第190話
「次から次へと街造りでキリがないですね」
広大な領土を利用しながら、街として発展していこうということから、今いるドワーフだけでは足りないことから、オーガの手を借りながら、街造りを行っていた。
「すみませんなぁ…。我がオーガも移住して来たばかりか」
「ゴブリンである我々も街作りですからね…」
「いいんですよ。シリウス様から無駄に広いだけの領土を何もしないのは…って言っていましたし」
首都となる街は、ミオンモールという異世界人には分からないものの、コレから経済も動き出すだろうと思いながらも、彼らは街造りを速やかに始めたのである。
「美容師に関する妖魔…?」
≪魔物生成書~誰もが突っ込みたくなるかも知れないキャンペーン実施中!?因みに素材は召喚魔法及び自給自足で~≫が今まで通り記されるようになったものの、漸くと起きたばかりのシェルファから美容師の妖魔について問われたのだった。
「ええ。ミオンモールに美容院はあるでしょう?美容院も10店舗以上は確保した方がいいと思うのよ」
「…確かにこう広いと1店舗限りだと厳しいよな」
「ブラック企業ですわよ?このままだと」
「そ、そうだな。妖魔だって命あるモノだし…」
働き過ぎるのも返って毒だと思いながら、シェルファが妖魔生成として渡された本を開いたのだった。
「他にも花屋、化粧品、洋服屋…と色々とありますわ」
「そうだな…」
エルフにとってそれらは、必要不可欠だということを忘れていたシリウスは、美容師となる妖魔の生成をすることにしたのである。
「…あのさ?コレ…マジで色々と材料って変じゃね?」
「別に変じゃないだろ」
「そ、それはそうだが…ま、まあ…色々と突っ込んだらダメだよな。すまん」
「じゃあ。そういうことだから…私はそろそろフリックちゃんの所に行くわね」
しおらしい口調や素の口調になりつつも、シェルファは、今日はネイサスの所にいるフリックの元へと行ってしまったのだった。
「なんかなぁ…俺。転生してからモンスターの種類処か色々と余りしていなかったんだなぁ」
身の回りのこととなると、見えなくなることを何とかしなければと思いながら、美容師の数として最低は100はいるだろうなと思いながら、シェルファ考案の妖魔生成書を改めて開いたのである。
≪ビヨーシスタース-生成材料-≫
・美容用のハサミ
・美容用のブラシ
・美容師の心得の書
・美容師の心理
≪ビヨーシスタース-生成方法-≫
普通に美容師を想像するだけです。
「…絶対に手抜きだよな?」とシリウスは思いながらも、ビヨーシスタースは、100人程、妖魔として生成すると、それぞれ髪型は個性溢れる美容師として、美容院の開店準備に向かったのだった。
「コレから色々と忙しくなりそうだ…」
シリウスは、改めて大魔王として任を果たそうと思いながら、モンスターの生成も再開することにしたのである。




