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12の異世界  作者: べりー
2/6

0個目の世界

「最近異世界物増え過ぎて、飽きてきたなぁ」

ヘッドセット越しに俺は友人にいつもの如く返答に困る言葉を投げつける

「はぁ…優輝…お前、そればっかりだな」

「だって飽きて来たし…」

適当な感じで答える

「じゃあ、ゲームやってみね? 今はまってるオンゲ有るんだよね‼️」

いきなり暑く来たな…いい奴なんだが自分の趣味の押し付けがうざったいんだよな…

「あー…また今度な…」

気だる下に答えた

「まぁ…優輝はそう答えると思ってたけどな」

…じゃあ進めて来なくてもいいんじゃない?…

「そんな暇ならたまには外出たらいいんじゃね?

  ほら新しい刺激って奴が有るかもよ?」

「そだな 気付いたら3カ月ほど外出もしてなかったか…」

言っておくが俺は引きこもりって訳じゃないお金だって稼いでる

俗に言う悪い人間の口座からバレない程度に金を移動しているのである

余談はさておき

そういえばちょっとおもしろそうな異世界物の新刊でるんだっけ…

ふと思い出した

「じゃあ出かけるわ」

俺は返答も待たずにヘッドセットを外して外に出かけた

3カ月ぶりにマンションのドアノブを捻る

「眩しいな…」

季節は夏

やっぱ止めようかな… そう思ったが…このままでは本当に引きこもりかしかねないな…

そう思い暑い中歩き出していった


「いや…結構買っちまったなぁ…」

俺は1冊だけ買うつもりだったんだが

気付いたら異世界物のライトノベルを12冊も買っていた

しかも全部1貫目で有る

…何の事は無い文句言ってもやっぱ異世界好きなんだな…

と先ほど友人に言った一言を思い出して1人苦笑する

「どんな本買ったんだっけな」

中世の世界に転生

ゲームの中に転位

魔法の有るファンタジー

金ですべてを解決できる世界に

銃の世界

SFにカウボーイ

ジャンルバラバラだな

…それに時代劇…?

戦◯自衛隊かよ‼

「帰るか…

  …早く読みたいしな…」

そして都会の雑像の中紛れ横断歩道を歩く

そして青の信号を渡る…

3カ月ぶりに渡っている

…でも結局渡り切る事は出来なかった…



  あぁ…           俺

 


         死んだ


友人の「いってらっしゃい」くらい最後に聞いて置けばよかったな…

あぁ…アイツの名前なんだっけ…

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