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最後に剣の稽古をすると言ったな。あれは嘘だ。
正確にはレイピアになりました。
普通の剣は重かった。
レイピアも見た目より案外重いけどね。
模擬剣とはいっても、本来使うべき武器を選んでから模擬剣もそれに倣ったものを使うのだが、家の剣は重かったので色んな種類がある騎士団の武器庫にお邪魔しに行ったのだ。
それにしても、ちびっ子が大剣とか大鎚使うのって萌えるけど、二次元限定ですね。
「今こそ目覚めよ、私の真の力!!」って思って持とうとしたところで大剣はびくともしませんでした。
成長したら普通の剣も使えるようになるからと、フォローしてくれた父の優しさで胸が痛い。
わかってたよ、ちくしょうっ。
大剣とか大鎚、憧れてたんだけどなー。
騎士団に行った時、団長と会ってこれから稽古をすると話をしたら、今度稽古をつけてくれることとなった。
それまでにある程度慣れておきたいということで、朝のジョギングの他に5~10分程度の稽古が加わった。
「僅かに腰を落とせ。腕をグラグラさせるな」
「はい!」
父の指導は的確で、日々うまくなっていくのを実感している。
聞けば父も昔はレイピアから始めたそうだ。
経験者でなければレイピアを扱うのはちょっと難しいからね。
レイピアは突く動作の他にも切り裂きにも使用出来るが、刀身の細さ故、破損しやすく、斬激、刺突による取り扱いの難しいのだ。
その為、擦り斬りなど、刀身に負担が掛からない剣術が必要とされる。
他にも、普通の剣では出来ない技もあるのだが、それを出来るようになるのはまだ遠い。
父に口頭で説明されて頭で理解しても、早さがあるレイピアを見極めるにはまだ未熟ということか。
しかし、この練習をしていれば早さに慣れることも出来る。
もっと先へ…加速するのだ、私は。くふふ。
「剣先がぶれている。もっと肩の力を抜いて集中しろ」
「はいっ!」




