亜人族との遭遇
フォレストドッグ戦後は特に何も無くテゴドールに帰ってくることが出来た。強いて言うなら馬車の荷物が増えたくらいか...。全くクラウスめまさかそのままフォレストドッグ全部馬車に詰め込んでくるとは思わかなかったぞ...。そのせいで荷台から追い出されてクラウスの横にずっと座ってなきゃ行けなくなったじゃないか。まぁ慣れてきてたから転がってなくても別に大丈夫だったんだけどな。
テゴドールに着いたあとは1度冒険者ギルドらしき場所によってフォレストドッグを全部下ろして見たところだが換金したみたいだな。チラッと見えたがギルド職員がまたか...って顔してた。あぁよくあるんだな...。これからもこういうことになる可能性が高いのか...。正直多少体力つければ旅に出れるだろうと思ってたんだが...こりゃ戦う術を手に入れなきゃダメだな。旅に出る前に命落としかねないぞ...。いくらクラウスが強いとはいえ一人じゃ限界あるしな。まっ流石にそこまでやばいのと出会うようなとこ通るなら流石に護衛雇うと思うんだが...雇うよな?雇うよな?...なんか不安になってきた。まっまぁおいおい考えるとしてその日はもう暗かったしクラウスの家に戻って夕食をとって眠った。いやぁもうかなり久しぶりな気がするエルマの料理は上手いなぁ。最初は比較対象がなくてどうなのか分からなかったが道中はもちろん向こうの村で出してもらった食事と比べてもかなりうまい。ほんとにクラウスの野郎は運の良い奴だな。ふと気になったんだがクラウスは元冒険者なんだよな。じゃぁもしかしてエルマも冒険者だったりするのかなもとパーティメンバー的な。まぁ無いかぁ。力仕事はエルマにやらせられないってクラウス言ってたしな。過保護気味な可能性もあるけど。
次の日は休みだった。なんでも他のところに仕入れてきたものを運ぶ必要もあるが流石に連続で行くのは疲れるから嫌だってことらしい。まぁありがたい。動けないのは慣れてるとはいえずっと変わらない状況って辛いんだよな。せっかく身体動かせるようになったんだから動かしたいしなぁ。てなワケで今日は村近くの平原で軽くトレーニングだ。ちなみにレーアと一緒だ。クラウスにトレーニング方法教えてって頼んだんだが(すごい筋肉だしなんか知ってそうなので)『う〜ん...レーアも休みらしいしレーアもトレーニングするだろうから一緒に行ってこいよ。』って言われたのだ。確実に面倒くさがられたよなあれ。なんかニヤニヤしてたけど。まぁ前回レーアと街を回って少し打ち解けてたおかげで今回は気まずい雰囲気にはなってはいない。普通に道中の愚痴を話したり冒険者としての経験の話を聞いたりしながら軽くトレーニングをした。レーアは主に弓での射撃訓練をしていたが俺は(クラウスが何も教えてくれなかったので)普通に腹筋とか腕立てとか走り込みとかをしていた。まずは基礎作りだがはやめに何か武器でも探して戦い方覚えた方がいいかもなぁ。ちなみになんだが権能のせいでデッドリフトやベンチプレス、アームリフトなどなどの重りを使ったトレーニングはできなかった。だって何持っても軽いんだもん。まさしく羽のようにだ。重さの差なんて全くわからない。ちょっと何回か重さを変えて重りを持ってみたりもしてみたんだが20kg一気に重くしても一切違いが分からなかったしやっぱり手で重さの差を感じるのは不可能なんだろうなぁ。幸い自分の体は自分で支えろってことなのか体も羽のように軽くて意味無いとかじゃなかったから筋トレが一応できたから良かったが。それでも負荷軽減の権能の影響でトレーニング効率悪くなってそうだけどな。便利なものとそれによる弊害はやはり切り離せないものらしい。それにしてもレーア凄いな。チラチラ見てるけど百発百中って言っていいほど当ててるな。
午前中からトレーニングに出ていたため昼食をとるために1度村の中へと戻った。そこで賃金も一応貰っていたのでレーアと一緒に店へと入った。まぁもちろん俺はいい店なんて知ってるわけないしクラウスとの道中でも話したりしなかったのでレーアおすすめの店に入ることになった。すると
「あっレーア!」
と言ってこっちというかレーアに向かって手を振ってくる人がいた。ちらっとレーあのほうを確認すると笑顔で手を振り返していた。手を振ってるのは...なんだ子供か?かなり幼そうな気がするが。あれか、幼女ってやつか。レーアって実は子供好き?あの面倒みのいいクラウスの娘だしありえない話じゃないだろうが...子供一人で店にいるってどうなのよ。昼間だとはいえ色々と問題あるんじゃないか?テーブルに結構料理広がってるけど食いきれるのかあれ?少し考えているうちにレーアはそっちの方に歩いていってしまったので小走りで追いかける。
「なんだいレーア。今日は男連れかい?」
幼い顔に似合わないようなニヤニヤ顔だな。いや普通に笑顔だと思ってみれば似合ってる気もしなくはないが。
「違うわよ。あれよまたパパが連れてきたの。」
「あぁ。あいつはお人好しだからなぁ。変わらんなぁあいつも。」
「パパが変わるわけないじゃない?だってパパよ?」
「確かにな。」
2人は笑い合っているが完全に蚊帳の外だ。これだから誰かと一緒に歩いてて自分の知らない知り合いに会うって嫌なんだよなぁ。
そんな考えでも読まれたのか幼女が俺の方をちらっと見て。
「いやすまんな。つい初めましての相手に挨拶するのを忘れてたわ。私の名前はミラベル・リシェ。ドワーフだ。」
「あっ失礼。由希 間山だ。」
「珍しいかっこしてると思ったら珍しい名前だな。」
「あんたも人のこと言えないでしょ。ドワーフなんでここら辺に貴方しか居ないもの。」
「ハッハッハでは似た者同士という事だな。何かの縁だ、仲良くしてくれ。」
「こちらこそ。それで1つ聞かせてもらっても?」
「なんだ?」
「ドワーフって何?」
「まさかドワーフについて聞かれるとはな。流石の私もそこからの人は初めてだな。」
「あぁなんかこいつ微妙に知識がズレてるし記憶喪失らしいのよね。」
「あはははは...なんかごめん。」
「いやいや驚いただけだ。なるほどなぁなかなか面倒な境遇のようだ。そりゃクラウスからしたらほっとけないやつよな。」
「そうなのよねぇ。困ったもんよ。」
「レーアも満更じゃなさそうだがな。」
「なっ面倒なやつが増えただけよ。」
「そんなこと言って素直じゃないなぁ。まっそんなことよりもドワーフについてだったか。ドワーフって言うのはなまぁなんというべきか細かく言えば長くなるんじゃだが...そうだなお前ら人間からは亜人族と呼ばれてる存在で何が違うかと言われればドワーフの成人はお前らよりも幼い容姿で長生きということになるらしい。まぁ私らからすればお前らがデカくて短命なんだがな。あとはぁ...お前らよりも平均的には土属性への適正が高いくらいだなぁ。」
「なるほどなぁ。」
なんというかファンタジーで出てくるドワーフまんまだな。そうかぁ長生きで童顔なのかぁ...ってことはもしかして幼女じゃない?
「ちょっと失礼かもしれませんがひとつ聞かせて頂いてよろしいでしょうか。」
「なんだぁ突然改まって。」
「いや長生きとの事ですが年齢は...?」
「なるほど確かに女性に聞くのは失礼だなぁ。まぁでもよく聞かれることだから別にいいけどなぁ。だいたいクラウスとパーティー組んでた時が30くらいだったからなぁ。今はだいたい...50くらいか。まぁまだまだドワーフ的には若い方だなぁ。まだまだ少女だぞ。」
「こんな憎たらしい笑顔浮かべる少女がいてたまるもんですか。」
「ハッハッハそういうなよ。」
...幼女じゃないな。なんというか大変失礼な想像だったか。てかドワーフがいるならもしかしてエルフとか他の亜人族もいるのかな?まぁそういうのは一々聞かなくても出会ったら出会ったでいいかな。...まって50で少女?もしそれがほんとだとしたらドワーフの寿命って何百年なんだろうか?まぁなんでもいいかぁ。とりあえず思った以上にファンタジーな世界だってことがわかったな。
どうも!クロウです( 'ω')はい遅れました。大変申し訳ない。夏休みに入ったらはやくなるとでも思ったか!残念だったな!私が筆をとる時間は登下校の時間だ!...まぁ週一守れるように頑張りますね...おっと急いでもうひとつの方書かなくてはではでは次回もお楽しみに!(逃亡)




