第二十七話 魂の一撃
シヴァルード内にサイレンが鳴り響く。
「ギリギリかわせたが右舷の損傷が大きい。
長くは持たんか…」
その時、ペランディスがシヴァルードへ総攻撃を仕掛ける。
「次は確実に仕留める!
絶対に逃がすな!」
「やられたままではしゃくじゃな。
主砲が撃てるのはあと一発が限界かの…なら」
小さな爆発を起こしながらも船体を変形させ、船首を四つに分けエネルギーを中心に蓄積させるマッド。
「敵戦艦に高熱量を感知しました!
恐らく主砲と思われます!」
「馬鹿め!
あの高エネルギーのレーザーを受け止められる程のシールドだぞ」
「ラウド聞こえるか?」
「ああ、聞こえてる」
「わしはもう持たん。
お前を一人、戦場に残す事になってしまう」
「気にするな。
後は俺がやる」
「お前には普通の生活をさせてやりたかったが…ラウド、死ぬでないぞ」
「ああ!」
「さあ! 愚かで罪深い年寄りの一撃を受けてみい!」
光りを放っていたエネルギーが一気に収縮した次の瞬間、船体よりも大きなレーザーを放つ。
「衝撃に備えろ!」
レーザーはペランディスのシールドに直撃した。
「どうじゃ!」
しかし、ペランディスは無傷でそびえ立っている。
「無駄な事を…今だ!」
再び月から光りが伸び、 シヴァルードを飲み込む。
「年寄りの一撃をなめるでないぞ…」
凄まじい爆発と共にシヴァルードは光りに消えていく。
「敵の戦艦を墜したぞ!」
その時、ペランディスのシールドが砕け始めた。
「艦長、シールドが持ちません!!」
「まさかあの一撃が耐久力を上回ったのか!?
…なんという技術力の高さだ」
光りがシールドを貫きペランディスに直撃して大爆発を起こし、大量の残骸が散っていく。




