第二十四話 破壊者、降臨
「ジェミーは下がってて!」
アウルは高速で移動しながら何度もネスタに斬りかかる。
「ハイドの姫か。
目障りだ…墜ちろ!」
ネスタの機体から何本もの触手が伸びアウルを弾き飛ばす。
「くっ!」
「アウル!
私は…戦う!」
腰にあった円形の物を外し、ヨーヨーの様に触手を攻撃するジェミー。
「兄として私はお前に引導を渡す!」
触手がジェミーの攻撃を縫うように進み巻き付く。
「きゃっ!」
「眠れ」
一本の触手がジェミーに襲い掛かるが、アウルの一撃で防がれた。
「ちっ…ならば!」
触手はアウルにまで巻き付く。
「しまっ」
「まとめて死ね!」
次の瞬間、四本の触手が機体を貫いた。
「そんな…どうして…ヨシュア少尉」
アウルの前に立ち触手を受け止めるヨシュア。
「敵になったけど…やっぱり…姫様は…自分達の姫さ」
ヨシュアの機体は爆発し通信が切れる。
「少尉ーーー!」
「尊敬に値する忠義心だ。
だが、守れなければ意味がない!」
再び触手でアウル達に狙いを定めるネスタ。
「動いてルシフェール!
ここで終わるわけにはいかない!
お願い…動いてっ!」
「さらばだ」
触手が動き出した瞬間、戦場に一筋の光りが走る。
「なんだ!?」
「ネスタ、本命が来たようだ」
「アンノウン!」
シヴァルードと共にガルエンヴィが姿を現す。
「お姫様がこんな形で現れるとは意外だったが、面白くなりそうだ」
「ではおっ始めるかの」
「ああ…ガルエンヴィ、全てを破壊する!」
ラウドは戦場を駆け抜ける。




