魔人窮す
酒場でメイプルたちと別れた後、俺は一旦軍の待機所にピエタを連れて行き顔をつなぐと、その足で北東の森へ向かった。
手早く確認できそうならピエタも一緒にと思っていたが、資料を置いた書庫が現在整理中で取り出すのに時間がかかるなんて言われていたからピエタを残して俺一人だ。
まあ、戦闘を控えているピエタを連れてきても何かあった時は足手まといだし、最初からそのつもりだったので問題は無い。
とりあえず今回は例の八人の行方不明者が参加した宴を開いた商家、どうやらコルソーと言うらしいその家に行って当時の話を伺い、その家の者の様子を探ってみようと考えていた。問題なければ周辺の索敵もやっておくつもりだ。
そうなると正直単独のほうが動きやすいだろう。
「さて、白か黒か。鬼が出るか蛇がでるかってか…」
そう呟き身構えてコルソー家の扉を叩いたが、出てきたのは予想外に小柄な茶髪のおさげの少女だった。
黒いスカートに白いシャツ。黒のベストで胸元には赤いブローチが光る。
お嬢様というよりかは村長の娘といった素朴な印象だ。
「どちら様でしょぅ?」
その少し鼻にかかるような声が純朴そうな外見をより際立たせる。少女は愛らしく小首を傾げて花が綻ぶように微笑み、それと同時に女の子らしい甘い香りが漂ってきて鼻腔を優しくくすぐった。
うわぁ…何だかすげえ癒されるな。
歳は十四、五歳といったところだろう。背はメイプルよりも少し大きく、女性らしく発達はしていたが動作がやたら幼く感じさせ、小動物を前にしたような感覚になる。
そう思うとなんだか『ここには魔物が潜んでいるかもしれない。疑ってかからねば』なんて初めから疑心、敵愾心バリバリでやってきた自分が恥ずかしい。
「あ、俺は柄倉重悟って言います。スノクのギルドに所属している者です」
「ギルドの方?あ、両親から何か依頼されていましたか?残念ながら今両親は別の町に出ておりまして、わたしも何も言付かってないのですが」
どうしよう、と申し訳なさそうに困惑する少女に、逆に俺が申し訳なくなって頭を下げる。
「あ、いやすいません。そういうのではないんです。ご存知でしょうが、先日こちらで開かれた宴の帰りにその宴の参加者の数名が行方不明になっています。俺はそのことについて調べていまして、何かお話を聞くことができたらと伺わせていただきました」
「ああ、左様ですか。…あの件についてはわたしも遅れて耳にしましたが、本当に恐ろしく、痛ましい事件です。早く犯人も行方不明の方々も見つかるといいですね」
「ええ、本当に。ところであの日は…」
「あ、良かったら中へどうぞ。こんなところで長々話すのもなんですし」
そう言って少女は扉を大きく開き家の中へと促してくる。
良いんですかと訊ねると、気兼ねなくと笑顔で返された。その笑顔には腰にくくりつけた刀に自然と触れていた手も離れ、俺は一礼して家の中へと招かれた。
建物はかなり広く、大きく、外観も内観も白を基調として統一されているようで、各所に置かれた壷や絵画は素人の俺が見て一流と感じられるようなものばかりだった。
エントランス中央にまで行くと目を引いたのはいたるところに飾られた花で、ぱっと見回しただけで百本以上の花が色鮮やかな顔で出迎えてくれている。
清潔感もあり、金持ちであることをひけらかしているようではあったが嫌味は感じなかった。むしろこの建物全体に広がる少女と同じ甘い香りが心地よく…
「ん?」
一瞬、甘い香りに乗ってどこからか嗅ぎ慣れた臭いが漂ってきた。
これは…
「血の臭い…?」
本当に一瞬だったが、間違いなく血の臭いだ。こんな場所には明らかに似つかわしくないタイプの臭いが何故か漂ってきた。
するとその呟きが少女に聴こえていたのか少し驚いた顔で俺に向き直り、頭を下げた。
「あ、申し訳ありません。臭かったですか?ちょうどいま奥の調理場で使用人たちに今夜の宴の仕込をさせておりまして、お肉の解体を…。なかなか数も大きさもあるものですからここまで臭ってきたのかもしれません」
「ああ、なるほど。そういうことですか」
庭にも人が居なかったし、俺を迎えたのもここの家主の娘。ということはこの家の使用人総出で取り掛かっていることになる。それほどに人間を使っての作業なら並々ならない量だろう。
「ええ、そういうことです。『気になさらないでください』」
「ああ、はい」
俺はそのことを頭の片隅に追いやって、気にしないことにした。
少女に案内されたのは相当な広さの応接室だった。
ここにも多くの芸術的な品々が並び、全身甲冑なんかも飾られている。商家というだけあって品が豊富だ。
「ここは父がお客様との交渉やお客様を招いての軽いお食事会などに使われます。二階には広間があり、そこで前回の宴は開かれました。以前スノクの衛士の方々がやはり訪ねてこられましたが、その時は部屋の検証もされております」
そしてその二階の部屋は今夜のパーティーの準備がされていて、現在は作業する人間以外入れられないという。
俺が構わないと伝えると、少女は微笑んでソファに座るよう勧めてきた。
俺は素直にそれに応じ、黒革の柔らかなソファに浅く腰掛けた。
おお、ふわふわだ。
「お茶をお出しするにはわたし火を扱うのが苦手でして。使用人も手が空いておりませんし、申し訳ありませんがご容赦ください」
少女はそう言って申し訳なさそうに言うと代わりにとお菓子の入った小袋の封を開けてテーブルに置き、俺の対面のソファにそっと腰掛ける。
「ああ、お気遣い無く。長居はしませんから」
そう言って遠慮する風を見せたのだが、
「そうですか?わたしはずっと居ていただいても構いませんよ」
「え?」
「冗談ですよ。フフッ」
少女は何故かそんなことを言って返し、小さな唇を艶かしくぺろりとなめて薄く微笑んだ。
まだ幼さの濃く残る容姿であるのに異様な色気を感じてしまう。
一度そう考えると、柔らかそうな腕も、滑らかな首筋も、嗚呼、とても美味しそうだ。
――って、いやいや、待て待て俺。確かに美人な分類だとは思うし将来も楽しみだが、色々マズイだろう色々っ!!
体の中に以前とんでもなく危険な状態になった時と同じような熱が生まれるのを感じる。
妄想か現実かわからないが思考がだいぶおかしな方向に向かっているらしい。早めに話を聞いてここから退散したほうが良いかもしれない。
俺は咳払いをひとつすると、座る位置を正しながら話しに入った。
「えっと、では早速なんですが、お嬢さん…ああっと…」
そういえば名前を聞いていなかった。
「ああ、申し送れました。わたしの名前はガーラ。ガーラ・コルソーと申します」
そう言ってさっきとはまったく別人の無垢な笑顔で少女、ガーラは苦笑する。
「では、ガーラさん、どのような経緯でここに人が集まり、どのようにして解散したか聞かせてもらっていいでしょうか?」
「はい。あの日はわたしがこのコルソー家に来て一年目にあたる記念の日でした。それで、両親の友人を招いて誕生日会のようなものを開いたのです」
「コルソー家に来て一年目、ですか?ガーラさんはこの家の方ではなかったのですか?」
言ってからしまったと後悔した。
ガーラが寂しげに笑い、小さく頷いた。
「わたしは養子なんです」
「あ、ああ…それはすいません」
なんだか悪いことを聞いてしまった。考えればすぐに分かることだ。事情を察してそこは黙って流すべきだった。
「いえ、気になさらず。わたしもそこまで気にしていませんから」
「そう言ってもらえるとありがたいです」
「いえ、よくある話ですから本当に気になさらず。…それで、あの日は夜に全部で四十八組、二百人近い方々が集まって、飲んだり喋ったりで皆さん遅くまで楽しまれていました。
恐らくはもう日付が変わるかどうかといったところだったと思います。誰かが帰ると父に告げたことで一人また一人と暇を告げられ、わたしは皆さんを玄関先でお見送りしました」
予想以上に多いな。そりゃ大店肉屋も慌てるわ。
「皆さんバラバラにお帰りになったわけですか?」
「ええ。各家の方々は皆さん馬車でまとまってですが、帰られたのは一斉ではありません」
「”まとまって”ですか…」
さて、そうなると疑問が浮かぶ。それはこの話を最初に聞いたときにふと引っかかった部分だった。
「ガーラさんは被害を受けた方にあれから会われました?」
「ええ、当然お話させていただきましたよ。皆さん娘さんがいなくなったとひどく憔悴して、見ていられませんでした」
「…そうですか。確かその方々はこの宴の”帰りに”いなくなったと言っていたんですよね?」
「…そうですね。わたしはそう聞いていますが」
ならば、尚更おかしい。
「じゃあ、なんで”馬車でまとまって”帰られた方が自分の娘が”行方不明”なんて通報するんでしょうか?」
「………それは…わかりませんね…」
「ガーラさんが会ったということはその方々は無事だったんですよね?」
「ええ」
「でも、攫われたとかそう言うでもなく、”いなくなった”と言った」
「………チッ……」
そう。話を直接聞いて確信した。間違いなくおかしい。そして確実にその行方不明と言った誰かにウィスクムが関係している。
「ガーラさん、良かったらその被害に遭われた方のお名前をお聞きしたいのですが。できれば住んでいる所も――」
「カラクラさん!」
突如、テーブルを手で強かに打ち据えガーラが叫んだ。
その顔はどこかのっぺりとして先ほどまでの愛らしさなど皆無だ。
「は、はい?」
「『そんなこと、どうだっていいじゃないですか』」
「は?」
この子、何を言っているんだ?
俺はその言葉が理解できなかった。
さっきまで被害者を思って悲しそうな顔をしていたのに、なぜそんなことを言うのか。
混乱し固まる俺に、少女の口が、舌が、ゆっくりと動き、近づく。
「『そんなこと、どうだっていいんですよ』」
「いや、あの、ですが…」
その動きに合わせて熱い吐息が吐き出され、先ほどまで優しく鼻腔をくすぐる程度だった甘い香りが途端に強く、濃厚な臭いに変わった。それは頭の芯まで蕩かすような臭い。
指先までじわじわとガーラの声が染み込み痺れさせていく。
危険だ。何か危険だ。
全身から怖気のような危険信号が発せられる。
だが、何が危険だ?
何で危険なんだ?
判らない。
いや、そんなことはどうでもいいことだとさえ思える。
テーブルを越え近づいてきたガーラはついに俺の上に跨り、頬を舐め、耳たぶを噛み、穴に舌を入れて艶やかな吐息と共に囁いた。
「『忘れてしまいなさい。そんなことはどうだっていいんだから』」
「あ…いや…そ…」
俺は、いったい何の為にここに居るんだったろうか?
いや、そんなことはどうだっていい。
考える必要はない。
なんだか、凄く気持ちがいい。
体から力が余計な力が抜けて、気分が高揚する。
「『…カラクラさん、何も不安に思うことはない。考えることはない。ただ、身を任せ、わたしに従いなさい』」
「…ああ…」
そう、それでいい。そのほうがいい。この子に身を任せたほうが気持ちがいい。
ガーラの舌が再び頬を舐め、首を舐め、指先は俺のシャツを捲り上げる。
細い指先が腹から胸へと上がっていき、心臓の辺りで止まる。
「『あなた、人間とは違うとても不思議な匂いがする。とっても強そうな。…予定には無かったけど、奮発してわたしの子供にしてあげる』」
「…ああ…ありがとう…」
ガーラの指先が胸に突き立てられ、皮を破り、五本の指が心臓を目指す。
ジクリと痛みが奔るが一瞬のこと。じわじわと捻りをいれながら進もうとする指先に、むしろ僅かに甘い痺れのような快感すら感じる。
「ちぃ・・・何だこいつの体、鋼みたいに硬い。本当に人間か?」
グリ…グリ…と指先が肉を掘る。しかし、どうにもガーラは苦戦していた。
困惑するガーラの白い首筋が俺の目の前で揺れていた。
こんなに”頑張ってくれている”ガーラがとても愛しく感じる。
「くそっ…指が入って行かん。仕方ない、このまま植えてしまうか」
ガーラは何か別の方法に切り替えたようだ。
右手を俺の首に回し、左の手の平を胸に当てて強く押し始めた。ガーラの手はすぐに紫色に変色をし始め、太い血管のようなものが浮き始める。
そして、ガーラの口から苦しげに吐息が漏れた。
「ああ…ガーラ…」
体が熱くなる。
ガーラのいきむような声が耳朶をくすぐり、体の奥から熱の塊が膨張を始める。
狂おしいほどの情欲が俺の中を駆け巡り、ガーラを食べてしまいたい衝動に駆られる。
そして思考は更に蕩け、
熱を帯び、
俺は、
愛しいガーラの白い首筋に、
噛み付いた。
「ぎぃゃっぁぁぁぁぁぁぁぁ!??」
瞬間、劈くような悲鳴を上げ、ガーラが俺を物凄い力で突き飛ばした。
俺は、そのまま後方に二転三転転がって、色々な物を巻き込みながら停止する。
高価そうな壷やら皿やらがガシャンガシャン音を立てて割れる。
そして、その音が止む頃には部屋からあの甘い臭いが消えていた。
「が…ガーラ・・・?」
俺は何がなにやら分からず混乱しつつも、頭を擦り立ち上がった。
ぼやけたような思考が今の衝撃でじわじわと戻ってくる。
嗚呼、だがそのせいで、折角の蕩けるような甘い快感ももう感じない。
代わりに胸にじくじくと小さな痛みが脈を打つ。
そして、ガーラは、
「お、お前っ!!何をっ!?まさか、わたしの正体を見破ってわざと!?」
荒い息を吐き、鬼のように顔を歪めてこちらを睨んでいた。
その手は右の首筋を押さえ、押さえた指の間から血が流れている。
紫の血が。
その光景にすぅっと体から血の気と共に熱が引いていく感じがした。
そして何かが滴るような感触に気付き唇を拭うと、そこには紫の液体が付いてくる。
「お前……」
俺は刀にそっと手を添え、半身になって身構えた。
「ウィスクムか」
「ガアアアアアァッ!!」
言うが早いか、少女ガーラの姿をした魔物は両の手を振り上げ、人の出せる速度を軽く超えたスピードで一足飛びに向かってくる。
俺はそれを抜刀する勢いで横に薙ぎ、ガーラの手に当たる感触が硬いと感じるや否や体を振って左手に跳んだ。
「オマェェェェェッ!!オマエ、ナニモノダァッ!!?」
俺の横を飛びぬけたガーラは獣のような四足の体勢になり、こちらを睨んだ。
手足は血管のように脈打つ紫の蔦が覆い、口は耳まで裂けて涎がボタボタと滴り落ちていて、その目は紫色に濁り、薄気味悪い光を宿している。
もう完全にホラー映画だ。正直こういうのは得意じゃない。
やばかった…ああ、多分かなりやばかったんじゃねえかな、これ。
胸にあいた指の大きさの穴が物語っている。
そういえば何かうにょうにょしたのが体の中に入り込もうとしていたような気色悪い感覚が残っている。
どっと冷や汗が出た。
俺は内心の焦りを隠すようにその目の前のホラーな化け物を睨みつけ、刀を振る。
「俺はお前を倒すためにやってきた、しがない雇われ魔人だよ」
不敵な笑みを見せてやる。なんてことはないという顔を取り繕う。
するとガーラは目を剥き、牙を剥いて震えるように後退った。
「マ、魔人…ガガ…ァ。まさか…イや、確かにアの臭い、アの強靭さなラ」
忌々しい。
そんな感情がその顔に表れる。
「お、オマエもバケもノなら、何故わたシの邪魔ヲするカっ!!」
「一緒にすんなボケ。俺は”まだ”人間辞めてねえ」
そもそもお前は魔物だろうが。
そう言って切っ先をガーラに向けると、眉間に皺を寄せ、すぅと息を吸い込み始めた。
そして、
「グ…ググ…『グガァァァッ!!!』」
ハウリング。そんな言葉が思い浮かぶ。
その耳を抉るような不快な音が俺の体を通り抜け、建物全体へと伝わっていく。
すると、その音が止むと同時、地鳴りのような音と振動が上から下に”降りてくる”。
「何だ!?」
荒々しい足音と臓物の臭いが廊下の向こうから大量に押し寄せてくる。
それに俺の脳が過去に似たシーンを観たことを思い出し、反射的にヤバイと警告を発した。
そしてその信号を体が受け取った刹那、俺は全力で駆け出して向かいの窓を突き破って庭に飛び出していた。
瞬きほどの間。
直後、背後の応接室には口や手を真っ赤に染めて血濡れの斧や包丁などを持った百人以上の男女が、まるでゾンビのように涎をたらし口を開けてドアを押し破って雪崩れ込んできた。
「「「あぁおぉぁあああああっ!!」」」
俺はその光景に戦慄し、もう反射的に立ち上がってその場を離脱する。
「おああああああああああっ!!!くっそ!マジでホラー映画かよ!俺そういうの苦手なんだぞ!!チクショウ!!」
ヤバイ。本当にヤバイ。いろんな意味でヤバイ。
とにかく相手が悪すぎる。
何かあのガーラも色々危険そうだが、それ以上にあのゾンビっぽい奴らが俺の心の問題で危険だ。
俺はスプラッターは観れるがホラー映画は絶対無理なタイプだった。
だが困ったことに母さんと千智がまあホラー映画が大好きで、小さい時からその手の映画を観るのを延々付き合わされた。そのせいで俺には未だに消えないトラウマが刷り込まれている。
なかでもゾンビは最悪だ。
今回はそのトラウマで助かったが気持ちは良くない。絶対。
そんな俺の目の前では突き破った窓からわらわらと紫の目のゾンビっぽい奴らが我先にと溢れ出ようとしている。
「もうダメ。ほんとダメ。絶対ダメ。ムリムリムリムリ超ムリ」
倒したいし倒せるかもしれないけど、体が拒否してる。
心折れかけてる。
手足は痺れたように力が抜け、今にも刀を取り落としそうだ。
すると、その痺れを助長させようとするかのように応接室で嗅いだ頭を蕩けさせるような甘ったるい臭いが辺りに漂い始め、俺はすぐさま鼻を袖で覆った。
「『ヤツを追え!殺セェェェェッ!!』」
「「「「「あぉおぉおおぁぁぁぁっ!!」」」」」
大音量のガーラの号令。
勢いを増したゾンビ(仮)どもがついに窓枠を壁ごと破壊して外へと飛び出してくる。
「うわっひぃ!!」
ならばここはもう逃げの一手。三十六計逃げるに如かず。
ああ、情けないと笑うが良い。だが、俺は逃げる!!
ある日、森の中、熊さんじゃなくゾンビに出会ったならば、ラララとか歌たう気持ちもへし折れて、誰だって逃げるだろ!
数百人のゾンビを背後に、俺は森の小道を駆けだした。
わたしの分身→わたしの子供に変更




