第四十四話 緑蛇
◆セリナ視点
私はあの日以来、午後からのセレスティア様との戦闘訓練を抜け、剣術の特訓を行っている。
セレスティア様からこの提案を聞いた時は、始めは少し迷ったけれど、今は後悔なんて微塵もしていない。
私が前衛でもっと強く戦えれば、シエロ達とどんな強敵とも渡り合っていける。
それに……私を待っているであろう七柱の為にも、主として会う前に少しでも強くなりたい。
「ほら、もっと重心を低く!木刀を強く握り過ぎない事。振りかぶる一瞬だけ力を込めよう!」
(重心を低く……力み過ぎないように……ッ!)
ガンッ!ガンッ!ガァァンッ!
木刀同士の激しくぶつかる音が、新たに芽吹こうとしている東の国の一角で鳴り響く。
「はぁっ、はぁっ、はぁ……っ!」
(やっぱり、この人の剣術は凄まじい……!体内の縁の量が少なく、魔術による強力な攻撃手段が少ない分、純粋な剣術の技術だけでそれを完璧に補っているんだわ)
私は今、魔術ではなく剣術を習っている。
事の発端は、特訓が始まって間もない頃のことだった。
午後の特訓が終わり、アジトに戻る前に服に着いた土を払っていた時に、不意にセレスティア様に声をかけられた。
「少し落ち込んでいるな」
図星を突かれ、私は驚いた。
そんなに分かりやすく表情に出ていたなんて、自分でも気づかなかった。
「別に、落ち込んでなんか無いわよ……。ただ、私はシエロ達みたいに強力な魔術を放つことが性質上できない。だからこの戦斧で前線に居るわけだけど……結局、魔術が全てのこの世界で、ただ武器を力任せに振ってるだけじゃ強者には勝てないのよ」
セレスティア様は、ゆっくりと私の方へ歩み寄ってきた。
「別に、今のままでも良いんじゃないか?」
「それじゃあ結局、今までと何も変わらないじゃない!」
「貴様のその、物体のスケールを変えるのも立派な魔術だろ?」
シエロの兄から同じことを言われたばかりだったので、その言葉を聞いた時は少し身体がビクッとなった。
だが、そう励まされても、結局はただの物理攻撃。
所詮は、大きな斧をぶん回しているだけにすぎない。
昔、ここに来る前にシエロに対して「戦闘は自信満々よ!」なんて豪語していた自分が、今更ながら少し恥ずかしかった。
「でも、いつも足を引っ張っているのは私よ……。やっぱり、属性魔術とかを使えないと駄目なのよ……」
「そんなことは無い。貴様が知らないだけで、この世界には「刀一本」で一つの国を相手にして勝利したやつもいるからな」
(刀一本で、一つの国を!?そんなの、ありえないわ……)
「貴様の得物は刀とは違うかもしれんが、剣術を学び極めれば、属性魔術にこだわる必要は無い」
「学ぶって言っても……あんたが私に直接教えてくれるわけ?」
「はっはっはっ!私はあいにく貴様の器じゃないからな。……まぁ、教えてやっても良いんだが、私が貴様一人に時間を割いていると、向こうで暇するやつらが出てくるからな。安心しろ。貴様には、とっておきの先生を用意してやる」
「とっておきの先生……?」
それが、目の前で木刀を構えるシエロパパだったのだ。
「おっ、どうした?何か俺の顔についているのか?」
「っ!何もないわ!さぁ続きよ、続き!」
そう言うと、シエロパパは木刀を下ろし、構えを解いた。
「一旦休憩にしよう。今日は少し張り詰めすぎたな」
「いえ、私はまだ大丈夫よ」
「セリナちゃん。休むことも立派な特訓だよ。無理しても良くは無い」
「……わ、分かったわ」
私はシエロパパから水を受け取り、木陰に腰をかけた。
火照った身体に、初夏の風が心地よく染み渡る。
(もう七月か……。じっじは今頃、なにしてるのかな。手紙も全然送ってなかったな……)
なんて、久しぶりに故郷に居るじっじの事が頭をよぎった。
今度、せめて手紙くらいは書いて送ろうと思った。
「セリナちゃんは、ここにやってくる前は南の国の離島から来たってシエロから聞いたけど……戻らなくても良いの?」
たまたまじっじについて考えていた所だったから、不意の質問に少しだけ返事の言葉が出るのが遅れてしまった。
「あれ、もしかして余計なことを聞いたかな?」
「い、いや!その、別に問題ないわ」
「別に話したくなければ、無理に言わなくても良いんだけど」
「……いつかは戻っても良いかもだけど、今の所、戻る気はないわ」
久しぶりにじっじや村の人に会いたい気持ちはあるけれど、今はそれよりも大事なやるべきことがある。
「確か、セリナちゃんのことを凄く気にかけてよくしてくれた人がいたとかって聞いたけれど……その人に顔を見せなくても平気なのかい?」
私は持っていた水を置き、サッと立ち上がった。
「問題ないわ!じっじは多分、私が自分のやりたいことをやるために、自由に送り出してやらせてくれたんだと思う。だから、私も私の思うままに生きて……立派な姿に成長したら、いつか必ずじっじにその姿を見てもらうの!」
「セリナちゃんは本当にしっかり者なんだな。シエロにも、この位見習ってほしいよ」
「シエロパパ!シエロは立派よ!私なんかよりも、ずっとね」
(そうよ。シエロは私よりもずっとしっかりしているわ。……たまにだらしない時もあるけれど)
「ははっ、セリナちゃんにそんな庇うような事を言われるなんて。あいつ、一体どんな手を使って誑かしたんだか……」
シエロパパの呆れたような小言が初夏の風に流されると同時に、再び特訓が再開された。
「さぁ、続きよ!早く上達して、シエロ達と合流するんだから!」
それからは素振りに型の練習、そして一対一の模擬戦を泥だらけになりながら何度も繰り返した。
かれこれ、二週間が経過した。
夜にアジトでシエロ達の話を聞く限り、向こうはまだまだセレスティア様に苦戦を強いられているらしい。
私は今日も変わらず、シエロパパと剣術の特訓を行っていた。
「今日は、少し森の奥へ狩りに出ようか」
「森で狩り!?」
「そうだ。ここ二週間、基礎と同じメニューをしっかりこなし、かなり成長している。だから、気晴らしも兼ねて実戦だ。魔獣を狩りに行こう」
森へ行き、魔獣を狩る。
その言葉を聞いた私は、一気にテンションが上がった。
ここ最近はずっと同じ木刀のメニューばかりで少し飽きていた所だったから、森に行って本物の魔獣と実戦で戦えることがとても楽しみだった。
「分かったわ どんな魔獣でも、私が一発で倒してあげるわ!」
私はいつもの小斧を取り出し、戦闘用の巨大な戦斧へと変形させて肩に担いだ。
「気合十分なところ悪いが……今回はその斧は使えない」
「斧が使えない?どういう事よ!」
すると、シエロパパは懐から小型ナイフを取り出して私に差し出した。
「ま、まさかこれで戦えって……?」
私の嫌な予感は、まんまと的中した。
「そうだ。今回はこの小型ナイフを武器として戦ってもらう。勿論、セリナちゃんの魔術でナイフの大きさを変えることは可能だよ」
「私、斧以外で戦ったことが無いわ……」
「大丈夫。今まで木刀で叩き込んできた技と感覚があれば、ちゃんと戦えるさ」
私は渋々そう言われ、小型ナイフを受け取った。
「それに、もし本当に命の危険だと感じた場合は直ぐに俺が助けに入るから安心してくれ。……俺がセリナちゃんを守るって言う母さんとの約束を破るわけにはいかないからな」
「分かったわ!助けなんかなしで、一人でやって見せるわ!」
私は受け取った小型ナイフに魔術をかけ、等身より少し短めの大きさに変形させた。
この二週間、ずっと木刀を振っていたので、自然とその木刀と同じくらいのサイズ感の剣に調整することができた。
「それじゃ、行こうか」
そうして、私はシエロパパの後ろに着いて森の奥へと足を踏み入れた。
一時期はセレスティア様のせいで周辺の魔獣が恐れをなして消え去っていたけれど、ユーノの室内訓練所が出来てからは、少しずつ(それが良い事なのかは分からないけれど)魔獣もちらほらと戻ってきているようで、本来の森の姿へと戻って行っている気がした。
しばらく歩いていると、ちょこちょこと小型の魔獣が顔を見せてきたが、特段相手にすることは無かった。
そんな中、前を歩いていたシエロパパが突然足を止めた。
「どしたの?」
私は突然止まったシエロパパの背中越しに顔を覗かせ、小声で聞いた。
「居たよ。今回、セリナちゃんに倒してもらう魔獣が」
シエロパパは、何故か少しだけ驚いているように見えた。
私も前の方を覗き込んでみた。
森の少し開けた奥でとぐろを巻いていたのは、エメラルドの鱗に覆われ、光を反射して木々に不気味に溶け込んでいる巨大な生き物だった。
シュルル、と気味の悪い鳴き音を立てている。
それに何といっても、細長く二股に分かれた舌に、丸太よりも太く、とてつもなく長い身体。
(間違いない。巨大蛇の魔獣だわ……。私の相手はこいつね)
「いいか、セリナちゃん。あいつは『ネブラヴァイパー』と言って、あの巨体で締め付けられれば並みの大人でさえ脱出することは困難だ。それに、あの蛇の牙には強力な神経麻痺を起こす毒を持っている」
私はその恐ろしい説明を聞いて、恐怖よりも初めに本当にこんな魔獣と戦うの!?」と言う疑問が頭を占めた。
「ちょっと待って、シエロパパ!流石にそんな危ない魔獣相手に、私一人で勝てるかしら!?い、いや! 勿論勝つに決まってるんだけどさ……!」
少し足がすくみそうになった私を見て、シエロパパは私の肩にポンと手を置き、優しく、そして確かな自信をくれた。
「確かに怖いよね。俺もあいつを見つけた時は、本当に一人で戦わせていいのか一瞬考えてしまった。だけど、あの魔獣の強さ自体はせいぜい上級クラスだ。この二週間、セリナちゃんの成長を一番近くで見てきた俺からすれば……絶対に勝てない相手ではないよ。……それに、もし何かあればすぐに俺が介入するから安心して」
シエロパパの瞳は、私の目の奥、もっと深い部分まで見透かしているような、何か熱い期待の視線だった。
「わ、分かったわ!あの魔獣を一人で倒して、私も絶対にシエロに追いつくんだから!」
私はそう言って剣に手をかけ、そいつの背後へとゆっくりと忍び寄った。
魔獣はこちらの気配に気が付いているはずだが、何故かすぐには襲い掛かってこない。
そのまま私はゆっくりと警戒しながら近づき、魔獣との距離が十メートル程になったその瞬間――。
足元から、何か罠のようなものが外れる小さな音が聞こえた。
「何よ!?」
その瞬間、とぐろを巻いていたネブラヴァイパーがバネのように大きく螺旋を描いて空中に飛び上がった。
そのまま勢いよく巨大な口を大きく開け、牙を剥き出しにして私に飛び掛かってきたのだ。
「シャァァァァッ!!」
私は直ぐに剣を両手に握り、身を横に大きく逸らして間一髪で回避した。
魔獣はそのまま私の真横の地面にドスッと着地し、鎌首をもたげてすぐに私を追いかけてくる。
(急に動いてびっくりしたけれど、図体がデカい分、案外直線的な動きは遅いから避けられるわ!)
私は走りながら、目の前に大きな太い木が見えたので、木の側面に両足を強く押し当てて勢いよく宙へと蹴り飛んだ。
逃げると見せかけて、逆に私から魔獣の頭上へと立ち向かい、対応される前に一番厄介な牙を持つ口へ向けて剣を斬り下ろす。
「てりゃぁぁぁッ!」
シャキィィィンッ!!
私の剣は魔獣の硬い口元に当たるが、切込みが甘く、致命傷になるほど深くは斬り裂けなかった。
(切込みが甘い!いけない、力み過ぎたわ!)
私は着地と同時に直ぐに振り返り、剣を構えなおした。
魔獣もまたズルリと長い胴体を反転させ、再度こちらへ飛び掛かってくる。
(重心を低く、力み過ぎず!)
私は地面スレスレを低空飛行するように、魔獣の懐へ向かって踏み込んだ。
魔獣の噛みつき攻撃を紙一重でかわしつつ、その長い胴体の流れに沿うように、剣の刃を滑らせて切り裂いていく。
ジャギィィィンッ!
鱗を砕く鈍い音と共に、紫色の不気味な血が空中に飛び散った。
(やった!木刀の特訓の成果が通じたわ!)
だが、この程度の手傷では、魔獣は死ぬはずがなかった。
ネブラヴァイパーは突如として柔らかい土の地面に潜り込み、姿を消したかと思うと、私の足元の地面から奇襲をかけるように襲ってきた。
何処から飛び出してくるか分からない分、私は常に足を止めず、森の中を走り続けた。
セレスティア様にやらされたあの地獄のランニング特訓のおかげで、これだけ全力で走り続けても直ぐに息が上がってくたばることは無かった。
地面がもっこりと盛り上がり、飛び出してくるたびに素早く回避し、また走る。
私の狙いは、可能かどうかは分からないけれど……こいつが地面に潜る体力が尽きてくたばるまで、ひたすら回避して走り続ける持久戦の予定だ。
「どうしたの、巨大蛇!私はまだまだ走れるけど、そっちは図体がデカい分、そろそろ潜るのがしんどいんじゃないの!」
私の挑発の言葉を理解しているかの様に、突然、地面の揺れがピタリと止まった。
静まり返る森。
「どうしたの!?もう疲れちゃったの?魔獣のくせに随分とか弱いのね!」
(本当に私、セレスティア様のあの特訓のおかげで体力が着いたわ!)
なんて、自分の成長に少し浸っていると、不意に私の背後で大きく地面が揺れた。
「背後から不意打ちをつこうたって、私には無駄よ!」
私は剣を構えながら、振り返るより早くバックステップで大きく距離を取った。
だけど、私は一つだけ決定的な勘違いをしていた。
この魔獣は蛇だ。
その全長は、私の身長など遥かに超える、十メートル以上の長さがあるのだ。
距離を取ったその背後、私が安全だと思い込んでいたその空間から、ネブラヴァイパーの巨大な尻尾がムチのように勢いよく襲い掛かってきた。
頭から飛び出してくるとばかり思っていた完全に不意を突かれた私は、その丸太のような尻尾の薙ぎ払いにまともに吹き飛ばされてしまった。
バシィィィンッ!!
「クッ……!」
空中の彼方まで大きく飛ばされ、なんとか木々にぶつかりながら受け身を取るも、全身を強打し、身体に大きなダメージを負ってしまった。
(しまった……!私とした事が。完全に油断してるつもりは無かったけど、自分の成長に浮かれて少し気を緩めすぎた!)
痛みを堪えて直ぐに体勢を立て直し、もう一切の油断を捨てて、目の前の魔獣を殺すことだけを考えた。
魔獣は再び地面に潜り、今度は私を中心にぐるぐると円を描きながら地中を這い回る。
段々と、その円の半径が小さくなっていく。
(地中から飛び出して、私を拘束する気ね……)
私はその場に留まるのをやめ、思い切り上空へと飛び上がり、拘束の円から脱出した。
だが――その瞬間、ネブラヴァイパーは宙に浮いて回避行動を取った私を待っていたかのように勢いよく地面から飛び出し、その巨大な口を開けて丸呑みにしようと襲いかかってきた。
(まさか、拘束の動きはフェイントで、空中に逃げて躱せなくなったこの瞬間が初めから狙いだったわけ!?)
だけど、油断はしていなかった。
私は迫り来る巨大な口に向かって、素早く片手を突き出した。
「『火の玉』!」
私が至近距離で放った初級魔術の火の玉は、見事に魔獣の顔面に直撃し、視界を奪われた蛇は空中で大きくよろけた。
「私が剣を振り回すだけで、魔術を放てないとでも思ったのかしら!」
よろけて完全に隙を晒したネブラヴァイパーに対し、私は上空から、これまで使い慣れた戦斧を振りかざす時と全く同じフォームで、剣に全体重を乗せて一気に振り落とした。
「どりゃぁぁぁッ!!」
ズバァァァァァァンッ!!
ネブラヴァイパーの巨体は脳天から真っ二つに斬り裂かれ、紫色の血しぶきを盛大に上げながら、地面へと叩きつけられて絶命した。
「や、やったわ……!属性魔術を上手く実戦に組み込めたわ!」
荒い息を吐きながら私が着地すると、後ろからパチパチと温かい拍手をする音が聞こえてきた。
「よくやった!素晴らしいよ、セリナちゃん!」
「シエロパパ!」
私は剣の魔術を解いて元の小型ナイフに戻し、シエロパパの方へ駆け寄った。
「思ったよりあっさり倒せたね」
「当たり前よ!私くらいになれば、この程度の魔獣はへっちゃらよ!」
「ははっ、確かにそうかもね。火の玉を使って相手の虚を突いた機転も素晴らしかった。……でも、最初は少し油断してしまったね?」
シエロパパは優しく笑いながらも、私が先ほどの尻尾の一撃でやられ、服が破れて傷ついた横腹に鋭い視線を置いていた。
「戦場で油断は禁物だよ。セリナちゃんも分かっているとは思うけど、相手が格上のなら、そのたった一度の油断で命を落とす」
「……ええ。次からは絶対に油断せずに戦うわ」
「その反省ができているなら大丈夫だ。今日の特訓はこれで終わりだし、そろそろアジトに帰ろうか。今頃、シエロ達はセレスティア様にこっぴどくやられて床に転がっている頃だろう」
(よし、私、ちゃんと順調に成長しているわ!)
「ねぇ!じゃあ、これで私の別メニューの特訓は終わりなの!?」
「いや、俺の特訓はまだ終わらないよ。セリナちゃんには、シエロ達に合流する前にこなしてもらわなければいけない事がまだあるからね」
「こなす事?」
「そうだ。……それについては、時期が来たら教えるさ」
シエロパパは意味深な表情をし、まだ何かを隠しているみたいだった。
だけど、初実戦の勝利の余韻に浸っている今の私は、そこまで深く気にする事も無かった。
「ふ〜ん。ま、いいわ!どんな課題が出ても、直ぐに終わらせてやるんだから!」
そのまま、私とシエロパパはアジトへと帰還した。
アジトのリビングに戻ると、案の定、セレスティア様にこっぴどくやられたであろうシエロとシエロの兄が、ボロ雑巾のように並んで床に倒れ伏していた。
「ふ、二人とも随分と激しくやられたみたいね……」
「セリナ……頼む、早く……早くセリナも前衛に合流してくれ……」
「悪いけど、私はまだ合流できないわ!汗もかいたし、とりあえず先にお風呂にゆっくり浸からせてもらうわね!」
(待ってなさいよシエロ! あと少しで、私が完璧な前衛としてあんたの前に立ってあげるんだから!)




