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プロローグ

ここ数日、熱帯夜が続いている。


高速沿いの古い高層マンションの最上階に住んでいる私には心を癒す緑も無く、自然と薄着の原始人スタイルに定着している。


冷蔵庫から安い発泡酒を取り出し、グビリとのどに流し込みながら、ベランダへと出た。

多少の風は流れているが相変わらず排ガスの臭いは漂ってくる。

それでも昔に比べれば、臭いは少なくなったかもしれない。


夜空にはスモックで霞む月が丸い窓のように浮かんでいる。

眼下に広がる高速も日付が変わるころになるとさすがに車の数も少なくなっている。


遠くに東京タワーが見えることが唯一の自慢の我が家だが、ここ数年、いやもっと、女っ気の無い生活をしているせいか、ロマンティックの欠片もない生活が続いている。

高速を流れる車を目で追った。


気が付くと何か白いものが見えた。

それは遠くにあって形が何であるのか、わからなかったが、それが動いていることはアルコール漬けの脳みそも理解できていた。

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