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わんこのおまけで転生ライフ!  作者: 永遠の自由人
4/21

兄姉ですね?姉弟ですか?

 



 ええ、そうですね。時が過ぎるのはあっという間です。

 私は3歳になりました。


 ふふふっ。…大したことはないのですが、フェンリル兄姉たちとはとても仲良く過ごせています!

 視力もよくなりましてだいぶ遠くまで見渡せます!


「わう!《何してるの?山頂付近の木の実取りに行くんでしょ?早くしないと日が暮れちゃうよ?》」


「はぁ~い、今行くよ~!」


「ばう、わう!《遅いよー、早く早くぅー!》」


 ユイちゃんに背中を小突かれ、ハルちゃんには急かされながらと木の実を取りにいきます。


 いつか来るかも知れない未来のために言葉は発するようになり、1人離れても食べて行けるように果実の集め方、薬草の採集は惜しみ無く、時には自ら獲物を狩ります。


 きっと、ここにはいないのでルカくんは先に行ってしまったのでしょう。走らなくてはなりません。


「ディアさん!レイさん!いってきまぁーーす!!」


 口元が一瞬笑ったかのようにいつも二人は見送ってくれます。


「《乗る?乗っちゃう?》」


 ルカくんが心配なので仕方ありません、ハルちゃんに乗って行くことにします。


 ホントにこの体は有望です、山道を走ろうが崖から飛び降りようがほぼ無傷で疲れ知らず。ただフェンリルに敵うことはありません。

 どんなに走ろうが力で押そうが全力には敵いませんでした。


 悔しいですねー。人間なので仕方ないのでしょうが、ちょっと寂しいです。


 少しして目的の場所にたどり着きます。やっぱり先にルカくんがいました。


「《来ないんじゃなかったの?ルカ》」


「《…別にいたっていいだろ?》」


「《いいけどさー。来たいなら来たいっていってほしかったなぁ?》」


「《悪かったよ。今度からも誘ってくださいー!》」


「《素直でよろしい!》」


 ルカくんはユイちゃんには敵いません。

 兄姉ランキングでは1位ユイちゃん、2位ルカくん、3位ハルちゃんなのです。


 ハルちゃんは口を挟みませんが物を見つけるのが1番上手なのです!

 ユイちゃんはとっても速いです!レイさん追いつく勢いです!

 ルカくんはさすが男の子(オスって言う方がいいですかね?)ホントに力が強くてこの間木を倒しかけてしまったんです。…あっ、魔力を当ててたあの木ではないです。たくさんあるうちの一本でしたが、あの木だけは特別なようでした。


 それでもです。それはもー、木の精霊様怒られまくりました。2日解放して貰えないくらいに…。そして私は悟りました。

 私の結界は木の精霊様のためにこの森の木々に使うものだと。


 それ以来私は魔法の勉強もかね、木の精霊様が護っていらっしゃる木には強力な結界を常に張っていて、私から100メートル範囲の木々にまで張っています。50キロ程度では外れる事すらありません。…たぶん。離れたことないのでわかりませんが。


「《ねっ!早くぅー!あの実食べたいよぉー。》」


 ハルちゃんは待ちきれないようです。

 この木の実だけは唯一私が活躍出来るお仕事です。フェンリルよりは私の方が木登り上手いですからね。


 ハルちゃんは私を乗せたまま木へと飛びつきます。橋渡しのようになったハルちゃんを私はそのまま伝い登ります。するすると登ってしまえばあとはイベントリへと入れ込むだけです。


 その間ルカくんやユイちゃんは他のモンスター、魔物が近寄らないように見張ってくれます。

 なんだ、かんだと私たちは最高のチームなのです。


「このくらいでいいかな。」


 木になってる実を半分も取ればあとは他の動物たちのために取って置きます。

 自然の物ですから、取りすぎは禁物です。


「降りるよー!」


 私は下にいるハルちゃんに声をかけます。

 もちろん、飛び降りてキャッチしてもらうためです。

 失敗しても実は結界で怪我せず降りることは可能です。ナビさんが言ってましたから間違いないです。


「《いいよー!》」


「とうっ!」


 パクリっ!…っと私を捕まえてくれます。


「《お疲れ様。いっぱい取れた?》」


「うん!大量だよぉー。」


「《早く帰って皆でたべよぉー!》」


「「「《《おおー!!》》」」」


 皆で同意して、山道を走り降りて行きます。


 今度はちゃんと自分で走ります。この森で体力が落ちるだなんて致命傷もいいとこですからね!


 追いつけもしないので1人になることもしばしば…これは仕方ないですね。


 ……っとと?。

 走るのを止めて皆が違う方向へ向かいます。

 どうしたんでしょうか?先に行ったはずのユイちゃんが止まっています。よく見ればルカくんやハルちゃんも近くにいたようです。声をかけるべきでしょうか?とりあえず、隣に向かいます。


 ……ええ、止まっている理由はわかりました。

 帰る途中の崖下に人が転がっています。見たところ息もしているようです。しかも1人で。


 ここでは自業自得と言うことで、ほかっておく事!っとディアさんがよく言っていました。

 下手な同情をかければ、自分の命を晒す事になるのだと…。


 というわけで、私は皆を叱ります!


「ダメだよ!」


 それに私はナビさんのおかげで知っています。…人間がこの森へ1人で入るわけが無いことを。


 …それでも、気になってしまうのがオスなのでしょう。

 私の警告を無視してルカくんがするすると崖を下り、人間へと近づいて行ってしまいます。


 私は急いで皆に結界を張ります!


 物理と魔法に耐えるくらいしか出来ませんが、無いよりいくぶんかマシでしょう…。





 異世界の人、初の接触が戦闘になってしまうのでしょうか?

 ……ど、どうしましょう?不安になってきました!


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