嵐直前かもしれない10day
昴隼人、生物学の学者であり、天才だ。だがありきたりな天才なら天才として終わっていたはずなのだが、彼の論文に各国が目をつけた。
初めは不死の研究として、実現できるレベルだと兵器の研究として。
そんな彼に多くの国は投資した、公的にも、秘密裏にも。だが彼は姿を消す、すべての資産を持ち去り、痕跡を消した。
そして再び現れたのはメールに付属したURL、そしてそこの動画に現れた。それはすべての国が兵器として望んだ物の誕生とそのテストの案内だ。
更にメールが送られる、テストの内容と介入の度合いに関してだ。簡単に言うとこうだ。テスト期間は50日、その間に介入できるチャンスは一度、5日事にある緊急脱出用ヘリを送ることを許可し、中身に関しては散策しないということだ。そしてもし自分を捕らえられたなら、兵器や自分の持つ知識すべてを渡そうと言うものだ。そしてヘリを送る順番だが寄付額が多い順との事であり、2回目の介入である10日目の脱出用ヘリは我々ということになった。
「それで始めに行った国の兵士たちはどうしたんだ」
「不明だがこの動画を見てくれ」
それは無惨にも兵士がやられていく動画だ、ゾンビに人に、教われている動画だ。
「秘密裏に動くとこうなる可能性が高い、だから我々は支援物資を多目にして生存者グループを味方につける形でやつ探す」
「それで度の生存者グループにはいればいい」
「現地の判断に任せる」
情報不足。
「くそっ下手したらこれじゃ餌じゃねえか」
「言うな」
積み込まれた物資は様々だ、食料水やらの生活必需品から酒などの嗜好品まである。中でも酒は普段味わえないような額の品まであるのだから背広組は相当な予算をかけているようだ。
そんなヘリが計10機、1機を除き、同じ装備だ。むちゃくちゃだった。
「俺たちは本隊の拠点作成部隊なんだ」
「着地予想点にもうそろそろ着地します」
「了解」
「仕事かよ、めんどくさいな」
「よしそれじゃあ食料を取りに行きます」
「イエーイ」
「わーい」
「今日は5人で行きます、辺りは騒がしいので少しは音をたてても大丈夫ですが気を付けてね」
今日は5人で食料を取りに行く、内訳は自分に紗枝と菜々美、それにレミとソラだ。紗枝と菜々美はテンションが高く、レミとソラは怯えているが話を聞く気はない。
「そういえば狐さん達も出掛けてたね」
「そう言えばそうだな、ちょっと人探しに行くっていってたな」
「あの女は」
「狐についてったみたいだよ、ちょっと時間おいてたけど」
つまり家が空になる、が食料確保するにはヘリが来て騒がしくなるであろう今日がベストなのだ。どうせゾンビも囮もヘリに群がる。
「狙うはスーパーだ、頑張るぞっ」
「「おー」」




