期末試験準備
今期の生徒会は熱烈な選挙活動で生徒もどの候補者に入れるか迷うほどだった。
Sクラスからもマリアンヌ クラウディア ジョセフィーヌ ユーナ サーナが立候補した。
Aクラスからは リィエル・レグルス・キングレオ王女など王族の参加もあった。
今期生徒会役員は学園初の生徒会ということもあり覚える事もいっぱいで大変そうとSクラスでも中々ハードルが高いようだ。
アリシアは生徒会長の立候補をやめて軽音部に入部した。レイと組むことになるだろう。
レイとアイは元々生徒会などはやる気がない。
リベルカは食の国ソーマ出身ということもあり料理部が楽しいようだ。
リディアは図書館に籠りずっとマンガを読んでいる。そんな生徒会などする時間はない!らしい。
埋まらなかった役職もある。そこは再選としてすでに立候補している人も参加していいと言う事になり生徒会長に落選した生徒が再選に出る生徒もいた。
そして決まった役職は
生徒会長マリアンヌ・ガードナー
生徒会副会長 クラウディア・フォーチュン ジョセフィーヌ・オーキス
会計 ユーナ・ガンダーラ サーナ・ガンダーラ
書記 リィエル・レグルス・キングレオ
庶務はAクラスから2名 Bクラスから2名となった。
学園長室では メルティーナ含むキサラヅ キャサリン ソウジがお茶会をしながら今後の事を話し合っていた。
「なんとか生徒会選挙も終わったわね」
「ええ そうですな 彼女らがどのような学園にしていくか楽しみですよ」
「我は 会長 副会長が少し不安であるよ・・・ライバル関係の家であるからね」
「実家は実家ですよ 最近は言い争いもしないで協力しているみたいですし」
「まぁ これから1年 もしかしたらリコールもあるかもしれないし アタシ達もサポートをしっかりしていきましょう」
「ふふ 見守るのも大人の仕事であるね」
「それで学園長 次はアレですな」
「ええ 休暇前の試験ね。入学して4か月でまぁ初年度ということで他国の学園の復習のような授業だったのだけど Sクラスの様子はどうかしら?」
「そうであるな さすがSクラスというべきであるよ。基本の問題は問題なく解けるようであるな」
「アイちゃんが少し厳しいかもですが Aクラス落ちはしない程度でしょう。彼女は実技で点数を稼ぐでしょうから」
「アイも結構きつい環境よね。約1年ほどの教育しか貴族教育や勉学の家庭教師を受けれていないのにSクラス入りするとは思わなかったわ」
「彼女はアサミ様の家で勉強しているようである。ザ・ワールドを使って1日3時間分ほどしてるようであるな。やはり学力的についていくのも精一杯というのは自覚しているようであるよ」
「アイ嬢は遅れて教育を始めたばかりなのによくやっていると思いますな。これからに期待でしょう。戦闘 魔法実技に関してはレイ殿下の次に優秀ですし」
「アリシア殿下が生徒会長立候補を辞退したのは意外だったわね。まぁまたアサミちゃんが暗躍していたようだけど」
「ワリーノの件ですね」
「そうであるな 誘拐計画が立てられたそうであるよ アシュトンは去年からちょっと不安定であったがまさかカトリーヌ嬢を誘拐しようとしていたなど・・・我の元生徒であったから複雑であるよ」
「アタシは不思議ではなかったわね アシュトンはコミュニケーション不足で思いこみが激しい生徒だったからいつかは何かやらかすのではないかと思っていたわ」
「アリシアさんも 婚約解消出来た事で前より笑顔になった気がします。婚約者との関係に悩んでいたのかな?」
「王家の婚約というのは責務のようなものなのだろうね。」
「アサミちゃんが婚約解消させたようなものだわ カトリーヌ嬢の誘拐計画もマーリンが伝えたようだしね」
「カトリーヌ嬢の事をかなり高く評価しているようであるな。彼女はワリーノ学園の代表のような令嬢であるからね」
「そうなのよ 元々のスペックが高いのもあるのだけど アサミちゃんがフルバフを付与してしまったから他国の生徒では今ナンバーワンでしょうね」
「まぁ戦闘関係の大会ではよっぽどの事がない限り彼女は出場しないであるよ」
「そんなに優秀な生徒なのですかな?」
「ええ 学年主席というのもあるけど 非の打ちどころのない令嬢ね。王妃教育ももうすでに終わらせているようだし ジュリアス陛下が王妃に迎えるのは当然でしょう」
「だいたいはアサミさんに聞きましたけど アリシアさんという婚約者がいながらジュリアス陛下の婚約者を片思いして誘拐しようと考えていたのでしょう?許せませんよ」
「まぁ 公爵家では死んだことにしたようね。それにより婚約は解消されたようだけど すぐに新しい婚約者を見つけるというのも怪しまれるでしょうからしばらくは決めないみたいよ」
「婚約解消したいから殺したとか変な噂がたちそうですな」
「そんなの自業自得じゃないですか!」
「今回の計画は 貴族家には一切漏らす事の出来ない事件であるからね。アリシア殿下も望まぬ婚約であったがために解消されて嬉しがるのを国民に見せる訳にはいかないのであるよ」
「アリシア嬢は人柄もよい マナーなども綺麗 学力も優秀と生徒の憧れのような生徒ですからな」
「ええ アシュトンは 不釣り合いすぎたわね。」
「ジュリアス陛下の妹殿下方の溺愛は有名であるからね ヴァンパイア化もあり婚約なども後何千年としなくてもいいであろう。ふふ。」
「ええ 何万年も生きる事が出来るのにすぐに決めてはもったいないわ」
「学園長先生やヘリーナ先生はどうなのですかな?」
「ヴァンパイア化ということかしら?」
「ダークエルフという種族は老いる事はないのでしょうか?」
「私とキャリーは今2000歳ほどね 平均寿命はまだわかっていないの。ミューノア世界が出来て5000年ほどなのだけど 創世から生きている者もいるからどれだけの寿命があるか謎なのよね。成長期になると完全に止まって死ぬまで今の外見で固定されるわね」
「そうであるな 外見は人間の20代半ばで止まるであるよ。エルフ同士だと老いがわかるのであるが人間や魔族の違う種族には年齢が見抜くことはできないのである」
「そうね 外見を利用しておばさんともいえる年で他の種族と結婚するダークエルフもいるわ」
「外見が若いのなら年なんか気にしないという男性は多いと思う!」
「ソウジ先生の言う通りです 男という者は単純なのですよ」
「まぁ 愛してくれる殿方なら我は喜んで嫁ぎますが」
「あなた 婚活パーティーよく行ってるみたいね?そこまで結婚したいのかしら」
「魔法研究ばかりだと出会いの場がないであるね・・・」
「ヘリーナ先生はルシフェルの貴族男性にも人気あるようですよ 学園長先生と2人しかいないダークエルフですし 色気がすごいですからね」
「アタシは結婚は興味ないわねー。ルシフェルのお仕事が楽しくて!」
「わ 我は恋愛などした事がないゆえ・・臆病なのである・・・」
「あなたチョロそうだから気をつけなさいね。」
「メル姉はいつも辛辣であるな・・」
「お二人は長い付き合いなので?」
「メル姉はダアークエルフの故郷の近所のお姉さんだったのだよ 幼馴染でよくお世話になっているのである。一番尊敬しているのはメル姉であるな」
「ふふ もう2000年以上の付き合いね アタシの一番弟子ですもの」
「ヘリーナ先生は学園長先生の事大好きなんですね」
「もう家族のようなものであるね。それはこれからも変わらないのである!」
「羨ましいですな。」
「さて 期末テストの話をしましょうか」
「失礼 脱線してしまいましたな。」
「と言っても 筆記試験と実技くらいでは?」
「そうであるな。得に問題なさそうであるよ?」
「それなのだけど 何か突発のような試験をしてみたいのよね」
「通常試験とは別にですか?」
「ええ そうねー デスゲームなんかどうかしら」
「デ・・・デスゲームであるか・・・?」
「死人が出るような物はちょっと・・・」
「バカねー ゲームよ。アサミちゃん出番よ」
「はーっはっはっ!!」
「アサミちゃん わざわざ学園長室でゼロはいいわよ。とりあえず掛けてちょうだい」
「アサミ様を呼んだと言う事は何か技術的なことであるか?」
「アサミさんですか・・・なんか嫌な予感がしますね・・・」
「ちょっと ひどくないかな?!呼ばれたから来たのに!」
「アサミちゃん 何か考えがあるのかい?」
「まぁ メルティちゃんがデスゲームを試験に取り入れてみたいっていう話だからね。少し考えてみたよ」
「考えられるのは ダンジョン内でのサバイバルのようなものかね?」
「あー そういうのも面白そうですね!」
「貴族のお嬢様ばっかだからね 危険な事はやらせる事はできないから 仮想空間 まぁVRだね」
「マーリンがゲームを作り出したというのは聞いていたわ。実際の現実でそういう危険な事をさせると事故死とかあるから 遊べるようなVRならいいでしょう」
「VR時間で10日 現実世界だとまぁ5時間くらいかな」
「そこでサバイバルや仲間との協調性 戦闘技術 モンスター討伐なんかのチェックね」
「それは 初めからそういう試験を行うと告知してからの参加であるか?」
「ゲームだとわかると本気でやらないだろうからね。ストーリーを作ろうと思う」
「生徒全員が異世界転移されたとかどうかね?」
「いいね!マーリン VRはどのくらいの再現度で作れる?」
マーリン:現実と見分けがつかない 味覚 触覚 痛覚 血 睡眠 食欲などすべて再現できます。
今の生徒の最低レベルが2000ほどなのでその程度までのモンスターを配置しようと思います。ゲーム内で稼いだ経験値はそのまま現実の肉体に持ち越せるので生徒のレベル上げにもいいでしょう。
「それは素晴らしいわね」
「現実と見分けがつかないですか・・・ パニックになりませんか?」
「お助けキャラが必要ね 進行役のようなものかしら。生徒の採点係も必要だからね。」
「ルシフェル幹部も何人か巻き込まれた感じの演出にすれば生徒も安心するんじゃないかな」
「そうだねー それだけで生徒はどーにかなるだろって気持ちになるんじゃないかな」
「アサミ様がいれば大抵なんとかなるであるからな」
「どういう世界観にするか迷うわね やっぱり無人島かしら」
「やっぱりサバイバルとなると無人島だよねー!」
「フィールド配置は全生徒が対象であるか?」
「競い合うクラスは必要でしょうな。SとAのような」
「今年の生徒は優秀な子達だし 成績もB~Fもそこまで大差はないわ」
「Sは人数差があるだろうけど Aにも負けないだろうね 2クラスずつ配置かな?」
「さすがに 人が死んでしまうって演出はしたくないからね 現実に戻ったらブーイングいっぱい出るだろうし 危なくなったら試験官が助けるってことにしようか」
「これは、ゲームであっても 遊びではない みたいな緊張感はほしいであるがね」
「最初の何日かでサバイバル生活 後半で明確な目標をクリアすると言う試験にしましょう」
「塔を出現させて 最上階にログアウトする魔法陣とか作っとく?」
「全員それを目指すだろうね」
「ラスボスも作った方がいいであるよ」
「100階層はほしいわね」
「完全にアインクラッドになってきましたな」
「ふふ こういうの楽しいわね。みんな好きなように意見を出してちょうだい」
「マーリンだからね ある程度無茶言っても完璧にしあげてくれるでしょ?」
マーリン;そうですね。製作期間は2日ほどあれば思うがままにできるでしょう
「これルシフェルの新商品にもなりそうであるよ」
「いいかも!まぁまずは試験で試しにやってみよう 人気出たら考えてみよう」
「クリアできるか楽しみであるな」




