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華と紅蓮  作者: 白木
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変化

「・・言葉もありません。そこまでなさるから強豪と言われるんですね、葉山さんは」


 美里が感心すると、


「内山さんは、それをずっと守って来ているよ。つまり、そこまで競翔とは管理技術や手腕を要求されると言う事であり、鳩が戻って来なかったとか、成績が上がらなかったと言って鳩の資質を判断するのは、愚かな競翔家だと自分に言いたかったんだ。飛躍的に自分の鳩の帰還率がそれから上がった」

「まあ、そうは葉山君は言っているが、彼が非凡だと言う事だ。2年間色んな血統を入れたりしたけど、結局はこの土地に合うのはシオン系だと思った葉山君は、源鳩の血筋を改良を重ねて今があると言う事だ。又内山さんが守って来たのは、帰還率を上げると言う事では無く、鳩に無理を強いらないと言う頑固一徹の持論だよ。知らず、知らずに香山連合会での伝統にもなっている」

「でも・・私には何にも・・内山さんは」


 美里が言うと、


「花ちゃんは、ちゃんと出来てるじゃないか。結果的に少ない羽数であったとしても、真剣に鳩に目が向いてた。皆見てたんだよ、はらはらしながらも、花ちゃんの参加鳩を」


 美里には、本当に重要な一夜であった。確かに競翔の奥深さをこの夜悟っていた。

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