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最高で最悪なかんちがい  作者: セアロク
第1章  1部 始めての関わり
9/20

最高で最悪なかんちがい(3話 1)

毎度〜遅いで〜す

 「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」


 僕は今駅前のショッピングセンターの目の前で発狂している。過去最高に、絶望感を感じている。


 それもそのはず好きな人に向かって「び●ち」と言ってしまい、嫌われてしまったのだ。


 ......こんなことではいけない。凱、お前は男だろう。


 一年生にして試合に出させてもらった初日、小学校からやっていたことを知られ期待される中、三球三振して監督に、「たまたまだよな、緊張するのはわかる。大丈夫」と言われた後の打席で、キュインッと情け無い音を上げキャッチャーフライになってしまい監督に絶句された男、凱。


 凱大丈夫だ。あのあと高校始めのやつが、いきなりクリーンヒットを打ったがお前は男だ。


 男かなぁ......


 そうして、自分を励まそうと試みたが、かえって自信を無くしている途中僕は気がついた。


 もしかしたら、ショッピングセンターの中にいるんじゃないか?


 そう誰でも考えたくことを思い立った僕は重い足を引きずりながら、ショッピングセンターの中に入っていった。


 ショッピングセンターの中に入ってすぐに、なにやら騒がしいことに気がついた。


 「なんだ? 妙に騒がしいなぁ」

 「お兄ちゃん今バッグのセールやってるんだよ。彼女さんに一個どうだい」

 「彼女いません」

 「そ、そうかい」

 おばちゃんはセールの人混みの中に消えていった。おばちゃんに悪いことをしたとは思うが質問が悪い。てか店員じゃないんかい。


 セールをやっているらしい。セールと聞くと、おばちゃんたちがこぞって戦争をしているようなイメージだが、見たところ若い人の割合が大きい。


 ほとんどがけっこうかわいすぎるデザインなのでさっきのおばちゃん以外はスルーしているようだ。


 少し、気になったので人混みの中を見続けていると、そこには


 バッグを持って、寂しそうに財布の中を見る小さい女の子がいた。

3月10日から二週間連続更新の予定ですが、1日に何回も更新しなければ意味ないですかね?

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