第三十七話 再開
◆シエロ視点
僕は、深い眠りの中にいた。
いや、眠っていたというよりは、温かいお湯の中にプカプカと浮いているような、不思議な感覚だった。
だけど、どこか遠くから騒がしい声が聞こえてくる。
『だからそんなんじゃないってば!』
(……セリナの声?)
『シエロが目を覚ました時が楽しみだな』
(……この声は、お兄様!?)
その瞬間、僕の脳裏にあの絶望的な戦いの記憶がフラッシュバックした。
そうだ、あの悍ましい魔族は!?
僕はガバッと勢いよく上体を起こした。
(ここは……どこだろう?)
見回すと、ふかふかのベッドの上にいた。
急いで自分の身体を確認したが、傷は綺麗に消え去り、痛みひとつ残っていなかった。
横を振り返ると、セリナや兄、ヴィクターさんにフィオナさんまでもが、目を丸くして僕の方を見つめていた。
「えっと~……?」
僕が間抜けな声を漏らした瞬間、セリナが全速力でこちらへ突進してきた。
「シエロぉぉぉぉーッ!!!」
セリナは勢いよくベッドへジャンプし、僕の上へと飛び掛かってきた。
「ちょっと!セリナさん!?」
ドォォンッ!!
全体重を乗せたセリナの無慈悲な膝蹴りが、僕の股間――神聖なる『エクスカリバー』へと直撃した。
「グハァッッ……!!」
(こ、この女!怪我人への容赦が一切ないな……!)
「シエロ!やっと目を覚ましたのね、バカ!!」
悶絶する僕のそばに、他のみんなも安堵の表情で駆け寄ってきてくれた。
「シエロ!」
「お兄様!!それに、ヴィクターさんにフィオナさんも無事で……」
ふと、その後ろに見覚えのある豪奢な赤いドレスの姿が目に入った。
「イ、イザトラ……!?」
「……あら、私には『さん』付けじゃないのかしら?」
僕が警戒して身構えると、イザトラは気まずそうにスッと目を逸らした。
「あ、いえ……その、どうしてあなたがここにいるのかなと……」
僕の疑問に、セリナが肩をすくめて説明してくれた。
「ま、話せば長くなるんだけど。イザトラはその、色々あってスカラルド家を辞めたというか……とにかく和解したのよ!」
(……和解?スカラルド家を辞めた?)
急展開すぎて、僕の頭ではすぐには理解が追いつかなかった。
「ま、とにかく詳しい話は後よ!まずはシエロ、もう身体は平気なの!?」
僕の身体に異常はない。
強いて言うなら、先ほどセリナに無残に粉砕されたエクスカリバーが酷く痛むくらいだ。
「ええ、特に異常はないみたいです。その……僕が気を失ってから、一体どうなったのでしょうか?」
あのハイケルを倒した瞬間のことは微かに覚えているが、その後の記憶がすっぽりと抜け落ちていた。
兄とセリナから、僕が倒れた後の事、そして……グイルさんの事を詳しく教えてもらった。
「そうですか……グイルさんが……」
僕が俯くと、フィオナさんがそっと僕の両手を温かく包み込んでくれた。
「そんなに落ち込まないで、坊や。あの化け物は、みんなで力を合わせて倒したの。坊やは立派に戦い抜いたわ。だから、自分を責めたりしないで」
恐らく、誰よりも心が引き裂かれるほど辛いのはフィオナさんのはずだ。
それなのに、彼女は僕の前では決して弱音を吐かず、気丈に振る舞ってくれていた。
僕なら、絶対にこんなに冷静ではいられない。
「……ありがとうございます。フィオナさん」
「よし!坊やもお兄さんと無事に再会できたことだし、一旦アジトに戻ろうか」
「はい、分かりました」
それから僕たちは身支度を整え、ジェンブさんという小柄な医者に最後の診断をしてもらった後、半壊したスカラルド新邸の前へと移動した。
すると、何もない空間に突如として巨大なゲートが出現した。
(このゲートは……!)
内側が虹色に輝くその渦は、僕が何度も通ったことのある、見覚えしかないワープゲートだった。
「座標はこの辺りがジャスティングヒットなはずなんだけど……」
虹色のゲートの中から、全身緑色の恐竜の着ぐるみをすっぽりと被った女性が、ひょっこりと顔を出した。
「ユーノ!」
フィオナさんがユーノの姿に気づいて声を上げる。
「あっ!フィオナ姉さん!それにシエロとセリナじゃん!」
ユーノはきょろきょろと辺りを見渡した。
「ふむふむ。見たことのない手練れが三人もいるじゃないか」
ユーノは、ソル兄様やヴィクターさん、それにイザトラをじっくりと観察していた。
そして、ふと不思議そうな顔になる。
「あれ、ベロはどこに行ったの?」
その名前を聞いた瞬間、フィオナさんはスッと下を向き、沈痛な表情を浮かべた。
その反応を見たユーノはすべてを察したのか、いつものおどけた態度を消し、静かにフィオナさんのそばへ寄り添った。
「……大変だったみたいだね、フィオナ姉さん」
「隊長に、なんて報告すればいいかしら……」
「大丈夫だよ。ベロも、任務のために最後まで立派に頑張ったんだから」
ユーノは、フィオナさんの頭を優しく撫でた。
「それで、どうしてユーノさんがここに?」
「それは勿論!隊長命令だからだ!」
「隊長命令!?」
ユーノは着ぐるみの腕を組み、まるで重大発表をするかのように胸を張った。
「隊長から伝言!『ついに原初の七柱、その確認の儀の準備が整った』ってさ!だから俺が直々に迎えに来たんだ!」
「確認の儀……!」
(ついに、僕が本当に『原初の子』かどうかが分かるんだ……!)
「それじゃあ、アジトに戻るから俺のワープゲートに入るんだ」
僕は、目の前の異様な光景にまだ状況が飲み込めていない兄に声をかけた。
「お兄様、安心してください。この人たちは僕の大切な仲間です。それに、この人たちのアジトに……お母様とお父様も保護されています」
『両親が無事だ』と聞いた兄の表情から、すっと険しい緊張が解け、柔らかな安堵へと変わった。
「そうか……。ありがとう、シエロ」
兄は一歩前に出ると、後ろを振り返った。
「ヴィクターは、どうする?」
「俺はここに残るよ。母上を一人にするわけにはいかないし……それに、俺たちにはまだやるべきことが残ってるんだ」
イザトラとヴィクターの顔は、かつての冷たい親子のそれではなく、覚悟が決まった強い絆を感じさせる表情だった。
「そうか。……ヴィクター、絶対に無理はするなよ」
「お前こそな、ソル」
二人が軽く拳を突き合わせた後、ワープゲートに入る一歩手前で、セリナも振り返ってヴィクターたちにビシッと指を差した。
「ヴィクター!それにイザトラ!ちゃんと仲良くしないと、また私が乱入するからね!」
セリナはそう言い残すと、フィオナさんと共にゲートの中へと飛び込んでいった。
「相変わらず生意気で騒がしい餓鬼ね……。でも、感謝はしているわ」
イザトラはふっと優しく微笑み、瓦礫の山となった新邸へと歩き出した。
ヴィクターもそれに続き、力強い足取りで彼女の背中を追っていく。
「なぁ、シエロ。本当にこの虹色のゲートに入れば、一瞬でお母様たちの元へ行けるのか?」
兄は、得体の知れない魔法のゲートを前に少し不安そうだった。
そんな兄を見て、僕はここぞとばかりに先輩風を吹かせてやった。
「まぁ、多少は気持ち悪くなるかもしれませんねぇ。ま、僕位のレベルになれば、そんな酔いなんて全く気にならないのですが!」
僕の少し生意気なマウントを聞いて、兄の表情は不安から一転、かつての余裕のある笑みへと変わった。
「そうか、シエロが大丈夫なら俺も大丈夫だな」
「えっ?あ、はい!」
そうして僕たちも、並んでゲートの中へと足を踏み入れた。
背後でゲートが静かに閉じると、そこには激戦の爪痕が残る荒れた新邸と、全てを包み込むような穏やかな風だけが残されていた。
ゲートの中を進んでいた時間は、体感にしてわずか一分程だった。
だが、あの内臓が浮き上がるような独特の浮遊感と、視界がぐにゃりと捻じ曲がる感覚には、何度やっても慣れない。
「うっ、き、気持ち悪い……」
隣を見ると、無言のままの兄様も青白い顔をして下を向いていた。
(ふふん!何が『シエロが大丈夫なら俺も大丈夫だな』だ!)
僕は強がっていた兄の姿を見て、ついニヤニヤと意地悪な笑みを浮かべてしまった。
兄様は吐き気を堪えながら、きょろきょろと周囲を見渡した。
「シエロ、ここは……?」
「はい!ここがお母様とお父様がいる、フィオナさんたちのアジトです!」
「ここが……!」
すると、奥の扉が開いて明るい声が響いた。
「おーい、シエロ!こっちよー!」
僕たちがセリナの呼ぶ方へ向かい、広い部屋の奥へと足を踏み入れると……そこにある大きな長机には、山のようにたくさんのご馳走が並べられていた。
「こ、これは……?」
僕たちが目を丸くしていると、両手に大皿を持った父上が奥からやってきた。
父上は僕と兄の姿を認めるなり、弾かれたように料理をドンッと机に置き、何も言わずにすぐまた奥へと引っ込んでしまった。
「お、お父様!?」
僕と兄様が顔を見合わせていると、すぐに父上が戻ってきた。
――車椅子を押して。
車椅子に座る母様の表情は、僕がここを出て行く前よりもずっと顔色が良く、穏やかだった。
父も母のために甲斐甲斐しく動いてくれているのがわかる。
「お母様!ただいま帰りました!」
僕はたまらず、母の元へと駆け寄った。
ぎゅっと握りしめた母の手は、水仕事の後のように少し冷たかった。
きっと、あの机の上のご馳走はすべて母が作ってくれたものなのだろう。
「シエロ、無事で……よく戻ったわね」
母は涙ぐみながら、僕を優しく抱きしめてくれた。
「お、お母様……?」
ふと振り返ると、兄が一歩も動けずにこちらを呆然と見つめていた。
その表情は、両親との再会に感動している……というよりも、信じられないものを見てしまったというような、激しい動揺に満ちていた。
「ソルもお帰りなさい。無事で……本当に何よりよ」
「お母様、その右足……は……」
兄の震える声を聞いて、僕はハッとした。
(そうだった。兄は母が隕石災害で右足を失っていることを知らなかったんだ……)
兄は、ふらつくような足取りでゆっくりとこちらへ歩いてきた。
「この足はね、隕石災害の時に少し瓦礫に挟まれちゃってね。……でも、今は支えられながら生きているから、大丈夫よ」
母が気丈に微笑むと、父が兄の肩をポンと力強く叩いた。
「俺が母さんの事は一生かけてちゃんと見守るから、そんなに暗い顔をするんじゃない、ソル。せっかくの家族の再会だ。母さんの手料理を、みんなで笑って食べようじゃないか」
父の温かい言葉に、兄の目から涙がこぼれ落ちた。
兄は母の車椅子の前に膝をつき、泣き崩れるようにその細い身体に抱きついた。
母は僕と兄を愛おしそうに両腕で抱きしめ、父がそれを和やかな、けれど少しだけ潤んだ目で見守ってくれていた。
ガチャッ。
そんな涙の再会の最中、無骨な音を立てて扉が開き、フィオナとユーノ、そしてベンジャンが入ってきた。
「……家族の感動の再会は終わったか?」
雰囲気ぶち壊しのベンジャンさんの低い声により、その場の和やかな空気は一瞬にして霧散してしまった。
「ベンジャンさん!?」
「シエロ、この人は……?」
兄は、明らかに只者ではないベンジャンさんに対して少し警戒の色を見せた。
「お兄様。この方が、このアジトのリーダーのベンジャンさんです。お母様とお父様を助け、保護していただいた恩人です」
ちなみにその後ろでは、机の上の豪華な料理を見て「うわーっ!」と目を輝かせているフィオナとユーノの姿が見えた。
兄はすぐに居住まいを正し、ベンジャンに対して深く頭を下げた。
「初めまして。シエロの兄の、ソル・アルランドと申します。この度は、両親と……弟のシエロを救っていただき、心より感謝申し上げます」
「……お前がシエロの兄か」
ベンジャンさんは値踏みするように兄を見下ろすと、ずかずかと僕たちの目の前まで歩み寄ってきた。
「シエロ、それにセリナ。――遂に『確認の儀』の準備が整った」
『確認の儀』。僕が原初の子かどうかを確かめるための、大切な儀式。
それを拒否するつもりはないし、目的第一のベンジャンさんがすぐに本題に移ることも大体わかっていた。
だけど、今は家族が奇跡的に再会できたばかりなのだ。
母の手料理を、みんなで囲んで団らんするこの時間の方が、僕にとっては遥かに大切だった。
「ベンジャンさん。その儀式についてですが……少しだけ――」
僕が言いかけたその言葉を遮るように、ベンジャンさんの口から思いもよらない言葉が飛び出した。
「――まずは、家族の再会を祝うのが先。……だろ?」
「えっ?ベンジャンさん……!?」
「あの机にある大量の料理、お前の母親が一生懸命作っていたことくらい分かる。それに……」
ベンジャンさんは奥で料理を見つめているフィオナさんたちに視線を移した。
「こっちも、大切な仲間を一人失った。あの二人、特にフィオナは今日一日、辛かっただろう」
ベンジャンさんはそう言って、ドカッと椅子に腰を掛けた。
「あいつらを労う為にも……今日は難しい話は抜きだ。この机を囲んで、みんなで飯を食おう」
その不器用な優しさに触れて、僕はますます『ベンジャン』と言う人間の底知れなさと器の大きさが分からなくなってきた。
「あ、ありがとうございます……!」
「よかっっったぁぁぁぁ!!!!!」
すると、横で息を潜めていたセリナが、これ以上ないほどの大声を上げた。
「いやー、私ね!このままベンジャンが空気も読まずに『確認の儀を今すぐ行う』とか言い出したら、後ろから脳天ぶっ飛ばしてやろうかと思ってたわ!」
相変わらずセリナは怖いもの知らずですごいな。
そんな事を呆れつつ思いながら、僕たちも急いで席に着いた。
みんなでご飯を食べることが正式に決まった瞬間、父のテンションは凄まじかった。
戸棚から勝手にお酒を引っ張り出してきたり、母様の手料理がいかに素晴らしいかを大声で語り始めたりと、とにかくフルスロットルだった。
最初はあまりに出しゃばりすぎて少しうんざりしていたが……母が口元を押さえて楽しそうにクスクスと笑っているのを見て、父なりにこの場を盛り上げようと必死に頑張っているんだなと、温かい気持ちになった。
それからは、文字通りみんなで机を囲んでご飯を食べた。
途中でベンジャンだけが席を外してしまったが、僕たちの今までの冒険の出来事や、父のどこで仕入れてきたのかも分からない謎のゴシップ話などで、夜遅くまで温かい笑い声が絶えなかった。
楽しく賑やかな夕食を終えた後、僕たちは順番にお風呂で戦闘の汗と汚れを洗い流した。
その後は、母や兄と積もる話をたくさんして、これまでの空白を埋めるように穏やかで幸せな時間を過ごした。
夜も更け、そろそろ眠くなってきたので、僕は以前ユーノさんに作ってもらった自分の部屋で寝ることにした。
久しぶりにふかふかのベッドで寝られる!と少しテンションが上がり、僕は無防備に扉をガチャリと開けた。
「ちょ……っ!?」
目の前に飛び込んできたのは、湯上がりのすべすべとした白い肌が露わになった薄着姿で、濡れた髪をブラシで梳かしているセリナの姿だった。
「あっ!」
僕はとっさに声を出してしまったが、視線を逸らすどころか、その艶やかな姿を脳裏に焼き付けようと無意識のうちにガン見していた。
(これはこれは!なんとも素晴らしい眼福……!)
そんな阿呆なことを考えていると、セリナが凄まじいオーラを放ちながら僕にズンズンと近づいてくるのが分かった。
(ちょ、ちょっと待ってくれセリナ!まだ僕にも心の準備ってやつが!)
セリナは右手を大きく振りかぶり、僕の頬に向けて物凄い風圧と共にそれを振り下ろした。
バチィィィィンッ!!
「痛ってぇぇぇぇッ!!」
僕はひっぱたかれた頬を押さえ、たまらずその場にうずくまった。
「あんた!ノックもせずに何勝手に入ってきてんのよ!」
「だ、だってここって僕の部屋でもありますよね!?」
「見たらわかるでしょ!お風呂上がりでまだ、着替えも終わってないのよ!」
セリナは顔を真っ赤にして怒鳴りながら、素早く上着を羽織って寝着に着替えた。
「そ、そんなこと言われても……!と言うよりも、脱衣所でちゃんと着替えてから部屋に来てくださいよ!」
(ジンジンする……マジで、ここ最近受けたダメージの中でベスト3には入るくらい痛かったぞ……)
「うるさいわね!次、同じようなことがあったら今度こそ絶対に許さないからね!」
そう吐き捨てると、セリナはプイッとそっぽを向いてベッドに潜り込んでしまった。
「……分かりましたよ。その代わり、セリナこそ僕の偉大なる神聖な『エクスカリバー』を勝手に見ないでくださいよ」
「誰が見るのよ。あんたみたいな『小っさい棒きれ』なんて」
「なっ……!」
(ち、小さい棒きれ……だと……!?)
僕は猛烈に言い返そうとしたが、今これ以上何かを言うと本当に命に関わる気がしたので、悔しさを噛み殺して大人しく自分のベッドに入った。
しかし、セリナに最後に言い放たれた言葉が想像以上に男としてのプライドを抉ってきたのか、そこからしばらくは全く寝付けなかった。
そして、翌朝。
スッキリと目を覚まし、顔を洗って、母が作ってくれた温かい朝食をしっかりとお腹に収めた。
ついに、僕が原初の子かどうかを確かめる『確認の儀』を行う時が来たのだ。
「準備は良いか、シエロ。そしてセリナ」
「はい、問題ありません。……ところでベンジャンさん。どうやってその確認の儀を行うのでしょうか?」
「とある場所へ行く。……ユーノ」
ベンジャンさんが短く指示を出すと、ユーノさんはすぐに「了解!」と元気よく返事をし、空間に虹色のワープゲートを出現させた。
「よっしゃお前ら!気合い入れてけよー!」
ユーノさんは両手を大きく広げ、僕たちに向かってニカッと笑いかけた。
今回の『確認の儀』には、案内役のベンジャンさん、当事者である僕とセリナに加え、兄とフィオナさんも同行することになった。
父上と母様に見送られながら、僕たちはユーノさんの開いたゲートの光の中へと足を踏み入れた。
未知なる儀式と、僕の本当の力の証明。
新たな真実へと向かう旅が、今、始まろうとしていた。




