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剣帝と呼ばれた一兵卒  作者: もやひと
ネヴライアの会戦
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 中央最前線にて、両軍の剣兵、槍兵が入り乱れ、剣戟による競り合いが起こる!

 その形勢は――数に勝るブラナテラ軍が優位!

 次第に戦線をリーベルタの側へと圧してゆく!

 そこへ轟くルドヴィクスの号令!

「矢の四ッ!」

 ブラナテラが弓術隊、すかさず矢を高々と射る!

 標的は――リーベルタが最前線のやや後方!

 そこにはリーベルタ魔術隊!

 トゥッリスの指示が飛ぶ!

「散れッ! 矢は躱せッ!」

 魔術隊員は方々へ広がり、矢の雨は降り注ぐも空振り!

 傍目にはブラナテラ軍攻勢にて有利の状況、しかしリーベルタが智将、トゥッリスの胸中は――その逆!

 ――そうだ、それで良いッ! 少しずつ圧して来いッ!

 隙は、勝ちを意識した瞬間に生まれるッ! そこを突くッ――!

 ルドヴィクスの号令は尚も続く!

「魔術の二ッ! また、最前線! 一歩後退ッ!」

 先刻とは別の、ブラナテラ魔術隊が動く!

掘削(ディグ)――!」

 その魔法により、リーベルタが前線の地面が浅く陥没!

 リーベルタ兵、ある者は躓き、またある者は転倒!

 その瞬間――!

 魔術により倒れ込むリーベルタ兵と、矢の雨にて作られた空間とが合わさり、道ができた――!

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