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最高で最悪なかんちがい  作者: セアロク
第1章  1部 始めての関わり
15/20

最高で最悪なかんちがい(4話 5)

 ギリギリ間に合ったぜ。

「危ない!」


 自転車が猛スピードで迫ってきていた。住宅地を歩いていたため、僕らは道路を歩いていた。

 思わず僕は冴木さんをこちらに引き寄せていた。


 危ないもう少しで大事故になるかもしれなかった。


 「あ、あのガイ君?」

 冴木さんが恥ずかしそうに言ってきたのを不思議に思っているとふと気づいた。

 冴木さんの手を握ってしまっていた。

 思わず手を離した僕に冴木さんが頬を膨らませた。

 

 「ちょっと、なにその汚い物でも触っちゃったみたいな反応」

 「いえいえとても綺麗ですよ。なんだったらずっと握ってたいぐらい」

 思わず僕のキモいテンションに顔を引き攣らせた冴木さんは、やがて気を取り直し


 「ありがとうね」


 またその笑顔だ。これ以上ドキドキするともう耐えられなくなりそうなのでやめてほしい。


 



 自転車猛スピード事件の後、自転車に乗っていた人を探そうとしたが時間も時間なので諦めた。

 僕は冴木さんを歩きながらじっくりと(舐め回すように)見ていた。


 身長は160cmぐらいだろうか、髪は黒と茶色とが混ざったような色。肌色はどちらかと言えば色白の部類だ。ここまでは事前に把握していたのといっしょだ。教室でじっくり見ていたのでわかる。


 「あっ!」


 冴木さんが何かを落とした。僕も拾おうとしたが小さすぎて僕にはわからなかった。冴木さんがそれを拾おうとして屈み込んだとき、僕の視線はある一点に絞られていた。


 くびれだ


 僕はくびれフェチだと思う。冴木さんは上の方は控えめだと思うがそこから下は『キュッボンッ』している。

 最高だ。

 好きな子をそういう目で見るのは自分でもどうかしてると思う。でもこれはきっと性欲ではない。ではない....ではない!!

 疲弊しているので考えることがおかしくなってきたのかもしれない。

 そんなことを考えていると冴木さんが足を止めた。



 「家まで送り届けてくれてありがとうね。今日はありがとー。またねー」

 そういって家に入ろうとした手前冴木さんはこちらを振り向いて

 「また遊ぼうね」

 僕は返事をすることもできずただボーッとしてしまった。


 ただ単に冴木さんが家に入るまで手を振り返し続けた。そして冴木さんが家に入った後で、どっと力が抜けた。

 ほんとに忙しい一日だった。最後は機嫌が良くなったがそれまではほんとにきつかった。

 話すときに目線を合わせるのが最初は苦労したなぁ。だが最後は普通に話すことが出来るようになった。これも立派な成長だ。誇りに思おう。


 さて帰ったら――――


 夜を楽しもう


 僕は上機嫌で家に向かった。

 

 ショッピングセンター終わりましたね。これからどうなるでしょうか。お楽しみに。

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