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生徒会選挙説明会

メリーさんがルシフェルにいる状況にも慣れたのだが アルティシアがたまに肩に乗せて歩くようになり 初見の者はびくってなった。

メリーさんは実は今の姿があまり気に入っていなかったらしく カーミラに特注の人形の服を作ってもらい髪もサラサラにシャンプーをし 日によって着せ替えをして遊んでいるようだ。

アサミの仲間にはもう喋る人形なんかいまさらか みたいな反応をされ 自分が呪いの人形だと言う事も許されるルシフェルを気に入っているみたいである。


そんなこんなで平和なルシフェルだが ルシフェル女学園ではそうでもなかった。

全生徒が講堂に集められステージ上にいるメルティーナの挨拶が始まる。

ソウジはメルティーナの補佐のような雑用を共にしていた。 

「さて 皆 集まってくれてありがとう 学園長のメルティーナ・リンクスよ。今日は皆に大事なお知らせがあるの」

「みんな 静かに聞いてね。これからの学園生活に関わることだからね!」

「ありがとう ソウジ先生 では 話を続けさせてもらうわ。」


生徒も美しく時には厳しくキリっとしていても 優しい学園長メルティーナが大好きなのでマジメに話を聞いているようだ。メルティーナの人気はもうすでにファンクラブがあるほどなのだ。メルティーナもモデルなどで芸能活動をしているのだから憧れる生徒も多い。


「まず 今までの学園では教職員 用務員の皆さんが行事などの準備をしていたわね。学園1年目と言う事でまだ 生徒会が発足していなかったのは皆が気づいていると思うわ。もう入学から2月が経とうとしている今学園にも慣れて来たでしょうから生徒会を作る事にしたわ。」


ざわざわっと生徒も騒ぎ出す。ルシフェル女学園は最高の淑女を育成するお嬢様学園である。その生徒たちを代表とする生徒会 その生徒会に所属できるとなると学園の顔ともいえるのだ。誰もが目指すべき組織であることは言うまでもない


「この生徒会は 全クラスに所属する権利はある。そういう組織はどーせSクラスの特権なんだろうと諦めよう などと考えている子達もいるかもしれないわね。生徒会はそんな事は気にしない。クラスなどは関係ない。実家の貴族階級などクソ食らえだわ。男爵から王族の身分 平民の子もこの学園では自由よ。この実力至上主義の学園には身分など通用しないのはもうみんな分かっているわね?生徒会の応募は全生徒が対象であるの。学園の利になる企画なんかも楽しそうなら採用するわよ。」

「まぁ いきなり言われても困るだろうし生徒会の構成をお知らせするよ。スクリーンを見てほしい。」

ソウジのお手伝いは ステージに設置された映写機で生徒にもわかりやすく図や映像で説明する係だ

そして スクリーンには 学園中を騒がせているあの人物が映し出された。


『はーっはっは!我が名はゼロ!生徒会の仕組みを説明しよう』

「ま また ゼロ!!?」 

「アサミお姉様 ノリノリですわね・・・」

「ちょ ちょっと恥ずかしいぞ・・・」

「ゼロの中身 まだSクラスしか知らないんだよね・・・ あんなバレバレなのに」

「ゼロの正体を暴こうというクラスもあるみたいなのですよ・・・!」

「皆さん まぁ聞きましょう 生徒会のお知らせでしょうし」


『ふふ 我はゼロ 学園に巣食う謎の存在だっ!これからもたまにこうして皆も前に姿を現すだろう!我の言葉を心して聞きたまえ!』

「結構適当な設定なのよね・・・」

「そこまでキャラを作り込んでないんだよね・・・」

「しっ ですわよ!アサミお姉様とバレたら幻滅する生徒も大勢いますわ・・・」

「学園長も突っ込まないのがもう普通になっているわね・・・」

『生徒諸君は 中等部などの学園にも生徒会はあったであろうから 仕組みはわかる生徒も多いだろう。ルシフェル女学園の初年度の生徒会 これは相当各国の期待もあるだろう。どんな生徒が生徒会に選ばれるかなど注目されている。広報活動でもテレビや雑誌のインタビューなども出ないといけない。まぁ 学園の憧れとも言っていいだろう。』

「そうね。生徒たちの見本というべき組織よ。」



『まず 生徒会長 これは生徒のまとめ役をしないといけない。生徒の要望を聞き学園に申請する 毎回の行事の挨拶 各国の王族や貴族の案内などもそうだなっ!』

「ええ 各国の学園の生徒会との会議などにも参加してもらうわね。適当な事をしていたら他の学園にも迷惑がかかる。ましてや出来たばかりの学園 歴史もないのだから下に見られる可能性も高いわね。そういう侮辱を受けるかもしれないと言うのは覚悟してほしいわ」

『まぁ 武力 魔法力で現時点 平民クラスの生徒でさえ 他の学園の生徒など足元にも及ばない強さになっている 下手をしたら殺してしまう可能性もあるなっ!ケンカを買い制圧してしまったら ルシフェル女学園は危険・・・と思われるかもしれない。』

「ええ そうね なので冷静に受け流すと言う事も大事なの。」

『例えばだが 前年度ブリタニア学園の魔術武闘会 優勝者 シルリーンデ嬢 今ルシフェルのエクスカリバーに所属している ギルバート君 アンネリーゼ嬢もだね 彼女達は学園祭の大会の時点ではレベルも500程度だった。』

「え そんなに低いんですの?」

「今 ギルさん達は何億レベルって行ってるけど ルシフェルの仕事をし始めた時はそんなもんだったよ」

『今では彼らも修行をしてレベルも高くなっているが各国の生徒で強者でもレベルはその程度なのだ。 ルシフェルの修行をした事もない一般の他国の生徒は 在学中の彼らに足元も及ばないだろう。この学園では今の時点で何千レベルと己を鍛えている生徒も多いだろう。本気でやってしまったら圧倒的な力を見せつけてしまう。知っているかね?能ある鷹は爪を隠すと言う言葉を』

「そうねぇ。相手のレベルを見て大人の態度で許してあげる事が出来れば満点ね」

『だが! 我らルシフェル女学園では舐められっぱなしと言うのは面白くない 実力の差をわからせてあげればいいのだ。エレガントにだ!』

「ふふ 様々な大会であなた達の力を披露してあげなさい。それだけで我が学園を見下す相手なんか消えていくわ」

『別に潰せということではない!キミ達は完成された淑女と言う形で世界中の憧れとなるのだ!キミ達の力に世界は驚くだろう!勝負事はエレガントに解決しようではないか!』

「エレガント気に入ってるみたいだね・・・」

「多分 い 言いたいだけなんだぜ?」

『ふふ まぁ 生徒会長はそんなルシフェル女学園の生徒の代表となる!気を引き締めて職務を遂行してくれたまえ!文武両道 生徒に良い見本になれるように努力してもらう必要がある!』



「なりたい人いっぱいいそうだねー わたしは興味ないけどー」

「当たり前ですわ!実家の期待に応えたい生徒もいるでしょうし自分の将来にも直結するでしょう」

「ワタシには・・・ムリだな・・・!」

「アイは脳筋だからねー」

「そうだねー!ユーナの言う通りだよー!」

「確かにアイには少し難しそうなのです・・・!」

「ワタシは 魔法の試合とかの方が好きだ!」

「Sクラスから確実に選ばれると言う事ではないようですし 気を抜いたらまずそうですね」


『次に副会長だな!生徒会長を補佐する立場 そして生徒会長がいない間の学園を守ると言う立場でもある生徒会長代行の権限もあるのだ』

「そうねー 各国の会議などに参加する場合は生徒会長の仕事もしなければならないので ある意味生徒会長より仕事が多そうね」

『もし 生徒会長が暴走した場合それは間違っている!意義あり!と進言しなければならない!』

「生徒会長を辞任させなければいけない状態の時に繰り上げで生徒会長になる事もあるかもしれないわね。まぁ 意図的にその状態にしようとした場合は退学にするけどね。」

「副会長は生徒会長を支え 生徒達の意見もよく聞かないといけないね」

『ふふ まぁそう怖がらないでくれたまえ。1人でやるのも難しいだろうから 副会長は2名枠を用意した 仲間となる同じ副会長と生徒会を支えてほしい』


「2名だってー!サーナ一緒にやりたくないー?」

「いいかもー!ユーナと一緒にやりたいかもー!」

「あなた達はほんとに仲いいわねー」


『さて 次は生徒会会計だな ルシフェル女学園の年間予算は100兆金貨を予定している。これはルシフェル王国からの正式な額であるね 余った分は返さなくてはならないが!』

「そうね 残った分を一時返還し また来年度予算とし100兆金貨を予算としていただくの」

『はーっはっはっ!ルシフェル王国にとってはその程度の金額などポイっとあげてしまえると言う事だと知るがいい!』


ルシフェル女学園がとても普通の学園に出来ることではない豪華な施設や教材などを使わせてもらっているのはわかっていたが 生徒は金があるなー程度で実際の予算額などは把握していなかった。

ゼロの100兆金貨という言葉を聞き 啞然とした生徒も大勢いた。

それほどルシフェル女学園はすさまじいものだったのだ。


「食事のメニューなんかももうすでに追加されているわね。まぁ他にも欲しい施設や魔道具なんかも要望を受ければすぐに対応できるように動いているわ」

「ある程度 何でも出来るがルシフェル女学園だからね。まぁ予算も潤沢なわけだね。素晴らしい」

『そして 生徒達にこんな事をしてほしい こんなイベントがあれば楽しいのではないか というのも生徒会行事として開催も出来る。だが それには予算がかかるということだ』

「生徒会の予算分配で好きにイベントをしてほしいのだけど 生徒会自体何でもしてもいいと言うわけではないわね。ちゃんとこの企画にはどんな物が必要かどれくらいの予算が必要か などしっかり吟味して残り予算を計算し 学園に申請する それを学園が許可出来たら開催と言う事ね」

『また 部活動の予算も会計のお仕事だ。部活会からの申請を受け これいらなくね?って言うのも却下する仕事 まぁ 部活動している側からは嫌われるかもしれないね・・・!』

「そうね 部活動の後の毎回のお茶会とかしたい とかは各自のお小遣いでやったらいいんじゃないかしら。そういうあまり部活動に関係のない申請は容赦なく却下してほしいわね」

『プロテインやスポーツドリンクや紅茶などの飲料の消耗品は予算として認めているがね。ただ お菓子は却下だ!寮や食堂 喫茶店 ファミレスで食べたまえ!』

「まぁ その程度ならいいのだけどあまりにも関係ないものは バカじゃないの?って会計に突き返されるでしょうね」

「例えば 文芸部なんかの資料としてライトノベルなんかは申請は通るかもしれないね。悪影響を与えるような物でなければね。」

『これも2名だな。初年度ゆえ会計は教師などの会計サポートが付く』

「初めから やれなんて言うのは出来ないでしょうから サポートに習ってお仕事を覚えて頂戴」

『我はよく知らんが 将来自分の店を持つ時など 生徒会会計の経歴は誇れるだろう。』

「これも2名かー!」

「どっちに立候補するか迷うねー!」

「初年度ですからね 厚めにしているのではないしょうか?」


そして ゼロとメルティーナ ソウジの役職による説明で 書記 庶務等の紹介が終わる


『そして 最後に!!選挙管理委員会だ!』

「そうね 1か月後 全生徒からの立候補で各役職の選挙が行われるわ。選挙の進行 選挙の立候補者の受付事務をはじめ、投票所を管理・運営し、投票事務、開票事務をおこなう組織ね。まぁ 選挙に関することはなんでもよ。」

『私に投票しなさいなどの恐喝 買収などの摘発 行き過ぎた選挙活動などの取り締まりもしてもらう。そして 立候補者に対しては贔屓などをしない 厳正な判断を下せる人物を募集する!』

「まぁ これから3年間 生徒会役員にならない人からの募集になるわね。これも教師のサポートを受けるのであわわと固まる必要もないわ。指示は大体教師がするのでそのお手伝いと思ってちょうだい。来年の選挙の時にはしっかり動けるようにはなっているでしょう。」

『まぁ生徒会選挙だけではないな イベントなど投票がある場合の集計なども仕事になる。』

「少し大変かもしれないわね」

『そういう奉仕精神のある生徒がお手伝いをしてくれると学園としてはありがたい』


「さて 生徒会第一期は 来年の秋までの任期 そして再選挙となるの」

『これから1年と少しの間だが 新しい役員に入れ替わる場合もあるだろう。今期に選ばれなかった者でもヤル気のある生徒は自分を磨きたまえ このルシフェル女学園は全生徒を応援しよう』

「選挙管理委員会の準備は半月で終わらせる予定 そして半月後に生徒会入りを希望する生徒には立候補してもらうわ」

「自分が生徒会に入ったら どんな事をしたいか どんな学園にしていきたいかなんかの意気込みを考えておいて欲しい」

「ええ 演説 各教室への挨拶 選挙活動をしてもらうことになる 1か月後に開票し選ばれた生徒は生徒会入りになるわね」

『ふふ では今回の我の仕事は終わりだ。生徒諸君また会おう・・・!』



「ゼロ・・・ 一体あなたは誰なの・・・!?」

「私達があなたの正体を暴く!!」

「Aクラス探偵団の仕事だよ!」





「なんか盛り上がってるね・・・!」

「ネタバレはやめた方がいいわね・・・」

「あまり関わらない方がいいよ!」

「ええ うっかりばらしちゃいそうですわ・・・」


生徒会選挙でこれからの学園を任せられるメンバーを集める事が出来るのだろうか

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