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変化
夏に鍋・・しかし、これが中々良いんだよと瀬山がビールを傾けながら言う。そうこう話をしている内に若槻が、後は弟子に任せて来たと席に現れた。
「いらっしゃい。花川さんですね」
「お邪魔しています。花川美里と申します、若槻さんの事は良く連合会内でも伺っております」
豪快な飲みっぷりで、大ジョッキをイッキ飲みしながら若槻が言う。
「いやあ、とてもはつらつとして、はっきりしたお嬢さんだ。今夜は楽しい」
談笑しながら、美里が聞く。
「あの、つかぬ事をお伺いしますが、葉山さんとはいつから?」
「あ・・ああ。葉山ちゃんとは、もう10年になるのかな?わしが相撲界を引退して、こちらに戻って店を始めた頃だ・・」




