表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/6

平成4年4月25日(クラスマッチ③) 

ピッチにたった自分は久しぶりのグランドに若干戸惑いはしたが、心が鳴った。

中学までは芝だったが、土のグランドも他の強豪中学の練習試合で経験済みだったので意外とすぐに慣れた。


試合が再開すると、すぐにボールが自分の足元に来た。

来たっ。

すぐにボールの感触を確かめながら、トラップも自分のコントロールの範囲内にしっかり入り、いい感触だと思った。

が、すぐに背後に人の気配を感じた。

クラスマッチなのに、しっかり足を削ってくる。

なんだ、こいつはと思い、相手の顔を見ると平山先輩だった。

さっきまで、自分と同じで大してやる気のないプレイだったのに急にやる気を出してきたのだ。


このままではボールをとられると感じ、味方にパスを出して離れようとしたときに平山先輩はわざと足をだし、自分はバランスを崩した。

くそっと思い、先輩の顔を見たとき先輩は、こっちを見てニヤッと笑った。


やってやるぞ!


自分の中で、何かが切れる音がした。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ