最高で最悪なかんちがい(6話 1)
では、どうぞ
あれっ…あれあれあれあれあれぇぇぇ??
鍵が開いてない!?
家に帰ってみると鍵ががっちり閉まっていた。
これじゃあホームレス状態じゃないか。これからどうしよう。
ふと足元を見るとなにやらメモが落ちていた。内容に目を通す。その内容に思わず舌打ちをした。
『私は今出掛けに行きました。旅にでるとか言ってたので当分の間帰ってこないと思いましたが、一応書いときました。心配なので夜には帰ってきてね笑 それではあなたの旅が平穏に終わりますように笑
母より 』
うっざ、L●●Eで言えばいいのにわざわざメモで書きやがって。すぐ帰ってくると思ってやがったな。まぁ実際そうなんですけど。
2000円でいったいどうすればいいんだよ。……さっき水道を飲みすぎて腹がぁ……痛ぁい!!
また公園に行くのは忍びないので、外に置いてあった自転車に乗って僕はコンビニに行くことにした。
「自転車を漕ぐたびに出そうになるぅ、なるべく漕がないようにぃ…」
そうして苦労して自転車を漕いで、ようやく着いたコンビニのトイレに5分間ぐらい立て篭もり、コンビニ弁当を買った僕は、どうしようか迷っていた。
これからどうすりゃいいんだ。あまり外にいると疲れるし、中には入れない。公共の施設に1人でいるのもなにかと目立つ。八方塞がりな状態だ……腹が減っては戦はできぬだ。まず食べよう。
イートインコーナーで腹を満たした僕は少し眠くなったのでまたも公園に行くことにした。
「カァァァァァー」
これはカラスの鳴き声ではないホームレスの鳴き声だ。
公園ではホームレスが寝ていた。
ベンチが1つしかない公園ではこういうのは非常に困る。他にもあるにはあるのだが既にぶっ壊れている。まぁ僕も寝ようとしていたので言えた口ではないが。と、ここで僕は1つの疑問にたどり着く。
『な ん で 誰 と も 会 わ な い ん だ』
ここまで移動して今日会話したのはお母さんとガキ達だけだ。せめて知人に会いたいものだ。
と、そこで声が聞こえてきた。もしや、来たのでは?
「おーい、ガイくーん」
遠すぎるので誰の声かは分からない、しかし高い声であるのは間違いない。てかどっから聞こえてきた。
「おーい、ガイくんってばー」
2回目で僕はその声のする方向を突き止めた。
僕は淡い期待を寄せながら、あの人の声ではないかと思いながら、そんなわけないとは思いつつその声のする方向へ自転車を漕ぎだした。
活動報告にて報告したいことごありますのでご覧下さい。




