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† 独房生活 : 二十九日目 ~個室へ~†



二十九日目



朝食前に聖書の続きを・・・・・・。『マタイによる福音書』読破。


朝食後『マルコによる福音書』突入。


朝食前後のロビーは静かでとてもいい・・・・・・。


婆さんの「ふぉーーーーーーー!!!」はもはや気にならない。







私はいったいいつになったら出れるの? ・・・・・・・出たい出たい出たい出たい出たい出たい出たい出たい出たい出たい出たい出たい出たい出たい出たい出たい出たい出たい出たい出たい出たい出たい出たい出たい出たい出たい出たい出たい・・・・・・。









昼食前に『MK』と話を・・・・・・相変わらず何を喋っているのかほぼヒアリング不可能!!!


突然『MK』が暴れ出しました☆ 長椅子を持ち上げて食堂の窓を割ろうと頑張っています★ 強化プラスチック? 強化ガラス? なので割れません♪


看護師が複数で『MK』を押さえ込み『MK』保護室へ連行されて行きました★


「おねえちゃん・・・・・・バイバイ・・・・・・」


にこやかに笑いながら私に手を振り、保護室ゾーンへと消え行く『MK』私も笑顔で手を振り返しました☆


保護室は反省室としても使われるようだ。あの部屋だもんな~納得♪


ちなみに『MK』が暴れ出した理由は『腹が減ったから』って・・・・・・うん。ダメですね! 四十過ぎの大人が『腹が減った』だけで暴れるって・・・・・・完全にダメですね!


『アレ』な人は本当に欲望に忠実過ぎて・・・・・・社会に出てはいけないね!


昼食後。わたくし保護室から普通の病室へ! Wao♪ です! 次はこの病院から出たいです!!!!!!!!!


突然の事だったので・・・・・・隠していた紐・・・・・・見つかっちゃいました。


「これは・・・・・・預かっておきますね?」


看護師の笑顔が恐いです★














「彼氏になって下さい!」


さすがに『彼氏』・・・・・・そう言われたのは人生初です☆ 逆に迷います。思わず差し出された手を握りそうになるほどに!


「間違えた!!! 彼女だった!」


「いいですよ~~~・・・・・・でも私の口から出る言葉は嘘ばっかりですが♪」


「ええ?!?! 嘘なの?!」


グイグイ来る『SD』の手を笑顔で握る私。・・・・・・ああ、職業病って恐い!!! つい癖で・・・・・・そんな言葉と笑顔が・・・・・・。


お酒の席やベッドの上じゃないんだから・・・・・・客相手の曖昧な言葉と笑顔が出てしまいました。


お陰で『SD』グイグイ&調子に乗るように・・・・・・。


私は自己中な人間です。自殺をするくらい自己中です。性格的にも問題が多々ある事も自覚しています。


そして今やただの暇なホームレスです。


そんな私なので・・・・・・可哀想に『SD』の勘違いをそのまま放置★ してみるという残酷な事をしてみました☆


そうそう、わたくし結構『放置プレイ』得意でしたのよ♪







十四時くらいに内庭開放。


「日向ぼっこしませんか~?」


看護師が声をかけてまわる。私にもお声がかかるが・・・・・・主治医・・・・・・ヒョロ助の許可が下りていない。


内庭への扉。開放されている。開いている扉のすぐ横にもたれて立ち、外を見る。


出たいなぁ・・・・・・・・・・・・・・・・・・。


陽射しはなかなか強烈だけど、風はひんやりと冷たくて気持ちがいい。


出たいなぁ・・・・・・・・・・・・・・・・・・。


さほど広くはない内庭。奥に見えるのは高く白いフェンス。上の方はこちら側に返しが・・・・・・。


あのフェンス・・・・・・登りたいな。


出たいなぁ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。












お腹がぽっこりと出たおっちゃん『MT』と話をした。


「オレはもう、二十年以上ここにいる・・・・・・」


「二十年ですか?!」


話を聞くと、どうやら二十歳位から入退院を繰り返していると・・・・・・。


『パンダちゃん』も『SD』も何度も何度も入退院を繰り返しているって言ってたな・・・・・・。


『心の病気』はなかなか治らないものなのかな? 完治は難しいのかな?


入退院・・・・・・。何度も何度も・・・・・・。


私は二度とゴメンだわ~~~☆










反省を終えて保護室から出てきた『MK』が衝撃的な事を言ってきた。


「おねえちゃんだけに教える・・・・・・」


『MK』の言葉を聞き返しながら、何とか聞き取ると。


「フランシスコ・ザビエルが死んだらしいよ・・・・・・」


ね? 衝撃的でしょう?! わたくし乗っかってみました♪


「えっ?!?!?! 本当ですか?!」


「本当だよ。今日の新聞に載ってた・・・・・」


「なんと?! ・・・・・・新聞のどの辺に載ってたんですか?」


「・・・・・・さあ・・・・・・?」


「・・・・・・読んだんですよね? 新聞・・・・・」


「・・・・・・??? いや、読んでないよ~・・・・・・?」


「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」


「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」


おいっ!!!!!! 人が話に乗っかってみたら・・・・・・これだよ!!!


酷い仕打ちだよ! 乗っかった私がバカみたいじゃないかよ!!!!!!


これだから『アレ』な人は・・・・・・。












夕食後。普通の病室にハウスです。個室なのですが、外から鍵を掛けられます。中からは開けられません。


時間制限は解除されません。だって私まだ生保下りてませんから★ まだ『措置入院』ですから!


個室・・・・・・暑いな。窓はあるけど窓の鍵もまだダメみたいです。ヒョロ助の許可が下りません。窓には白い鉄格子。


それでも嬉しい。外が見れるから。夜には星が見えるかな~? 月は見えるかな~?


筆記用具と聖書は消灯時間までは持っていていいのが助かる。


さて、聖書の続きを・・・・・・イエスって切れやすい子ね~・・・・・・そこもなかなか可愛いけど♪


う~~~ん・・・・・・? イエス達のやり取りが少々『とんち合戦』に見えるのは私だけでしょうか?


help! 一休さ~~~~~~~ん!!!


そして『永遠の命』うぅ~~~ん・・・・・・。


イエス達もか・・・・・・。どうして永遠の命を欲しがるのか私には理解不能だ。


たった一つの限りある今の命ですら、持て余しているのに・・・・・・。







ああぁぁぁぁぁあああぁぁぁ!!! ・・・・・・イヤだイヤだイヤだイヤだイヤだイヤだ!!!!!!


一ヶ月も寿命が延びているじゃねーか!!!!!!


ああぁぁぁぁぁあああぁぁぁ!!! イヤだ!!! イヤだ!!! イヤだ!!! イヤだ!!!!!!!!!


死にたい! 死にたい! 死にたい!!!


なんで生きてるの?! なんで動いてるの?! 死にたいよーーー!!!


あまえさせて頂けるのならば、殺して下さい!!!!!!!!!!


自分にムカつく!!! イラつく!!!


死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい!!!!!!!!! 早く早く早く早く早く早く早く!!!


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ここでは・・・・・・やらない! ここは未遂率が高すぎる! また保護室に戻されるのもイヤだ!!!


この土地は、この県は私には相性が悪いみたいだ・・・・・・・・無駄に寿命を延ばされるのはもう、ゴメンだ。




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