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詩 10編  作者: 呪癒 黎蘭
13/16

No.13_私の何かの具現化

1. 真面目

2. 前日

3. 新学期

4. 独白

5. 幼少期私的人間論

6. 死ぬしかなかった。

7. 吐きダコ

8. 病室の匂い

9. 君を追いかけて走るのはもうやめたよ

10. 天国in地獄

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真面目

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緩やかに絆されていく、

少しずつ出血、

損をする。

貴方は貴方のことだけ考えて生きていけばいいから。

大丈夫、貴方を独りにはしないよ。

大丈夫だからね、

貴方を独りで泣かせたりしないから。


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前日

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髪を切ったの、10センチくらい。

このそこまで大きくない変化に、

気づいてね、って。

おんなじクラスになりますよーに、って

願って、

またお話できますよーに、って。

そろそろ気付いて、

悲しむ前に、後悔する前に。


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新学期

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出席番号が同じだった、

それだけでも感謝した。

小さな幸せに気付ける人間になるための

試練だと思って、

廊下で見かけたとき、

目があったとき、

話しかけられたとき、

2年間当たり前だった

幸せだな、が

当たり前じゃない1年間を、頑張るから、

私に気付いてもらえるように、

頑張るから。


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独白

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ごめん、もう会えない、

こんな人、いない方がいいって

気が付いてしまったから、

嘘、本当は嘘なの、

本当はずっと前に気が付いていたの、

でも、どうしても、

貴方の隣に居たくて、

貴方と同じ感情になりたくて、

同じ空気を吸って、いたかったから、

ごまかしてたの、ごめん、ごめんね。


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幼少期私人間論

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双極、

交わることのないはずの平行線が、

ただの線になり、

交わった交差点で

人がうまれる。

綺麗事だけじゃ生きていけない、

貪欲に生きる。

綺麗事でもいいから、

みんな仲良く生きる。

交わらなければ、

人の究極型がうまれるんだろうな、

なんて、

幼い私が語った人間は、

貴方にはどうきこえたのだろうか。


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死ぬしかなかった

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こんな状況で、こんな環境で、

なんで生かすの?

もう、ここで、死ななきゃ、

苦しいだけなのに、

もう少しで、死ねたのに、

その水面下の薄い同情と

正義のヒーローぶった態度が鬱陶しい、

1回で死なせてよ、

悲劇のヒロインにはなりたくない、


ごめんね、なんだか可怪しかったみたい。


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吐きダコ

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吐き気と鼻血、

今日だけでもう4回目

生温かい生臭さ、

吐きそうで吐けない、

ぐちゃぐちゃの顔面、

ぐちゃぐちゃの体内、

点滴してたら、楽なのになー


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病室の匂い

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窓から見る景色、

不要な動きができなくて、

真っ白なベッド。

喋らない君と話し続ける私、

何も返してはくれないけれど、

私が生きる理由としては相応しかった。

今は4月22日、

2人とも、15になってしまう前に、

目の前で、とられてしまう前に

14を忘れてしまう前に、

死海に、行こうよ。


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君を追いかけて走るのはもうやめたよ

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何処まで行けばいいんだろう、

君を忘れたい、

世界の果てで独りになりたい、

葉についた朝露、

水たまりに落ちたときの音を奏でたい、

スマホとお酒と煙草、

深い青色の夜、

本当は君を探していたのかもしれない、

なんて思いが心を満たそうとする、

どうしようもない思いをやり過ごすために、

暗い儚い夜を歩いていた。


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天国in地獄

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一生物の感情、

不安も苦しみも悲しみも、

抱きしめて歩こうね、って

貴方が垂らした蜘蛛の糸。

時が経って。

貴方の普通が、私の普通じゃなかったとき。

貴方の不安が、私の安定だったとき。

貴方の悲しみが、私の悲しみじゃなかったとき。

貴方の好きが、私の愛してるだったとき。

乖離した感覚、

境界線を殺すために、

手を取って、

手を繋いで、

とけてしまおうよ。


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― 新着の感想 ―
[一言] 「新学期」の詩が特に好き(*^^*)
2024/07/20 07:41 退会済み
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