小娘つきにつきまして!
「私と取引しませんか?」平凡な学生、藤堂敦彦。二月の中旬、寒い時期、訳ありの「憑きもの」と邂逅を果たす。「狐憑き」やら「悪魔憑き」やら、それは世間で知られるような、奇怪な「もの」では決してなく、人の容姿と違いのない、あどけない見た目の「小娘憑き」。彼ら二人の関係は、なんてことのない主と従者。片や人間――片や憑きもの。たとえどれほど可憐だろうが、打ち解けられるはずもない。しかしこうもベタベタくっつかれては、疑り深い敦彦なれど、心を許してしまうもの。そんな少年少女ら二人の前に、迫る奇妙な黒い犬。こちらの言葉で言うならば、「憑きもの殺し」が現れた――。謳い文句をあげるとすれば、すこし歪な恋愛劇。「恋愛×ミステリー」小娘シリーズ第一弾。
はじまり
◇◆プロローグ◆◇
2012/10/17 19:39
(改)
序幕 邂逅の噺
#1 忍び寄る小娘
2012/10/19 00:40
(改)
#2 やっぱり悪魔?
2012/10/25 02:29
(改)
#3 痴女のたまご
2012/10/31 16:51
(改)
#4 見えているもの
2012/11/09 17:11
(改)
#5 常識知らず
2012/11/09 19:33
(改)
2幕 学校の噺
#6 幼馴染み
2012/11/11 16:26
(改)
#7 惨憺たる結果
2012/11/19 16:10
(改)
#8 英語教師と黒い犬
2012/11/24 18:56
(改)
3幕 決意の噺
#9 性的な意識
2012/11/27 16:37
(改)
#10 葛藤と決意
2012/12/01 18:40
(改)
#11 言葉のナイフ
2012/12/04 11:08
(改)
#12 春風少女
2012/12/07 12:06
(改)
#13 グラフィティ・ハート
2012/12/10 09:04
(改)
4幕 沙夜の噺
#14 突然のさよなら
2012/12/12 11:20
(改)
#15 思い出の場所
2012/12/14 18:26
#16 あふれ出す思い
2012/12/17 07:12
(改)
終幕 愛情の噺
#17 補うに充たすと書いて
2012/12/21 23:31
(改)
#18 憑きもの殺しと犬神憑き
2012/12/24 20:44
#19 星のない夜に
2012/12/27 17:52
#20 白雪姫
2012/12/28 07:26
#21 守護の道《タオ》
2012/12/30 23:30
おわり
◆◇エピローグ◇◆
2012/12/31 03:06
(改)