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■第11話 戦いの後で

更新遅くなり申し訳ありません!リアルが多忙でなかなか執筆できず、、、!まだまだガンバリマス、、、

祭壇には、静寂だけが残っていた。


誰もすぐには口を開かない。


やがて――


「……んだよあれは。」


リオンが大きく息を吐く。


「強すぎないか?」


フィナは静かに杖を下ろした。


「……身体能力、戦闘センス、再生能力、どれをとっても規格外。」


少し間を置く。


「あそこまで損傷させれたのも相手が遊んでたから…」


カレンが腕を組む。


「直属の部下であれか…骨が折れそうだ…」


エリシアは祭壇を見つめたまま、小さく拳を握った。


「……遊ばれてた。」


ぽつりと漏れる。


「本気で戦っていたのに……」


「私は、一度も追い詰められなかった。」


沈黙が流れる。


そんななかリグは一人考え込んでいた。


『ヴァルガスが四天王の部下…?性格上だれかの下につくとは思えない…』


そんな重い空気を切り裂くように、


リオンがパンッと手を叩いた。


「よし!」


全員が顔を上げる。


「暗い顔しててもしゃーねぇ!」


「依頼はまだ終わってないだろ!」


親指で祭壇を指す。


「残ってる奉納品、回収して帰ろうぜ!」


エリシアも小さく頷く。


「……そうね。」


「依頼を終わらせましょう。」



祭壇の中を調べ始める。


倒れた棚。


散乱した祭具。


割れた壺。


その中で、


リグの視線が一枚の奉納板で止まった。


古びた木板。


文字が刻まれている。


リオンが覗き込む。


「なんだこれ?」


カレンも見る。


「落書きか?」


フィナは首を横に振る。


「……未知の文字。」


エリシアも苦笑した。


「教会の資料でも見たことないわ。」


リグだけが固まっていた。


『これは……』


魔界語。


間違いない。


そこには、こう刻まれていた。


『人魔ともに歩まん事を。』


さらに、その下には小さく。


『願わくば、この誓いが未来へ受け継がれんことを。』


リグの目が静かに揺れる。


『父さん……』


幼い頃。


優しく笑っていた父の姿が脳裏をよぎる。


『……本当に、目指してたんだな。』


そっと奉納板を元の場所へ戻した。


「読めたの?」


エリシアが尋ねる。


リグは少しだけ間を置き、


「……昔の文字らしい。」


それだけ答えた。


深くは語らない。



依頼品を回収し終え、


町へ戻る。


町長は何度も頭を下げた。


「ありがとうございました……!」


「これでまた祭りが開けます。」


エリシアが微笑む。


「少しでも力になれたなら良かったです。」


町の人々も笑顔を見せる。


だが、


勇者パーティの空気だけはどこか重かった。



その夜。


宿。


誰も無駄話はしない。


食事だけを済ませ、


それぞれ部屋へ戻っていく。


リグはベッドへ腰を下ろす。


『父さん。』


『俺は……』


『本当に、終わらせられるのか。』


窓の外では、


静かな風が木々を揺らしていた。



翌朝。


食堂。


どんよりとした空気が流れる。


エリシアが両手を叩いた。


パンッ。


「はい!」


全員が顔を上げる。


「昨日のことは悔しい!」


「でも、落ち込んでても強くはなれない!」


リオンが笑う。


「切り替え大事だな!」


「だから!」


エリシアは胸を張る。


「今日は反省会!」


「みんなで昨日の戦いを振り返――」


ドォォン!!


食堂の扉が勢いよく開いた。


「その反省会!」


聞き覚えのない男の声が響く。


「俺が講師やってやろう!!」


全員が一斉に振り向く。


そこに立っていたのは、


赤髪の青年。


人間の姿をした、


見覚えのない男だった。


リグだけが目を見開く。


『はぁ!?』


男は豪快に笑う。


「昨日ぶりだな!」

初投稿で誤字脱字つたないところあるかもしれませんが完結目指して頑張っていきます!

温かい目で見守っていただけたら幸いです!感想お待ちしております!

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