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皇太子問題

「さて 聞かせてもらえますか?」

「シャーリー このケーキうまいぞ!食べた事のない美味しさだ」

「アンドリューあなた少し黙っていてください!」

「なるほど 大変そうだ。ヴァーチェの言葉が通じるのはあなただけ しかも惚れられていると」

「そうなの!この人のせいで相当苦労しているんです!」

「ははっ!それほどでもあるまい?私がシャーリーのフォローをしているくらいだよ」

「あなたってば・・・ほんと・・・・!」

「言葉も通じない 家事もしない 働きもしない ただのクズじゃん!なんでこんなの飼ってるの?ダメンズ育成するの好きなの?」

「ほっといたらこの人逮捕されるかそこらで野垂れ死にますからしょうがなくなんです!」



「まず あなたも異世界に行ったのならわかるだろうけどこの宇宙には何万と異世界がある。私の転移先のミューノアもその一つだね」

「私も聞いた事あるぞ?空に浮かぶ星が様々な世界になっているという物だな」

「まぁそうだね あなた達の星 ヴァーチェ星も一つの世界だよ。そして私は7年前ミューノア星に転移して魔王を倒して神になった。」

「比喩じゃなくて本当の神だというのか?」

「まぁそうだね 私と同時期に転移した仲間も神に認められてるんだ。そして地球へ転移して活動するのも認められてる。今日は天使長ミカエル様に依頼されてきたの」

「ミカエル様というと あの4大天使で有名な・・・?」

「有名な天使なのか?」

「ええ 地球では神話にもなっているくらいなんです」

「依頼というのは ヴァチカンで聖人認定される人がいる 異世界帰りだから何やらかすかわからないから監視しときなさい みたいなもんだね」

「ええっ!?私って要注意人物ということですか?」

「そこまで異世界帰りの人って珍しくないんだけどね。問題はそこの王子だね。完全に保護者の決まってない異世界人だし制御できそうにない」

「わ 私か!?妻はいるぞ!シャーリーだ!」

「まぁ ほんとに好き合ってるなら結婚なりなんなりしたらいいけど シャーリーはどうなの?」

「憎めないと言うのは確かですね 一緒にいて楽しいと言うのは認めます ですが この人なんもしないんです!私だけバイトに行って家でぐーたらと!!」



「マーリン この王子を地球に残したらなんか問題起きそう??」

マーリン:そうですね。シャーリーのストレスで結婚をしたとしても離婚する確率は95%ほどですね。そして 捨てられた王子は食っていけない生活になり犯罪に手を染める可能性は大です。

「アンドリュー あなたやばいわね?」

「なっ この妖精!何を根拠に!!不敬であるぞ?!」

「このマーリンは ゼウス神から授けられた子だからね。正解しか言わないよ。全知全能の神のスキルで作られたから ほぼその通りになる」

「わ 私がシャーリーに捨てられる だと・・・?!そんなバカな!」

「いえ アンドリュー そのマーリンって子の考えているのも間違ってはないです。あなた何もしてくれないもの・・・」

「し しかし 私は買い物ですらまともに言葉が通じないし読めないのだ・・・シャーリーが欲しい物を買いにもいけない・・・!ああ なんたることだ」

「つーわけで この王子 地球に残して無職ずっとするくらいならオリーブに帰したほうがいいんじゃない?」

「なっ!私はシャーリーを愛しているんだ!シャーリーを妃としてオリーブで生活出来るならまぁいいのだが」

「難しいですね あなた婚約者いるでしょうに」

「しかし!私はキミと離れて生きるなどできそうもない・・・!」

「別にあなた達 付き合ってないんでしょ?」

「ええ 彼が勝手に言っているだけです それに地球に帰って来たのだし私にも生活があるもの。それに私ってなんか揉め事に巻き込まれそうですしね」



「聖人認定か それはあなたのせいだね」

「どういうことです?!」

「ぶっちゃけ 魔法使いすぎだよ?何やってるの」

「ははっ そら見ろ シャーリーそなた 私は魔法で治療するのを辞めた方がいいといつも言っているではないか その組織に目を付けられるのも自業自得ではないか?」

「まぁ その王子の言う通りなんだけどねぇ」

「うぅ・・・ だって・・・ 直せる力があるのに知らない振りなんてできないです!」

「この王子は魔法が使えないみたいだけど 異世界人だからね 充分奇跡認定されるか宇宙人として解剖とかされるかもしれないね 宇宙関係の組織に」

「なっ 私もなのか?!」

「アンドリューを地球にいたままにするとアンドリューも狙われると言う事?」

「そうだねー 自分ではわからないだろうけど 王子にももう監視はついてるよ?」

「な なんだと・・・!?」

「聖人認定された女性と共に行動している何言ってるかわかんない男性 地球の言葉じゃないってのはもう見抜かれてるよ」

「た 確かに・・・怪しいですもん・・・」

「こ 言葉がわからないなんてことだけで狙われるのか?!」



「この地球にも能力者はいるみたいだね。私達ミューノアの世界の人間も一応は把握しているみたいだけど 私達を怒らせたくないみたいだね」

「あなた達にも監視何かついているのです?」

「宗教関係だね。預言者みたいな予知能力持ちで私達やあなた達を把握している人がいるっぽいよ。マーリン それはヴァチカンとは別組織なの?」

マーリン:そうですね。ヴァチカンでの奇跡認定はシャーリーの回復魔法を受けた者の証言を聞き調査をし始めました そして病人の振りをしてシャーリーに接触 回復魔法が存在すると確信したわけです。そして奇跡認定をこのGW中にヴァチカン上層部で再確認するということですね。

「なんと・・・!シャーリーの力を見る為にわざと使わせたと言う事か?」

「わざとらしくあなたの前で倒れたとかあったんじゃないの?」

「たっ 確かに!!!この2か月で10人ほど!」

「おかしいと思わなかったのかな・・・!少しいい人すぎない?」

「だ だって 苦しそうなんですもの・・・」



マーリン:一方 ミューノア勢を認知している組織はヴァチカンとは違い 所属する地球で発生する魔力を感知する能力者 予知能力などに把握されてしまいましたね。

「その組織の目的はなんなのだ?」

「異世界に行きたいらしいね。私達ミューノアを怒らせると異世界転移もできないだろうし 迂闊に手を出せないってことだね」

「なるほど そこで違う世界の異世界人のアンドリューということですか」

「王子に戻る力がないのすら知らないだろうね 異世界人と言う事で観察していれば何か発見があるだろうってとこかな」

「わ 私には魔法を理解することはできないのだが・・・!」

「そうだね ここまで魔力ない人初めて見たよ ミューノアの幼児より少ないなんて逆にすごいよ」

「くっ そうあっさり言われると私でも傷つくのだぞ?」

「そうなるとアンドリュー あなたオリーブに帰った方が安全ではないでしょうか?」

「しかし どうやって帰るというのだ!」

「シャーリーはどうするの?」

「そうですねー・・・ ヴァチカンやその別の組織から狙われたくないです・・・」

「シャーリーは戦う力がないのだ。私が守らないと・・・!」

「ん- あなたは魔王討伐関係で呼ばれたとかじゃないのか」

「ええ 私は浄化能力や回復能力で呼ばれました。世界各地を巡礼して魔力溜まりから発生するモンスターを兵士さんと共に駆除する というタイプでしたね。明確な魔王とかそんな存在はいませんでした。世界も落ち着いたので帰還したと言う事です」

「戦闘も兵士任せだからレベルもほとんど上がってないってわけか やばい位弱いなーって思ってたけどそういう事ね」

「シャーリーの身体はいるだけで浄化するという能力なのだよ」

「私がオリーブに帰す事もできるけど?」

「な そなたは出来ると言うのか?しかしそれだと私はシャーリーと離れ離れになってしまう」

「構いませんよ あなたが無事なら別にいいんじゃないです?」

「シャーリーの聖人認定も記憶操作すればなかったことにはなるねー」

「本当ですか!?是非お願いします!」

「ただ あなたは異世界に渡って浄化能力が体質になったみたいだし また目を付けられるかもね」

「シャーリー オリーブに一緒に戻った方がよいのではないか?」

「マーリン シャーリーの浄化能力 地球に住み続けたらどんな感じになる?」

マーリン:そうですね。シャーリーが住む地域は温度も高くなり 冬も短くなり 豊作になるでしょうね。そして空気も浄化され 風邪やインフルエンザなどのウィルスも死滅するでしょう。

「おっと あなたいるだけでやばいね」

「ええ・・・どうすればいいというのですか!!」



「ん- まぁシャーリーの方はなんとかするとして 王子 あなたは2か月くらいオリーブ帝国で行方不明になっているわけだけど?一応皇太子なんでしょ?だいじょぶなの?」

「う・・・うむ・・・ もしかしたら私を召喚すると言う事も考えているのだが・・・シャーリーを召喚する時には魔力を1年ほど魔法陣に溜めていたのだ。帰す時はそこまで魔力を使わないのだが 呼ぶ時はかなりの魔力を消耗する。」

「アンドリューあなたもういない者として別の王子に皇太子が変わってるかもしれないね・・・!」

「なっ・・!そういう事もあるのか・・・?」

「私の帰還にムリヤリついてきたのですよ?なぜそうなると思わなかったのですか・・・!」

「そうだねー もしかしたらもう戻らないって王家も思ってるかもね。実際私が来ないと帰る手段もなかったわけだしね」

「となると オリーブでの私の立場は・・・?」

マーリン:第2王子のシルベスタに移行準備を始めていますね。

「シルベスタか。あいつなら何とでもなるであろうな」



マーリン:しかし シルベスタはアンドリューを憎んでいます。

「どういうことだ!!!私達兄弟は仲はそこまで悪くはないのだぞ?」

マーリン:公爵令嬢フランソワの存在です。アンドリューと婚約状態になっていましたがアンドリューは行方不明 王家としては公爵家との繋がりは絶対ほしいのでシルベスタに婚約者を変更する計画が立てられています。そしていなくなったアンドリューのせいで望まぬ結婚をする事になるかもしれないシルベスタは戻ってきたとしたらアンドリューを殺害しても構わないと言うくらいまで憎んでます。

「あら・・・ あなたオリーブに戻っても命危なくないですか?」

「婚約破棄でいいであろう!!!!シルベスタも言いなりになりおって!!」

「あんた・・・それ言っちゃダメでしょ・・・」

「そうですね・・ いくら望まぬ結婚だとしても愛する努力はした方がいいと思いますよ」

「しかし!!私はシャーリーを愛してしまったのだ・・・!」

「うわっ あんたをミューノアで匿ってあげてもいいかなって思ったけど ちょっとダメだわ・・乙女ゲーだと真実の愛に目覚めたのだ!とか言って 別になんもしてない令嬢をポイ捨てしそう」

「確かにフランソワ様は私も見た事ありますけど 性格はいいですよ?ただその・・・」

「あんまりかわいくないって事なんだね」

「私の倍ほどの体重があるのだ・・・!」

「なるほど ダイエットでもさせたらいいじゃん」

「趣味が食べ歩きなのだぞ?運動をする時間などない!」

「ん-・・・ じゃぁ あんた平民として生きていけばいいじゃん。私もうどーでもいいよ」

「オリーブであなた生きていけないでしょう?王家に戻ると言う事はあなたの婚約のお話も浮上しますし シルベスタ殿下も恨みは完全に消える事もないと思いますよ」

「ん- シャーリー あなたこの王子を帰して縁切った方がいいんじゃない?」

「そうですね 本当に私を愛しているのかすら怪しくなってきました」

「なっ!!貴様 神であろうと許されんぞ!!」

「ぶっちゃけていうと 地球にいる時点でニートになってるんだから オリーブで立場を捨てたとしてもあんた家事もしないと思うよ?シャーリーに養ってもらおうとしてるの?」

「そうなんです!!この人 食べた食器も片付けないし 掃除もしないんですよ!?」

「ん- シャーリーが好きならまぁ好きにすればいいけどね」

「嫌いではないのですけど アンドリューは甘えていると思います。多分 皇太子に戻るとしてもフランソワ様を正室にしてほったらかし 妾を愛する事になりそうです」

「おお そうか その手があったのだな!シャーリー 私の第二王妃になっておくれ!」

「うわ・・・ ないわー・・・ シャーリー こいつをオリーブに飛ばしていい?」

「そうですね・・・!私二股とか許せないです!」

「なっ 待ってくれ!それだとシャーリーを守ることが出来ないではないか!」

「ははっ シャーリーは私が守ってあげるから心配しないでいいからね!」

「アンドリュー 私の事はもう忘れてください あなたの事はおもしれー男 程度には好きでした」

「シャーリーーーーーーーーーーー!」

「えーっと オリーブの皇帝の前に転移!」

「なんだってえええええええええ」

「叱られなさい」

「ああああ シャアアアアアアアアリイイイイイイイイイイイ」


「ふぅ・・・ これでよかったかは知らないけど・・・」

「いえ いいんですよ アンドリューも国を捨てるなどほんとはしたくなかったでしょうし 事務系の仕事はしっかりしてたんですよ?」

「まぁ 別にいいか 私には興味ないし」

「あなたの事は忘れませんよ 幸せになってくださいね」


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