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シャーリーのこれから

「あの・・・アンドリューは大丈夫なのでしょうか・・・。少し色ボケをしていただけでそこまで悪い人ではなかったとは思うのです」

「まぁそうなのかもしれないけど 養ってもらう身で家庭で何もしないっていうのはシャーリーも甘やかしてたみたいだし責任があるよね。まぁあの王子は 私のする仕事ではない!メイドを雇えばいいではないかとか言いそうだけど」

「うう・・・その通りです・・・」

「あれ あれあれー もしかして寂しかったりするー?」

「ん- それも違いますね。アンドリューがその後どうなるのか少し心配なだけです」

「見てみようか さっき飛ばしたばかりだからね」

「見れるんですか?」

「へへ お安い御用だよ」


と そんな事を言っていると ミカエルとルナが転移してきた。


「わっ どなたです!?一応私の家なんですけど!!」

「アサミちゃん お仕事終わったー?」

【ふむ その人の子がシャーリーですか】

「ああ ルナ ミカエル様 これから少し送り返した王子の様子を見るんだ」

「この方がミカエル様!?たしかに素晴らしい力を感じます」

【ふふ シャーリー 私は天使長ミカエル よろしくお願いしますよ?】

「はい・・・!どうぞよろしくお願いします!」

と ひざまづき礼をするシャーリー

【そうです 普通はこんなものなのですよ アサミ あなた達最近私を敬おうとしませんね?】

「ええ・・・?!まぁ 最近はミカエル様が食いしん坊なのずっと見てるからね・・・」

「そうだね!食べてばかりだし!あんまり尊敬できないよね!」

【全く不敬ですね!】

「シャーリー 紹介するね。こっちの女の子が私と同じ星の精霊の神様 日本人で転移者だったんだけど 精霊化した私の妹みたいな子のルナだよ」

「えへへ よろしくね!」

「そして 天使長ミカエル様の下界用のお姿だね。今は人の姿で私の家で同居してるんだ」

【ふふ 下界での身分は アサミの姉と言う感じですかね】

「なんと・・・ そんな事も出来るのですね」

「あなたの事を私に知らせてくれたのもミカエル様なんだ。そして任務でここに来たってわけ」

【あなたの問題は記憶操作をアサミがすればすぐ解決しましたが あの王子は直に会って送り返さなければいけませんでしたからね】

「私もアンドリューが地球に来るなんて思っていなかったんです・・・!私には送り返す力なんてなかったのでアサミに依頼してもらえて助かりました」



「アサミちゃん この件はもう終わりなの?」

「ん- アンドリュー王子がどうなったか見守ってから ヴァチカンの記憶操作して終わりかな」

【ですがアサミ シャーリーはそのままにしてはいられませんよ この娘はもうすでに人として地球にいるだけで影響を持つ体質になっています。】

「そうなんだよねー。」

「うぅ・・・ 私これからどうしたらいいのですかぁー・・・」

【あなたには選択肢がありますね。1 ミューノアに移住する 2 オリーブに戻る】

「ミューノアと言うとアサミ達の世界ですね」

「あ 3もあるよミカエル様」

【はて 何かありましたか?】

「同じ聖女仲間に任せる」

【ああ アイネス星の聖女ですか それでもいいですね】

「ええと・・・話を聞くに私はもう地球には住めない と言う事なんです?」

【旅行に来る程度なら問題はありませんよ。ただあなたの力は地球では異変が起きやすいと言う事ですね。他の世界は魔法やスキルが当たり前のようにあるので誰も不思議に思わない ということです。他の世界だったらあなたは少し浄化の力があるだけの娘で生活できるでしょう】

「じゃぁ ウキョウにも話を聞いた方がいいね!」

「わかった 電話するよ」

「私を保護してくれる人ですね?お願いします!」


アサミとウキョウの通信機は どの星にいたとしても通じるというものだ。距離など関係ない

『もしもーし ウキョウー?』

『ああ アサミじゃない?今日はどうしたのかな?』

『今ねー イタリアに旅行に来てるんだけど ウキョウも今からこないかなーって』

『え!ズルイ!!私も行きたい!』

『じゃぁ 呼ぶねー』

『わぁ イタリアかー!行ったこと無いから楽しみです!』

【アサミ 仕事の内容を話さないで呼び出すとか詐欺ですね】

「まぁ 今回のシャーリーの件は 旅行のついでだからね!」


そして アイネス星からシャーリーの家に転移してくるウキョウ 今日はワンピースに春らしい色のカーディガンのようだ。


「ああ アサミ ルナ 会いたかったわ!ここはもうイタリアなのですか?」

「そうだよ GWに旅行するついでに地球での仕事を今片付けてるとこ ウキョウにも少し手伝ってもらおうと思ってね」

「あら 私に仕事?アサミならすぐ終わるでしょうに」

「まず 今回の仕事はこの家のシャーリーが ヴァチカンに聖人認定されることになったからその問題を解決しにきたんだ」

「えーっと シャーリーです 異世界ヴァーチェで聖女をしていました。最近地球に帰ったのですけど 回復魔法を使っていたらヴァチカンに招集がかかってしまって・・・!」

「あー・・・そういう・・・ 大変だったでしょう?私はアイネス星の現人神ウキョウです。元日本人でアサミの星とは近所なんです。仲良くしてもらってるの」

「まぁ シャーリーはどうとでもなるのだけど 地球に住んでたら環境が相当壊れる体質になっちゃったみたいでね 移住先を決めようと思っているとこなんだ」



「ヴァチカンの方は大丈夫なの?」

【ふふ ウキョウ それは心配はいりませんよ アサミの記憶操作でシャーリーに関する記憶は全て消す事もできますからね】

「わわっ・・・ ミカエル様もいらっしゃったのですね。」

【なんです 私がいると迷惑なのですか?】

「いえ まだアサミの家に遊びに行くときに何度かしかお会いしていないので緊張してしまって」

【ほら見なさいアサミ 私を尊敬する者は多いのですよ?】



「もうわかったから!!まず ウキョウのとこでシャーリーに仕事をさせる事って出来る?」

「そうねー 回復魔法はどの程度使えるのです?」

「私はー 最大の魔法は欠損した部位を生やすくらいですね 他は病気を治すとか怪我を治す程度」

「充分じゃない?私のお手伝いには凄すぎる逸材ですよ」

【現人神のウキョウが信頼する人間 と言う事はアイネスでの立場はしっかり保証されるでしょう】

「でも ミューノアにいた方がよいのではないです?」

「いや ウキョウがアイネスで気の許せる地球人がいた方がいいかなってね。 ミューノアにはいつでも遊びにこれるだろうしね」

「アサミ・・・!なんていい子なんでしょう!」

「へへ ウキョウは友達だからね!そのくらいは当たり前だよ!」

「そうですねー と言ってもたまに治療依頼が来る程度なのですけど 一度の治療で日本円で100万円くらいですかね。重傷患者もそこまでいないので 軽い怪我などは気持ち程度ですけどね」

「ええええええ そんなにもらえるのです!?」

「てか どれだけオリーブで給料もらってたの?」

「えーっと 城で保護してもらうくらいで基本の給料なんかはなかったですね。食費 住む場所が無料程度でした。地球に帰還した時に報酬もらいました。日本円だと1000万円ほどでしたね」

【安いですね・・・!一応世界を救っているんでしょうに】

「1000万というとアサミのお仕事の1日分にもなりませんね・・・ まぁ私もそこまでもらっていませんが」

「ウキョウは月300万円と治療した人数のお布施だっけ?」

「ええ 10%は教会の資金で引かれますけどね」

「そ そんなに!?」

「アサミ達の作り出す資金がとんでもないだけで 普通のヒーラーはこの程度ですよ。あなたの給料はしっかり払うようにいいましょう 一応私神なので」



「オリーブって貧乏なのかな?給料無しとかやばくない?」

「そうですねー 一応貴族達の生活はまさに物語 という感じでしたがそこまで裕福な生活をしているわけではなさそうでしたね。」

「まぁ 私は食事は毎回アサミの家に行きますけどね」

「そんなに簡単に世界移動できるのです?」

「別にいつでも会えるのだからミューノアに就職でも私はいいと思うけど」

「ウキョウと同じでミューノアに移動出来るようにはするつもりだよ」

【拠点はアイネスと言う事ですね アサミはウキョウの事を考えてアイネスでの勤務を勧めているのでしょう。アイネスの地球人はウキョウだけですからね。話し相手も必要でしょう?】

「まぁ 何ということでしょう アサミそこまで私の事を考えてくれるのね」

「ぶっちゃけルシフェルの給料の方が高いけど あなた達は同盟関係になる。ルシフェルでの買い物もお小遣いあげてるから別にお金の心配もいらないだろうしね」

「そのお小遣いが・・・使いきれないほどもらっているんですけどね 一か月1億円とかなんなんですか・・!」

「わわ・・・何その資金・・・」

「まぁ シャーリーは地球の都合で移住してもらうからね ウキョウの仕事を手伝ってくれるならそのくらいのお小遣いは支給するよ」

「1億円とかアサミちゃんがモンスター100匹倒せばすぐだしね!」

【あまり気にしない程度の金額なのでそこまで萎縮しなくてもいいでしょう】


「シャーリー 私のいる星アイネスはまぁファンタジー世界では田舎のような国ですが、アサミ達の国ルシフェルとは私の家にある転移魔法陣で数秒で移動できます。ルシフェルがすごいのは地球にある物は何でも買えるというスキルがある事ですね。まるで日本のような国ですよ。」

「ええっ!?それじゃぁ最新の物をいつでも買えるということ?」

「その通りです。世界中の商品 買えない物はないと言うレベルです。料理も地球からの移住者が料理店を出しているのでいつでも美味しい料理も食べられると言う事です」

「す・・・すごい・・・!」

【最近の私のお気に入りは ケンイチの中華ですね】

「うう 食べたくなってきたわ!」

「せっかくイタリアに来たし 新しい料理人も勧誘しようと思ってるんだよね!」

「なんですって!イタリア料理の美味しいお店紹介できますよ!」

「まぁ 移住は本人の意思だけどね。無理やりは移住させないよ」

【ふふ またルシフェルが素晴らしい国になりそうですね】

「まぁ そういう事でアサミ達の国にはいつでもいけるので アイネス星で私の助手みたいな仕事をしませんか?私の家に部屋もありますし」

「ウキョウ いいのですか?」

「構わないわ この家をそのままアサミに持って行ってもらう事もできるでしょうし」

「そうだね。地球に来るのも遊びに来る程度だと この家ほったらかしにするのもったいないしね」

「なんと!そんな事も出来るなんて!」

「じゃぁ 移住先の仕事はウキョウに任せるよ」

「ええ 私も新しいお友達ができてうれしい!」

「ウキョウ色々教えてくださいね」


「じゃぁ ヴァチカンでのシャーリーに関する書類を強制召喚」

シャーリーは回復魔法を使える それは世界中の難病も直す可能性があるということで結構な資料が作成されていたようだ。

【ヴァチカンではシャーリーを重要人物として扱う予定のようですね】

「えーっと 聖人シャーリーがいると戦争などの負傷者も治療でき 死人を生き返らせる可能性もあるかもしれない だって」

「えええええええええええ そんなの出来るわけないですよ!」

「これは 早いとこ消したほうがいいね!」

【ええ ヴァチカンに認定されるとずっとこき使われそうですね。アサミ 記憶操作をしてあげなさい。そしてヴァチカン招集も無かったことにし 残りのGWは旅行をしましょう】

「ミカエル様そっちの方が大事なんだね!」

【当たり前です!ピザを食べましょう!】


「あ 最後に見ておかなきゃいけないんだった」

「あ 素敵なお話ばかりでびっくりしていたので忘れていましたね アンドリューです」

「その人は何をしたのです?」

「シャーリーの帰還の時に一緒に地球についてきた王子だよ シャーリーに惚れてたみたいだけど ニートしてたから送り返したんだよ」

「迷惑な王子でしたが まぁオリーブで幸せに暮らしてほしいですね」

「男性関係ではなかったのですか?」

「妻だ何だと勝手に言っているだけでそういう関係はありませんでしたよ!」



オリーブ皇帝執務室


『まったく!貴様はどれほど身勝手な事をしたのかわかっているのか!』

『で ですが・・・陛下・・・!』

『いくら世界の救世主との婚姻を望んでいたとはいえ 貴様にはすでに婚約者がいるであろう?その婚約者も貴様の行方不明を心配してずっと泣いているそうだ』

『政略結婚なのです 愛などありません!シャーリーを再召喚で呼び出し側室にしてもらえるなら考えますが ああシャーリー!!おのれええええあの神め!私のシャーリーをおおお』

『貴様は・・・もうよい フランソワ嬢は貴様と一緒になれるなら王妃でなくてもよいといってもらえた。貴様から皇太子をシルベスタに移す シルベスタが貴様に言いたい事があるそうだぞ』

『ええ 兄上 あなたは一体何をしているのです・・・。皇太子という立場をなんと心得ておいでなのだ・・・見損ないました・・・ フランソワ嬢はあなたの為にきつい王妃教育をがんばっていたというのに!その気持ちに向き合ってはいかがか!』


「弟王子めっちゃ切れてるね!」

「フランソワって子が婚約者でいるのにシャーリーを妻だとか言っていたわけなんですね 最低じゃないですか!」

「だから あの人が勝手に言ってるだけなんです!!」


『あなたは仕事は出来ますからね この2か月どれだけ私が代わりに代行していたのかわかっているのですか?!仕事はたまりにたまっていますよ!』

『し シルベスタ 貴様はもう皇太子なのだろう?!仕事はお前がするべきなのでは!?』

『まだそんな事を言っているのですか!?まだ正式に皇太子の儀式はしていないのですから兄上の仕事でしょうに!!兄上が戻らなければ私の婚約者のディーナと婚約解消になっていたのかと思うとあなたを殺してもしょうがないほどなのです!!』

『そ そんなにか?』

『アンドリュー フランソワ嬢と共に一生シルベスタを支えよ!』

『シャアアアアリイイイイイイイイイ 私はいつまでもお前を愛しているーーー!』

『しばらく軟禁しておけ』




「あれはもうほっとこう」

「そ そうですね・・・」

【アサミ シャーリーにオリーブからの召喚を拒否するスキルを開発しなさい。あの王子本当に呼び出すかもしれませんよ】

「たしかにやりそうだね・・・!わかった」

「ああ アサミ・・・私もオリーブに戻らされたらどうなるかわかりませんでした。感謝を!!!」

「まぁ 忘れよう まだまだGW始まったばっかだからね!観光いこーーー!」



それから4日ほど イタリアのグルメツアーをしたりで楽しい休暇を過ごしたのであった。

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