場面43 アンナの不安と交換条件
~これまでの転移一家~
風土病にかかった異世界の幼い男の子を救う薬を手に入れた芽衣子。
リングとコンテナに近く、そして清潔な場所で治療を行う為、一時的に幼子とその姉を自宅の離れに住まわせた。
※すいません。今回はかなり長めになってしまいました。
鐘の音で誠司が目覚めると、そこは自分の部屋のベッドの上だった。
異世界転移は長い夢だったのではないかと一瞬疑ったが、スマホは乾電池式の充電器に繋がっていて、肩には筋肉注射による鈍痛が有ったので夢ではないと分かった。しかしまだ外は薄暗かったので、スマホで時間を確認する誠司。
「何時だ?…やっぱりまだ明け方じゃないか。」
昨夜は兄の博史と電話した後で、もう暗くなっていたので明かりに電気を使うのは勿体ないと考えて、早々に寝たのだった。一昨日は今の座卓で寝て疲れが取れなかったのもあり、自室のベッドで寝ていた。
「この変にはモンスターは出ないらしいけど、生息するなら何か準備しておいた方がいいよなぁ…。」
二度寝も考えたが十分な睡眠時間を確保していたので、誠司はそのまま起きると玄関から外に出た。納屋の先、家の敷地から先を見れば教会と、その周りには家屋が点在する農園が広がる異世界だった。
「うーん。やっぱり早朝の空気はいいなー。異世界だから空気がいいのか?」
「私もこの時間が一番好きです。」
誠司が振り返ると、そこにはアンナが居た。
「ああ、アンナさんか。おはよう。」
「おはようございます。昨日はありがとうございました。」
アンナは頭を下げた。自分はまだ半分寝ぼけていたが、アンナはしっかり起きているように誠司は思えた。
「早いね。いつもこの時間に?」
「日の出の少し前に起きます。セージさんが出ていくのを見えたので様子を見に来たのですが、メイさんもまだ寝ていますね。皆さんはいつも遅いのですか?」
「ああ、だいたい7時に起きるけど、メイ姉はもう少し早いかな。そういえば時計は?」
「水時計が領都にありますが、この村にはありません。代わりに教会で夜明けと正午に鐘を鳴らしています。」
「そっか。神父様には置き時計とか渡しておいた方がいいのかなぁ…。マウロ君の調子はどう?注射のせいで肩に痛みが出るかもしれないけど、それは問題ないから。」
「はい、頂いた食事もすっかり食べて今もまだ寝ていますね。注射で痛みが出るならセージさんも痛いのでは?私の治癒魔法を――」
「いや、大した痛みじゃないから大丈夫!」
アンナが治癒魔法を使おうと近付いたが、急に接近されて焦った誠司はつい断ってしまった。
「えっと、ありがとう。本当に大丈夫だから。でもマウロ君って昨日は昼間も寝てたよね。よく眠るなぁ。」
誠司は帰国後に昼夜逆転していた芽衣子を思い出した。
「そうですね、言われれば確かに最近は特によく寝るようになりました…。けど病人なら仕方ないのでは?」
「まぁ…そうだね。アンナさんはこれからどうする?マウロ君の看病が必要とはいえ、ずっと横に居なきゃいけない訳でもないでしょ?」
「はい。教会に様子を見に行こうかと――」
予定を話そうとしたが、お腹からグゥという音が鳴ったのでアンナは慌ててお腹を両手で抑えると赤面した。
「朝飯作ってくるよ。6人分。いや、ブローギンの分も入れて7人分作るかな。」
「セージさんが作るのですか?」
「ああ、そうだよ。うちじゃ家事が出来るのは俺だけだし。」
「メイさんは?」
「メイ姉は食べる専門。ひとり暮らししてた時も有るけど、食事はどうしてたのか謎だね。」
「どちらで料理を?」
「量も多いし、今日は母屋で作るかな。」
「そうですか…。」
「どうしたの?」
「お手伝いしようかと思ったのですが…。」
「ああ、そう?なら、お願いしようかな。」
「いいのですか?」
「もちろん。ダメだと思ったの?」
「はい、ずっと外で調理されていたみたいですし、家族以外を家に入れたくないのかなと。」
「うちは土足禁止だけど習慣を押し付けるのはどうかと思ってね。でもアンナさんはもう素足で離れにも上がったから、いいかなと。じゃあ行こうか。」
玄関に入ると、アンナは興味深そうにキョロキョロと母屋の中を見渡していた。
「地味に段差もあるから、足元には気を付けてね。」
誠司は無言で頷くアンナを確認すると、短い距離だがゆっくりと台所に向かった。
「さて…何を作ろうかな。昨日は雑炊だったし、マウロ君には消化の良い物の方がいいだろうけど同じものじゃ芸がないしなぁ。」
「あの、私も弟も何でも結構ですから、あまり気を使って頂かなくても。」
「ううん。カレー以外で同じものを食卓に出したら負けかなと思っている俺のワガママだから。」
「カレーというのは甘い食べ物ですか?」
「いや、カレーはむしろ辛いね。カレーうどんは有るけど病人向きじゃないしなぁ…。アンナさんは甘いのが好きなの?」
「最初にお会いした時に頂いたお菓子は大変美味しかったです。」
アンナは引っ越しの挨拶として芽衣子と誠司が持ってきたクッキーの味を思い出して恍惚としていた。
「じゃあそのうちクッキーでも焼こうか。形は普通のやつになるけど。」
「その時は是非お手伝いさせてください。」
10代に見えるその容姿とは相反してあまり表情を変えないアンナだったが、この時の瞳に強い目ヂカラのようなものを誠司は感じた。
「あ、ああ。分かった。その時は必ず声をかけるよ。でも今は朝食だから…フレンチトーストなら甘いけど、材料が無いからなぁ。」
「何が有れば作れますか?」
間髪おかずにアンナは誠司に材料を問いただした。
「えっと、柔らかいパンと卵と牛乳だね。」
「どれもこの村にはありません。パンは硬いものでしたら焼けますが…。」
作れないと分かるとアンナの瞳から光が失われた。これ以上はお菓子の話題をしてもアンナは暗くなる一方だと感じた誠司は話題を変えた。
「焼けるのか…。ブローギンが持ってた硬いパンは貰ったけど、アンナさんがどんなパンを作るのか興味あるなぁ。」
料理をする誠司にとって、この世界でどのような材料と道具でパンが作られるのか純粋に興味が湧いての質問だった。
「私の?…ああ、そのままの意味ですね。はい、もし宜しければ。あまり上手に焼けませんが。」
誠司の質問に若干驚くアンナだったが、やや間が有ってから了承した。何か別の意味になり得るのか確かめたかった誠司だが、藪蛇になりそうだと考えて追求しなかった。
「あ!そうだ。うどんの乾麺が有った。でも教会まで持って行くなら麺が伸びそうだな…マウロ君の以外は焼きうどんにするか。うん、ちょっと待ってて。」
普段は冷凍うどんを使っている誠司だったが、結婚式の引き出物として新之助が貰っていたのを思い出して食料庫に行き、すぐに戻ってきた。
「有った有った。量も丁度いいな。よし、じゃあアンナさんは袋に入ってる麺に巻かれている紙を取り除いて、このボウルに入れて下さい。」
乾麺の袋を少し破って誠司はアンナに渡したが、アンナは紙を取りながら不思議そうに麺を眺めていた。
「この硬いヒモを食べるのですか?」
「ああ、それは乾燥させて日持ちするようにしてるから、そのままじゃ食べられないね。だからこうしてお湯を沸かして、そこで茹でるのさ。こっちじゃ乾麺はあまり普及してないのかな…。」
誠司は解説しながらペットボトルの水を次々と鍋に注ぎ始めたが、アンナは手を止めて俯いた。
「すみません。あまり物を知らなくて…。」
アンナの表情に違和感を感じた誠司は、ちゃんと話を聞いておくべきと思い、水を注ぐ手を止めた。
「どうして謝るの?」
まだ水は足りなかったが、誠司は鍋のコンロに火をつけると食卓から椅子を引っ張り出した。椅子の前後を逆にすると、椅子の背中部分を抱え込むようにして座った。
「…どうして?」
「俺の気のせいなら良いけど、今のアンナさんは俺に――いや、俺たちにかな?後ろめたさ…みたいなのを感じているみたいだったから。メイ姉の足を治してくれた後もそうだった。あの時の理由は何となく察しているけど、今回のはどうしてかなと思ってさ。言いたくないならそれでも良いけど、何か引っかかりとか有るなら、教えてくれると俺も安心出来るかなと。」
アンナは自然に謝っていたが、その理由を問われて自問した。
「どうしてと聞かれましても…いえ、今回は言いたくない訳では。でも、そうですね…メイさんからは薬のお礼や代金は治ってからで良いと言って頂きました。けど…。」
「けど?薬が効くとは思えない?代金が高すぎるとか…ん?そういえばメイ姉から薬の値段の話をしてたみたいだけど、マーロと円のどちらで話をしたのか俺は聞いてなかったな。」
「薬の効果については神父様と共に確信しています。マウロは確実に治るだろうと。代金についてはメイさんから『大人10日分の労働か、10回分の回復魔法でいい』と言われました。本当にそんな事で宜しいのでしょうか?」
「日当1万円として10日分で10万円か。なるほど。回復魔法の価値については分からないけど、例えば村民が怪我をして回復魔法を使わないとやばい時に、どういう対価を貰ってたのかな?」
「いえ、対価なんて…でも皆さん収穫されたお野菜などを寄進して下さいました。」
「魔法の代金は野菜かぁ…というか、メイ姉の足を治してくれた礼として薬をプレゼント。代金とかナシ。そんな話にならなかったの?」
「ええ、メイさんからはその提案を頂きました。しかし、あれは新たな村民に対する当然の行いです。」
「なら、その行いに対する寄進が薬。それじゃダメ?」
誠司の言葉を聞いたアンナは少し笑って、最後の乾麺をボウルに入れた。
「メイさんと同じ事を仰るのですね。昨夜はそこから魔法の価値と薬の価値に対するお話で、お互い譲らずといった感じになりまして。」
「で、さっきの条件で落ち着いたとか?」
「その通りです。次は何をしましょう?」
「じゃあ野菜を…いや、削り節を作って貰おうかな。」
誠司は野菜とまな板、包丁を自分が座ってた場所にセットすると、今度はかつお節と削り器を取り出してアンナの目の前においた。
削り器は一見すると小さな引き出しのついた木の箱だった。上部の蓋を外すと、箱の中から僅かに出てる金属の刃が出ている。誠司はその刃を親指で撫でるように触って切れ味を確かめた。
「よし、まだ研いだばかりだから大丈夫そうだな。これを、こう動かして削って欲しい。指も一緒に削らないように気を付けてね。ゆっくりでいいから。」
削り器を実演して見せるとアンナが頷いたので誠司は渡してみた。
「…これで良いですか?」
最初はぎこちなかったが、徐々にスムーズな動きになっていった。
「うん、その調子でお願い。」
誠司は再び食卓の椅子に座ると、野菜を切り始めた。
「じゃあ…条件に納得出来ないとか?」
「というより、疑問でしょうか。だって私たちは薬だけでなく食事や家だってお借りしてます。薬には清潔な環境が必要というメイさんのお言葉に甘えましたが、本当に良かったのか…。」
「そっか。弟の為とはいえ、まだ知り合って間もない赤の他人に治療の間とはいえ、数日も甘えるのは色々な意味で怖いかもなぁ。」
「怖いとは思っていません。ただ…」
アンナは削り節を作る手を止めると、顔を上げて誠司を見た。
「ただ?」
そんなアンナに釣られて誠司も手を止めてアンナを見返した。
「…不思議だなと思っています。セージさんのお言葉をお借りするなら、色々な意味で。」
そう言ってアンナは誠司の瞳を見つめた。見つめられた誠司は何かを見透かされそうな気がして目を逸らしたが、年下に主導権を握られたようで若干の悔しさを感じた。
「あー…そういう時はあれだよ。」
誠司は何かを思い出そうとする振りをして空を見つめながら考えた。
「あれというのは?」
「あれというのは….俺の国では『困った時はお互い様』という言葉が有るのさ。うん。」
誠司は思いついた言葉を適当に口にしていたが、発声した後で我ながら良い思いつきだと思った。
「お互い様?」
「うん、『あなたが困っていると私も困る』とか『困っている時はお互いに助け合いましょう』みたいな意味かな。」
「私が困ると、セージさんも困るのですか?分かるような、分からないような…。」
「例えばマウロ君が悲しいとアンナさんも悲しくならない?」
「なります!」
「ね?そんな感じ。それに…神父様とアンナさん達は家族だよね?」
「はい、私達はそう思っています。」
”私達”の範囲が姉弟までなのか、神父も含まれるのか分からなかった誠司だが、あまり深く聞くのもよくないと考えた。
「君たち家族が居てくれたおかげで、俺たち家族はかなり救われた。」
「セージさん達に救いが?」
「うん、だって朝起きたら全く知らない土地で、更に誰も居ない無人地帯だったら、どうなっていたか。きっと今頃は森に探検に出掛けた俺と親父が野兎病に罹っていただろうし、そうなれば毎回メイ姉の不味いメシを食わされていただろうね。ほら、最悪だろ?」
「私はメイさんの料理をまだ食べた事が無いので…。セージさんの国では木片を食べるのですか?」
アンナは持っていたカチコチの鰹節をしげしげと見つながら聞いた。
「木片?…ああ、それは魚を乾燥させたものだよ。」
「お魚?これが?…そういえばお魚の匂いが。」
持っていた手をクンクンと嗅ぐアンナを見て誠司は立ち上がると、削り器の引き出しを開けて中の削り節を摘み出した。
「ほら、こっちの方が分かりやすいよ。そのまま食べても今なら味もすると思う。」
手の平の乗せられたものを見つめたアンナは少し摘んで食べた。
「…おいしい。でも今ならというのは?」
「こいつはお湯に入れて出汁を採るから味は殆ど無くなる。」
「出汁を取ったらこれらはどうされるのですか?」
「捨てる事もあるけど、今回は結構な量が必要になるから、醤油と砂糖で味付けし直してオカカにするかな…お昼は握り飯で。ああ、こっちの文化で冷めた食事は失礼に値するとか有る?」
「いいえ。我々庶民にはそんな文化は有りません。ここにはお砂糖も有るのですか?」
「う、うん。お菓子用の上白糖は無いけど、料理用なら三温糖が少し。あ、そういえば去年作った梅酒用の角砂糖がどこかに有ったな。後で探して置くよ。ブローギンの反応も知りたいし。」
庶民以外の文化が気になった誠司だが、砂糖の存在を問うアンナの迫力に負けて聞き損ねた。
「その際は同席させて下さい。」
アンナが削り節の作成に戻ったので、誠司も了承すると野菜のカット作業に戻った。
「それで…えっと、何の話だったか。」
「私たち家族が居なければ、大変だったというお話でしたね。」
「そうそう。もしアンナさん達が居なければ魔法の存在も知らず、悪人と衝突して丸焦げにされていたかもしれないし。どこかモンスターの群生地帯に入り込んで食べられていたかもしれない。でも、そうはならなかった。」
「私たちが居たから?」
「そう。だから、居てくれてありがとう。」
「…。」
「あとはそうだな…。これからも居てくれないと色々困ると思う。だから、そういう打算も有ると思って貰えれば、アンナさんの疑問や不安も晴れないかな?」
「そうですね。」
アンナは俯いて一心不乱に削り節を作っていたので、誠司からその表情は見えなかったので言葉を続けた。
「それでも、もしまだ不安なら…。」
言葉を続けようとした誠司だが、流石にそろそろネタ切れになってきたと思っていた。
「不安なら?」
ネタ切れを感じ取ったのか、アンナは続く言葉を期待するような、それでいて挑発するような顔で誠司を見た。そんなアンナを見て、またも手玉に取られたような感覚になった誠司だが、『アンナはよく美人と言われてきたようだ』という芽衣子の言葉を思い出した。
美人とよく言われているなら、言い寄られる事も多く、あしらいも慣れているだろうと誠司は考えた。
「もしも不安なら、俺が君にお近づきになりたいから良くしているとか?」
言ってから誠司はそんな奴はゲスだなぁと思っていた。
「つまり下心で動いてると思えと?」
「そう。」
「それで安心して治療を受けてくれるなら、俺が憎まれ役を買うと?」
「そう。…ん?」
そこまで言葉にしたか?と疑問に思った誠司は野菜を切る手を一時停止して、見上げるとそこにはアンナの笑顔が有った。
「そうですね、ではそういう事にしておきましょうか。」
アンナに考えを見透かされた誠司は少し不貞たが、そんな誠司の態度を見たアンナは昔に孤児院でイタズラに失敗した子供達の事を思い出していた。
「ああ、代金の魔法10回が早めに消化されれば気がかりも早く無くなるのかな。だったらやっぱり肩に回復魔法をお願いしようかな。」
「そうですね。…薬を手に入れたのはメイさんと聞いてます。」
誠司の肩に手を伸ばそうとしたアンナだったが、一時停止して尋ねた。
「うん、…そうだね。」
医師で薬を持ってきた真名美までのラインを引いたのは間違いなく芽衣子であり、一応は自分も手を尽くしはしたが、それをアピールするのは情けないと思った誠司はただ認めるだけだった。
「では薬の対価はメイさんにお支払いしましょう。」
「え?そっか、分かった。」
治癒魔法がどんな感じか、少し興味があった誠司は肩透かしを食らった気分だった。
「なのでセージさんとは別の…そうですね。お菓子か…もしくはその作り方を教えて頂けたら、治癒魔法を一回。それでいかがですか?」
「お菓子で?そんなので良いなら、うん。」
「分かりました。では約束も兼ねた先払いで。」
アンナは鰹節を置くと、手をパンパンと叩いて誠司の肩に手を伸ばした。
「今度は逃げないのですね。」
「え?うん、そうだね。」
「セージさんは意外と人見知りですか?」
「自分では普通だと思ってるけど、そうは見えない?」
「さぁ。どうでしょう。」
アンナが目を閉じると誠司の肩に置いた手の平が淡い光に包まれた。
「へぇ…暖かいような涼しいような、それでいてムズ痒い感じもするなぁ。不思議。」
光が消えると、誠司の肩に残っていた筋肉注射による鈍痛も消えていた。
「おおー!あ、注射を打ったからとはいえ、マウロ君にはまだ治癒魔法はナシでお願い。」
「はい。メイさんからも注意されたので大丈夫です。」
「それなら良かった。よし、それじゃ野菜も切れたし、削り節も…十分だな。」
「もう手伝えるものは有りませんか?」
「あとはもう茹でて炒めるだけだから。ありがとう。」
誠司は削り節を取り出すと網のボウルに入れた。
「作るのを見ていても良いですか?」
「もちろん。」
誠司が失言などの粗相をしたら即座にフォローに入ろうと、台所の外では聞き耳を立てながら芽衣子がスタンバイしていたが、いい感じだと分かると静かに離れて行った。
いつまでになるか不明ですが、しばらく不定期更新(目標は月曜に週1投稿)とさせてください。




