† 独房生活 : 二十日目 †
二十日目
・・・・・・・・・・・・・二十日も生き続けていますよ・・・・・・ウソだ!!! ウソだと誰か言ってくれーーーーーー!!!
ヒマです。暇暇です。
看護師の『男前(私は認めない)さん(♂)』何故『男前(私は認めない)』なのかと言うと、後に男性患者&女性患者数人に看護師の中で男前なのは誰だ? というどうでもいい雑談で一位になったのが彼だから。
が、私は認めない! 私の中での男前の定義には引っ掛からないからです!
まあ、どうでもいいか。
『男前(私は認めない)さん』が独房の掃除ついでに笑顔で聞いた。
「なんで死にたいの?」
「まあ色々ですよ。そうですね~~~・・・・・・一つには『見てみたい』『確かめてみたい』からですよ」
「????? 何を?」
「死んだあと・・・・・・ですよ。あの世はあるのかないのか・・・・・・無なのか有なのか。『絶対ある』って言う人も『絶対ない』って言う人も何をもって『絶対』と言い切っているのやら・・・・・・死んだ事もないのにね。『臨死体験』も夢だって言えばそれまででしょう?」
「ああ確かに」
「死ねば解るんです」
「ええ~~~~~・・・・・・いや、まあ、そうだけど・・・・・・・・・・・・。えっ?! そんな理由?!」
「もちろんそれだけではないですが・・・・・・でも、死ななきゃ解らないなんて・・・・・・少し魅力的だと思いませんか?」
「う~~~ん・・・・・・そうかな~? なんかこう、魅力・・・・・・魅力ねぇ・・・・・・魅力・・・・・・・そうだ! 今度『生きるって素晴らしい!』みたいな本探して来ようか?!」
「それはなかなか・・・・・・わたくしに喧嘩売ってます?」
「そんな~喧嘩とか~売ってないよ~~売るわけないじゃん~~・・・・・・『百まで生きよう!』とかいうの見つけて来ようか?! 読む?」
「ええ。読みましょう。読んでやりますよ。舌打ちしながら、鼻で笑い飛ばしながら! 読んでやりましょう!」
「アッハッハッハッハ!」
彼は可愛らしく笑いながら去って行った。『男前(私は認めない)さん』は面白い人だ。人懐っこい笑顔。患者人気が高いのも分かる。が、しかし・・・・・・男前とは・・・・・・やはり私は認めない!
ヒョロ助タイム♪ も何気ない話をして終了。
子リスちゃんは忙しいのだ。
紐遊びで時間を潰し、就寝前。
「イヤです! いらないです!!!」
「では、お薬かお注射どっちがいいですか?」
「どっちもイヤです! どっちもいらないです!!!」
Ohuuuuuuuu! 今日もそれやるの? 『UM』? 看護師との『お薬orお注射』攻防。
絶っっっっっっ対!!!!!! 勝てないのにね☆
「困ります。どちらかです」
「どっちもイヤだって言ってるのに! お薬も! お注射も!・・・・・・いりません!!!!!!」
「どちらか選んでください」
「もう出てって!!! 帰って!!! 私寝るんですーーー!!!」
「どちらか選んでくれたら、寝てください。どっちにしますか?」
「いらないの!!! イヤなの!!!」
「じゃあ、無理矢理にでもお注射しますが、いいですか?」
「?!?! 無理矢理?! 酷い! そんなの病院がすることじゃないわ! 患者にすることじゃないわ!!!」
「でしたらどちらか選んでください。でないとお注射します」
「~~~~~~っっっ! どっちもイヤなの!!! どっちもイヤなのーーーーー!!!!!!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・まあ結局、ぷりぷり怒りながらもお薬を飲まされる『UM』。
看護師が引き下がるわけないのにね。だって、お仕事ですから★




