第4話 槍使い、仲間をゲットする。
戦闘シーン無かったからか余計書きにくかった?
1週間期間空いたうえに中身ぺらぺらすぎて申し訳なさすぎる・・・
ダレカブンサイヲクレェエエエ
「いつつ・・・」ズキズキ
いてぇ、体全体が痛い。
俺は何をしてたんだっけ・・・確かいきなり異世界に飛ばされて・・・ゴブリン倒して・・・変な扉の中に入って・・・サイコパス少女と出会って・・・っておい!
「アイツは!?」キョロキョロ
辺りを見回してみる。あの『天の圧縮』?だったか?あの魔法の余波でボロボロになっていてあちこちが瓦礫まみれになってる。
確かぶん殴って気絶させたんだよな?んでぶん殴った先はここら辺の筈・・・
「うっ・・・」
「お、いた。」
瓦礫を適当に退けていたら見つけた。
所々ホコリまみれになっているけど・・・
ヤバイ、かなりの美人だこの娘。今気付いた。
滅茶苦茶顔整ってるし、スタイルもいい。
俺の好みどストライクすぎる・・・。
・・・取り敢えず起こそう。
「おい、大丈夫か?」
「うん・・・」
「気がついたか?」フニフニ
「ん・・・」
「・・・」フニフニフニフニ.....
「うにゅ?」
「うにゅ?」
「あ・・・え・・・・・?」
「おはよう」
「あ、おはよう・・・?え・・・?あっ!」ボッ!
「おい!どうした!?」
「・・・見た?」
「は?」
「だから・・・見たの?」
「何を?」
「・・・寝顔。」
「見たk「バカァアアア!!!」ひでぶっ!?」
な、何で殴られたん?解せぬ・・・。バタン
「知らない天井だ・・・。
まさかこの台詞を使う日がくるとは・・・」
「あ!大丈夫!?痛くなかった!?」
「大丈夫だ、問題ない。」
「良かった・・・」ヘナヘナ
・・・俺が大丈夫な事を伝えたら安心した?
どういうことだ?戦闘中と態度が違いすぎる。
「ありがとうございました。助けてくれて。」
「へ?」
「お恥ずかしい話なんですが・・・」
彼女の説明曰く、父親にここに連れてこられた。
私を置いて一人で帰っちゃった。
考えられないくらいの時間が経っていくうちにどんどん黒い何かに侵食されていくように感じた。
それで完全に侵食された。
それからまたすっごい時間が経った時に俺と出会って俺に負けたら侵食していた何かが消えていくのを感じてようやく解放されたとのこと。
「予想以上に苦労なさってるようで・・・」
「あははは・・・」
・・・笑えねぇよ普通は!?
「何でここに連れてこられたとか理由は分からないのか?」
「分かりません、急にここに連れてこられてそのまま今に至りますから。」
・・・解せねぇな。
「ここには親父さんに連れてこられたんだろ?なら説明の1つや2つあってもおかしくないと思うんだが?」
「それが・・・連れてこられた当時の私はまだちっちゃくて当時の事を良く覚えてないんです。
記憶に霞みがかかっているというのもあります、おそらく誰かが私の記憶に魔法をかけたんだと思います。」
「魔法か・・・」
魔法、ファンタジー世界の代名詞といっても過言ではない。
某汚れた血の映画でも使われており、かなりの人々が使いたいと願ったものだ、使えなかったのだが。
「お名前を聞いてもよろしいでしょうか?」
「名前・・・ですか?」
「命の恩人の名前を知りたいのは当然じゃないですか」フフン
へっ?命の恩人?
「命の恩人?俺が?」
「そうです。私は貴方に気絶させられたときに始めてあのよく分からない何かに解放されたんです。解放されなかったら私の意思はあのまま侵食され続けていたままだったのですから。」
「そ、そうなのか・・・。」
「空、時雨 空です。」
「ソラさん?シグレが名前じゃないんですか?」
「俺の国では先に姓名が付いて後に名前がつくんですよ。」
「そうなんですか・・・私はイニス、と申します。助けてくれてありがとうございました、ソラさん。」
面と向かって真剣に礼を言われたのはいつ振りだろうか、めっちゃ照れる。
「そ、それよりイニスに聞きたいことがあるんだけどいいか?」
「?何でしょうか?」
男として、アニメ大国とまで呼ばれる日本人男子としてこれだけは聞いておかねばならぬ。
「さっきの話のなかでも言ってたけどさ・・・『魔法』はさ、俺でも使えるのか?」
「魔力さえあったら使えますよ?」
「魔力?」
「魔法を使うためのエネルギーです。ステータスにMpという値がある人なら誰でも使える筈です。」
「何・・・だと・・・・・?」
Mp?そんなステータス値有ったっけ?嫌、あるよね?俺の夢潰えるのはまだ早いよね?
「あの、私でよければ魔力が有るかどうか見てみましょうか?」
「お願いします!!!」
「あの、言いにくいんですが・・・ソラさん。」
「何となく言いたい事は分かるんですけど何でしょう?」
「魔力、ないです。」
「・・・もう1回お願いします。」
「魔力、ないです。」
「ふぅ・・・聞き間違いかもしれないからもう1回お願いします。俺、魔力ありま「ないです。」やっぱり?」
・・・儚い夢だったなぁ(白目)
「あの、ソラさん。」
「・・・何でしょう?」
「ソラさんは魔法を使いたいんですよね?」
「そうですけど・・・」
「1つだけ方法があります。」
「何ですと!?」ガバッ
「私達がいるここ『サンドリス迷宮』の最奥にある『魔法玉』というアイテムを使えば魔法が使えるようになるみたいです。」
ふむふむ、魔法玉なるアイテムを使えば俺も魔法を使えるようになるのか。オラ、ワクワクスッゾォ。
それにしても、
「迷宮?って何?」
「迷宮はダンジョンの事らしいです。世界に五つあってこのサンドリス迷宮はちょうど中間にあたる難易度のダンジョンらしいです。ダンジョンには最奥にとんでもない宝物が有るらしくてここサンドリス迷宮の宝物が魔力の無いものに魔力を与えるアイテムらしいです。」
「ならこの迷宮を攻略しないとな・・・
それにしてもイニスは何でそんな事知ってるんだ?」
「私が黒い何かに侵食されていたときにそういう知識が流れ込んできたんです。詳しいことは分からないんですけど。」
何ていうかお互い苦労してるのね・・・・・
「うし、休憩終了!そろそろいくか。」
「え?ソラさん?どこに行くんですか?」
「この迷宮の最奥、死ぬかもしれないけどね。多分俺より強いモンスターなんてざらにいるだろうけどさ、男なら覚悟を決めなきゃいけない時が有るんだよ。」
そう、全ては魔法という子供の頃からの夢を叶えるために。
「後の理由は、さっき気付いたんだけどさ。
・・・俺がこの部屋に入ってきた扉、完ッ全に倒壊してるんだよね、戦闘の余波で。」
「・・・え?ウソ!?」キョロキョロ
さっきイニスを探していたときに気付いたんだが俺が入ってきた扉は完全に使えなくなっていた。
具体的に説明すると、まず扉のあった場所が完全に潰れていて出入りできないうえに扉の回りか瓦礫で埋まっているため結局戻ることは不可能になっているのだ。
なのにさっきまでは無かった階段が出現してるっていうね!先に進めって言いたいのは良く分かったよ!!!ファッキン!!!!!
「こんなのどうしたら・・・」
「先に進むしかないよな・・・イニスはどうするの?」
「私?ですか?」
「俺はこのまま先に進むけどさ、イニスはどうしたいのかなー?と思って。」
「私は・・・外に、出てみたいです。
・・・もうここにひとりぼっちは嫌なんです。」
「なら一緒に行くか?」
「え?」
「俺だってひとりぼっちは嫌だし、俺一人で行くよりイニスも行くんだったら俺と二人で行った方が良いだろ?ここからさきは何があるか分からない。イニスは俺より強いんだし、出きれば一緒に来て欲しい。」
「私がソラさんより強いなんてそんな事はないです。」
「嫌、俺よりイニスは強いよ。俺がイニスに勝てたのはたまたまここが密閉空間でたまたま奇襲に成功しただけなんだから。」
「そう・・・何ですか?」
「そうなんです。だから一緒に来てくれませんか?」
「・・・いいんですか?」
「もちろん、むしろ同行してくださいお願いします。」
「私何の役にも立たないかもしれませんよ?」
「俺より強いんだからそんな事は絶対ない。」
「も、もしかしたらソラさんを置いて逃げるかもしれませんよ?」
「俺が無茶を要求してるんだから、ヤバイと思ったら逃げて下さい。逃げちゃダメって俺が言ってイニスが死ぬ方が俺は嫌だ。」
「ありがとう・・・ございます・・・・」ポロポロ
「え!?ちょっ!?」
「こんなに、優しくしてくれた人は、久しぶりでしたから・・・・・よろしくお願いします。」
「あー、こちらこそ。よろしくお願いします。」
こうして俺とイニスの冒険がはじまった。
異世界生活1日目(多分)。俺より強いイニスがパーティに加わり人生ヘルモードからハードコアモード位には難易度が下がった気がする。
ま、難易度が下がったからって生き残れるかどうかは別なんだけどね。ははは・・・・・。
吐きそう