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転生先は戦国時代でした。ただそろきゃんして、おいしくウィンナー食べたいだけだったのに  作者: 熊ごろう


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11話「甘いものは割と貴重」

今日の更新は夕方になります(18時ぐらい)

その後なんだかんだで様々な商品を見てもらい。結果としてやはり砂糖や蜂蜜が良いのでないかという話に落ち着いた。

砂糖は確かに高級品ではあるが、店に行けば買えない訳ではない。蜂蜜も運が良ければけ巣を見つけられるし、刺されるのを覚悟すれば採取は可能。

実際、町に持ち込むものが居ない訳ではないそうだ。

あとは高級品だなんだと言っても、食い物だからね……磁器とかガラス製品よりはずっとましだと。



話し込んでいた結果、夕方近い時刻になってしまったので遊佐さんには泊まっていって貰うことにした。

さすがに暗い中で川のそばを通るのは危険すぎる。


夕飯は……お肉多めの野菜炒めと卵スープにした。

中華風野菜炒めの元が売っていたので、味付けはそれまかせにする。

最近のこの手のやつ美味しいからね……うん、いけるいける。


味見してみたけどかなりご飯の進む味付けだ。

野菜の火の通り加減も良く、我ながらうまくできたと思う。


遊佐さんの反応は……。


「むおっ……」


一口食べて目を見開いた後は、ひたすらご飯と炒め物を交互に口に運んでいる。

ご飯の減る速度からして、この間の鍋よりも気にいったのかも知れないね。


お腹が少し膨れてきたところで卵スープを一口。

ちょっととろみがついているのが温まって良いね。



「……」


ちょっと落ち着いたところで、今日聞いた話を思い出す。


いくらになるかは分からないが砂糖と蜂蜜は売れそうだ。

いくらで売れるかは分からないけれど、元手よりはずっと高く売れるだろう。

あと一番の問題は実際どこでどうやって売るかだ……ちらりと遊佐さんに視線を向けるが、飯をかっこむのに夢中でこちらに気が付いていないようだ。


翌朝には遊佐さんは帰ってしまう……聞くだけきいてみるか。


「遊佐様は、ああいったものを買ってくれる方に心当たりなどあるのでしょうか?」


「…………いくつかはある」


俺が問うと少し間を置いて、遊佐さんはその心当たりについて話してくれた。

ちなみに間を置いたのは口の中にいっぱいご飯が詰まっていたからである……話すタイミング悪かったみたいね。


それで遊佐さんの心当たりが何なのかというと、お城に出入りする商人とのこと。

それ以外の商人とはあまり面識がないので、もし紹介できるとすれば出入りの商人となるそうだ。


いずれも城下町に店を構える大手の商人なので、ああいった高級品でも問題なく扱えるだろう。

と、若干自信なさげに答えてくれた。


そこは自信をもって答えて欲しかったねえ!



うーむ。紹介してくれるのは凄く嬉しい……嬉しいのだけど、やっぱこちらから商品持ち込まないといかんよな?

ドローンでみた感じ道と呼べるようなものは無かったんだよね……。


「町まで道はあるのでしょうか」


もしかすると上から見えないだけで、実際にはちゃんと歩けるところがあるかもしれない。

そんな期待を込めてたずねてみるが。さてはて。



「一応あるにはあるが……御子神殿には厳しいかも知れぬな」


それ絶対道じゃないでしょう。

絶壁とかでロッククライミングするやつだよたぶん。


多少丈夫らしいし、無駄に馬鹿力だけどそれキャンピングカーの周囲だけだろうから、離れたところで足でも踏み外したらたぶん死ぬ。


キャンピングカーで気合をいれて踏破するってのもありかも知れないが、スタックして詰みそう。


……ただ真面目に考えると、可能性なくはないよな。

燃料減らない謎仕様だし、岩とか平気で乗り越えてた気がする……意外と道なき道をかっとばせたりするのか?


まあ、町に近寄ったら大騒ぎなるだろうから……却下だな。

町に行くのとは別に試すだけは試してみるけど。


「ふむ。ではこうしよう」


俺の思考が少し明後日の方向に行ってるのをみて、遊佐さんは真剣に悩んでいると思ったらしい。

かなり遊佐さんの負担が増えてしまうが、町に戻る際に商品をサンプルとしていくつか持ち帰り、出入りの商人へ見せてくれるそうだ。そのついでにもし購入するのであればここまで引き取りにくるよう交渉もしてくれると……もちろん引き取りに来る分値段は抑えめになるとの事だが、それでも非常に助かる。



「助けて貰った礼だから別に構わんが……そうだな。もし良ければだが、これを入手できるのなら売ってはくれないか? それとこのお米も……この味を知ってしまうと普段食ってる米がなあ」


「勿論いいですよ。明日の朝には用意します」


「ありがたい!」


何かお礼を……と聞いてみると飯盒とお米か。

すっごいうまそうに食ってたもんな……今も5合炊きでは足らずに追加で3合炊いているぐらいだし。

やっぱ品種改良された現代のお米はおいしいよね。


飯盒は割とお手頃価格なので大きめのやつを買って……お米は容器を買って、余ってるお米を移して渡そう。



「砂糖であれば月に30袋。蜂蜜は……この容器を4つぐらいですね」


「……かなりあるな」


追加の米が炊けるまでまだ時間が掛かるので、実際に取引するとなった場合月にどれだけの量を用意できるのか。という話になった。

はっきりとは名言しなかったが遊佐さんは例の配達員さんを見られているので、同じように商品を手に入れているのだろうと……とは何となく分かっているようだ。


深く追及してこないのはこちらとしても助かる。

説明するとなるとだいぶややこしそうだからねえ……。


用意できる量は、普段の食事に影響がでない範囲とした。

砂糖は安売りしていれば200円程度。蜂蜜も高級なのを選ばなければ1000円以下ですむ。


そのぐらいの出費であれば、せいぜいおやつのプリンが1~2個減るとかその程度の影響である。

……割と影響でかいか? そのうちおやつも自分で作るようにしないとだねえ。


「それだけあれば間違いなく乗ってくる」


「おお」


「と思うぞ」


「おお……」


自信もって言い切ってほしいねえ!




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