最高で最悪なかんちがい (6話 2)
こんなにお久しぶりになるとは...
「ガイきゅーん、わたちと野球ちよ〜。て痛てぇ! いきなり殴ってくるんじゃねぇ、おい俺が悪かったから許して下さい!」
誰かと思ったら中学の同級生だった。
「なんだよ、お前ら人のこと舐めてんのか」
「なに怒ってんだよ? 女の子にフラれたか? いやガイは告る勇気すらないか!」
そういってみんな一斉に笑い出した。こいつら......確かに告る勇気は一生出ないかもだが。
「なにプルプル震えてんだよ。お前も野球しようぜ」
「もしかしてこれ中学の野球部全員いる? なんで俺だけ呼ばれてないんだよ」
もしやハブられたか
「いやだってお前L●●Eしたのに全然返事返さねーじゃん。他のやつ呼んでたら電話するのも忘れちまってよ」
「え? あ......」
ふとスマホに目を向けると通知が切られていた。昨日部屋で暴走したかったから通知切ってたんだった。
「ごめん見るの忘れてたわ。とりあえず野球やろうぜ!」
「そうこなくちゃ!」
事前に二つ持っていたグローブを投げてきた。
久しぶりの草野球はそれはもう白熱していた。十人しかいないため、五人ずつのチームで分かれグラウンドを狭くしていた。そのため少し飛ばすとすぐ長打だ。見るも無惨な二桁得点を両チーム叩き出していた。
「僕もう帰る.....」
「ガイお前外野に回ってくれ......」
僕はボコボコに打たれてしまいしょげていた。楽しくねぇ〜。
あいつら20点超えた方が勝ちとか言ってるがそれもう別のスポーツだろ。バドミントンかよ。
トボトボと歩いて外野に着き、前進守備を取った。長打にさえならなければ簡単に打ち取れるからだ。
「オラァ!」
普通に打ち上げられた。
げっ、やられた。
僕は素早く足を蹴り出した。これなら追いつけるかもしれない。
「おい、危ねぇぞ君!」
「ひっ....」
なにやら周りが騒がしくなっていることにこの時の僕は気が付かなかった。
そしてかすかに耳に入ったか細い声も気にせず思いっきり僕はボール目がけ飛び込んだ。
「ウオーーーー! イテッ!」
飛び込んでキャッチしたため激痛が!
痛みに悶えながらグローブの中を見るとスッポリとボールが収まっていた。
僕は勝利を確信しグローブを天に突き上げた。
「やるじゃねぇかガイ!」
「男らしいなガイ!」
「女の子を守るとかやるじゃねぇか!」
「まぁ、お前ら落ち着けよ僕がいくらスーパープレイをしたからって大袈裟な......は? 女の子?」
ふと後ろを見るとそれはかわいいスカートを履いた美少女が肩を震わせ座り込んでいた。
「ガ、ガイ君?」
「さ、冴木さん?」
まさか一年以上もあくとは読んでくれる人いるかなぁ




