表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
華と紅蓮  作者: 白木
107/361

変化

 幸子とは短い会話をした後、美里は次の買い物先に向かった。

 数軒の寄り道をした後、美里はピアノ発表会の主催である、松尾会代表、松尾香津子宅を訪問していた。ピアノ発表会での演奏順番、演題、当日の参加人員等の打ち合わせであった。

 今年47歳になる松尾は、市内松尾楽器店の奥さんであり、国立音大出身で、声楽をやっている。この松尾会はYAMAHAピアノのかなり大きな会であった。生徒数数名の小さなピアノ教室の美里では単独の開催等は困難なので、この松尾会の発表会に参加の形を取っている。国立の音大で声楽を学んだ松尾は、大きな洋風の家に住んでいる。華々しい経歴の持ち主でもあるが、美里は松尾を苦手としていた。

 美里の才能を、松尾門下生の中には認めている者も多く、松尾自身も認めながらも、演奏手法が自分の意に沿わぬと、再三指摘をする事がある。この日・・


「・・・それでね。花川さんの所は午前中のこの時間と、午後からのこの時間に演奏をお願いしたいの。生徒さんについては、幼稚園児のこの娘が、ここと、小学生の部にこの娘とこの娘。午後から中学生のこの娘さんね」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ