にゴミを入れる前に一旦止まりそして、ジャ~~~ンプ! でゴミを捨てる。そのジャンプにはなんの意味が?


誰かが咳をした。ゴホンゴホン! と。


「咳しないでください!!!」


『OI』の大声が響き渡った。どうやら咳も気になる? 気に触る? ようだ。


・・・・・・・・・咳はムリじゃねえ?!?! 生理現象ですよ?! 見逃してはくれないのかい?!?!?!






就寝後。シン・・・・・・と静かな病棟内。誰かの咳の音が僅かに聞こえた。


「咳すんな~~~~~~~・・・・・・」


『OI』の突っ込みが静寂を駆け抜けて行った。










五十二日目


朝食前。『OI』と合ったので挨拶を・・・・・・・。


「おはようございます」


数秒後。


「おはようございます!!!!!!」


返ってきたのは大音量! のお返事。


Oh!!! 声がでけーよ! 音量落とせよ! ボリューム調整が上手くいかないようだ☆


今日は月曜日。何か進展あるといいな~・・・・・・・。




「ゴホンゴホン!」


「咳すんな~~~!!!」


「アハハハハ!」


「笑わないでください!!!」


誰かが咳をするたびに、誰かが笑うたびに『OI』はわざわざ個室から出てきては突っ込む。忙しそうで羨ましいわ~★






十時過ぎにヒョロ助タイム♪


今日から私の入院形態が『医療保護入院』になる。後で書類にサインと捺印を・・・・・・・印鑑は無いので拇印で。


やっとだ・・・・・・まだまだ退院までは時間が掛かるようだが、確実に退院へと近付いている・・・・・・と信じたい!!!


ついでに母親の事も話したヒョロ助。


・・・・・・・・・・情けなくて泣ける・・・・・・を通り越して、笑っちゃうよ★ ・・・・・・・笑うしかないと言うか・・・・・・。


早く死ね♪ これは誰に言っている? 私に・・・・・・そして・・・・・・。


私の腐り果て、ひねくれ過ぎた性格の悪さから勝手な思考が溢れてくる。


・・・・・・きっとヒョロ助は笑っているだろう。文句を言いながらもやはり母娘・・・・・・似た者同士じゃねーか・・・・・・と。


同族嫌悪は百も承知。


早く退院して早く死にたい・・・・・・。











五十三日目


『OI』保護室行きです。・・・・・・あれだけ突っ込みまくるのはちょっと・・・・・・ねえ。



『OTサロン』と『売店』の許可が出ました。


「その代わり、脱走しないと約束してくださいね~?」


ヒョロ助てんて~との約束はまだまだ続く・・・・・・。わたくし信用されていませんから! 信用も信頼もいりませんが★






ヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダ!!!!!!


あああああああああぁぁぁぁ!!! もう!! 本当にヤダ!!!!!!


下世話な噂話がそんなに好きか?! お前ら!!! 女性って本当・・・・・・。


はいはい。風俗嬢でしたよ~♪ 体売って暮らしていましたよ~♪ てめーらの体じゃあ売れないだろうけど☆ ・・・・・・私の体は売れるのよ~~~★






ヒョロ助の提案を呑む。それがここから出るには手っ取り早い。その提案しかここから出るにはなさそうなのも、事実か・・・・・・。


「独居を探しながら・・・・・・難しそうならNPOの施設とか・・・・・・」


ヒョロ助の提案だ。


それで行きます。現状それしかないのでしょう?


「住む所とかいらねーーー!」


「じゃあ、出してあげれませ~ん☆」


「・・・・・・・・・・・・・・・・くっっっ!」


もう、この無駄な会話はしたくありませんので。






うぅぅぅぅぅああああぁぁぁぁ!!!


出どころ不明の下世話な噂話を広めるくだらないキチガイたち。


下心丸出しの男性の方が全然マシ!!







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