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わんこのおまけで転生ライフ!  作者: 永遠の自由人
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私、転生してしまうそうです?

 


「…というわけで、この子どう?」


「あぁ、すご~い!かわいい子ですね!」


 目の前の女性からにっこにこな笑顔で、よくわからない子を突然紹介された。


 その方はいかにも神々しく、背中に金の輪を背負ったお姉さま。

 身長は170はあるんじゃないだろうか?とても長身、モデルみたい。床ギリギリの細身を強調したドレスを身に着け、それと同等の長さはある長いストレートな金色の髪。誰しもが羨むほどのナイスバディ。絶世の美女にほかならない。

 うん、間違いない。


 紹介された子は身長は120くらいだろうか?緩やかなウェーブのかかった長いオレンジ色の髪、髪よりは少し暗い朱色なたれ目。とってもきゅ~とな女の子だ。つぶらなお目めでこちらを見つめている。


 だが、なぜその子を紹介されたのか。

 この真っ白なお部屋はなんなのか。


 説明してほしいことがいっぱいあるんですけどね?


 同意を求められた気がして訳もわからず、うんうんと頷きます。


「一発で決定?いいね!勢いある子嫌いじゃないよ!」


 …決定?


「ほら、ゲームとか小説とかでよくあるでしょ?異世界転生ってやつよー。いやー地球の神様大盤振る舞いでさぁ!先着5神様しててぇー!……」


 ええっと?地球の神様は創造神様方先着5名様に地球人15名を放出することをお決めになられたそうです。


 なんでも、あみだくじで人数を決めたそうで、3人ずつではなかったようです。

 5、3、3、2、2という人数で目の前にいらっしゃいますお姉さまも創造神であられるそうです。ついでに3人に当たったのだとか。


 そこまで聞けば私は自然と土下座体制に移ります。


「あぁ、そーゆーのいいよぉー。めんどーだからー。」


 …えー。…そうですか。と、とりあえず正座からは直れません。


「んでぇー。話進めるんだけどー…この子!サポートしてあげて欲しいんだ~!」


 はい、またご紹介に預かりました。

 今度は真っ白なわんこです。

 わたくし猫派なのですが…。


「この子、10年後に勇者パーティに入るからー。それまで死なないように護って欲しいわけよ!」


 どやっ!っと言わんばかりに胸をお張りになります。ええ、とても素晴らしいお胸がぷるんとお揺れになられました。

 床のわんこは行儀よくお座りしてこちらを不思議そうに伺っています。


「わっかりました!私が護るのですねぇ~!私としては回復や結界とうが魔力~!とかで出来たらありがたいのですが~!!…」


 やっばい、パニックで上がり過ぎでちゃんと話せてるのかもわかんない。あっ!敬語飛んでるねい?!


「うんうん!その辺は大丈夫!ちゃんと地球で言うファンタジーな剣と魔法ー、な世界だし回復も結界もバンバン使えちゃうようにしとくよぉー!もぉー魔力高めは異世界ならではよねー!いいよーサービスしちゃう!ついでに、こーんなかわいい子なんだもん!誘拐なんかされて奴隷なんかにされちゃわないか心配だから、状態異常なんかも全部無効にしちゃうから!!これ奴隷化もふっとばちゃうからね!」


 おお、状態異常無効化ですか。すごいハイスペックな気がしますね!


「素晴らしいですね!ありがとうございます!!」


「いいって、いいってぇー!照れちゃうわぁー!」


 両頬に手当ててもじもじいたしております。なんとも愛らしい神様でいらっしゃいますね。


「いやー君、孤児で生まれてくわけだし?ちょーーっとくらいスペックないと厳しいっしょ?」


 …今、凄いことおっしゃいませんでした?


「…孤児ですか?」


「そうそう!あ、安心してぇー!この子の親は一緒だからね!野生の野良育ちだけど愛情のある親わんこだからぁ!」


 …あ、そうですか。親はわんこになりますか。お乳もらわなきゃ生きてけないから必然的にめっちゃ頑張らなくてはならないわけですね。


「他に欲しいものあったら聞くよぉー?」


 欲しいもの?あーっと。


「イベントリでしたっけ?あれ欲しいです!」


「あぁ、そーそー!地球の子それ好きだよねー!ごめんごめん!了解だよぉー!確か時間停止とかも欲しいんだっけ?うんうん、できた!そんなもんかな?あっ、経験値入りにくからテイマーとかも入れとこうか?赤子の時から親の方と契約しとくよぉー。はい!ちょー安心!!契約相手を襲うことはないし、むしろ護ってもくれるからね!」


 親の方がいれば私いらないくらい護られてませんかね?


「あっそうそう、言語理解は地球の神様からもらってるからね!文字とかも勉強しなくていいよー!」


 それはとてもありがたいです!私勉強はだめのダメでして助かります!


「あとなんだったかなぁー?…あっ!そうだったマップもあげるよー!大きくなったら街に出れるように錬金術とかもなきゃだよね!鑑定は基本だから入ってるよねー、よしっ。」


 話始めてから、半透明なA4サイズの板。たぶん私のステータスプレートみたいなのをお出しになられました。ホントに異世界なんですね…。クソ不安です。

 でも、この小さなわんことオレンジの女の子もいてくれるんですよね?!きっとサポートしてもらえるのでしょう!


「忘れ物ないかなぁー。パラメーターよしっ。職業、調教師ー。スキルは言語理解に鑑定、ナビ、テイマー、回復魔法とかー、錬金術、神結界、状態異常無効、イベントリ…っと?!あぁ!!やっばいぃ!!時間切れだぁ!急がなきゃー!!」


 えっ?どうなさいました?


「……えぇーっと!じゃぁ後これも入れちゃってぇー!よしっ!それじゃ!行ってらっしゃい!!いい第2人生をぉー!!」


 そういうと目の前の神様の顔がぼやけていき急な眠気に襲われます。


 まだ、わんこの情報やオレンジの女の子の事もなにも聞けていないのですが……。

 ここまでたくさんの恩恵を頂いたのですから頑張らなくてはならないのでしょう。

 ええっと、わんこを10年護り勇者へ渡す!ですね。唯一の使命頑張って果たします!

 その後はどうなるのでしょう?


 …神のみぞ知る。お名前すら聞き忘れてますが大丈夫でしょうかね?




 そうして私は異世界へと転生するのでした。





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