率先垂範②
ワルスボズマ派「…それにジェルミさんに対して船長という呼称もおかしいでしょう…
ジェルミさんはすでに陸における組織化された軍隊も傘下に置かれている…一隻の船長で収まる立場じゃない…」
古参メンバー「ああ!!?俺たちとジェルミ船長との関係を否定しようってのか!!?
ジェルミ船長がどれだけ修羅場潜り抜けたか、テメエらじゃあ、語れねーだろうが!!」
ジェルミ「ははは、今まで船長呼ばわりしてた連中が突然謙虚になるのは気持ち悪いな!
でも、俺の新しい格好いい呼称も悪くないな!」
ジェルミ(…さてと、適当に魔獣狩りで競わせて場を収めるか…)
ジェルミ海賊団船員「船長!!斥候からの報告です!!
近隣の海岸に以前は無かったドッグが設立されてて、戦艦が既に3隻も建造されているそうです!ミルドランの海軍関係者もフリーゲートで続々と集結しているようです!!」
古参メンバー「ああ!?ジェルミ船長が5隻も沈めたのに懲りずにまた建造してるのかよ!?」
ワルスボズマ派「…戦艦建造もミルドラン国内で行うつもりか…」
ジェルミ(こりゃあ、丁度いいや、知名度の無い将校が乗ってる戦艦なんて魔獣よりやる気が出ないもんな)
ジェルミは手を叩き、船員を鼓舞した。
ジェルミ「よーし!折角だから俺の直属の幹部を決めるテストを行う!
ルールは単純、戦艦を沈没させた奴が幹部確定だ!
だが、砲弾をぶち込むだけじゃあ戦艦は落とせないぞ!
組織的行動が結果に繋がるわけだ!
お前ら出来るか?」
古参メンバー「任せてくださいよ!船長!」
ワルスボズマ派「…いいでしょう…実力を証明する機会を感謝します…」
ジェルミは現在の船団には古参とワルスボズマ派の対立が明確である為、戦艦沈没を目標に据えて、それぞれの派閥の戦艦攻略への自己組織化を促しているのです。
そして組織自身が幹部候補を生み出す構造にして、ジェルミが幹部認定する訳です。




