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第2話

新田剣丞は色々と振り返っていた。家の倉庫で刀を見つけた後、銅鏡を見ていたら突然光に包まれた。そう思っていたら、今度は織田信長を名乗る少女があれやこれやと質問してくるし、挙句の果てには夫になれと言われ、城に連れていかれれば、そこには剣丞も知っている織田家の猛将柴田勝家や加賀百万石で有名な前田利家と言った名だたる武将が控えているのだ。しかも、皆女性である。そして、紆余曲折を経て何とか多少ではあるが仮の夫として認められることには成功した。だが、さらに驚くことにひよ、未来の豊臣秀吉を部下につけられて剣丞隊としてお役目を受けることになった。


清州の城へと向かうと評定の間に案内された。そこでは織田家の名だたる家臣が既に控えていた。



「さて、剣丞。早速で悪いのだが頼まれてほしい。」


「良いよ、どんな内容?」


「実は清州の街の外れに巨大な建物が突如として確認されている。戦に関する建物ではおそらくないのだが、我らは斎藤や今川、長島への備えのために兵は避けないからな、そこで、偵察を頼む。」


「わかった、じゃあ、早速を言ってくるよ。」



評定が終わると早速ひよを連れてその建物へと向かい始めた。



side・楠木秀正


「・・・・あれ、銅鏡がない?」



眩い光に包まれたと思ったら次の瞬間には持っていたはずの銅鏡がなかった。辺りを探したが見つからなかったので、取り合えず喉が渇いたため水を飲むことにした。しかし、どうも空気が違うような気がして仕方ない。



side・剣丞隊(剣丞、ひよ)


「あれが噂の建物ですか、確かに清州では見たことないですね。」



目標の建物が近づいてくるとひよがそう言った。だけど、あれって多分お屋敷か何かだよね絶対。見たところ古そうではあるけど綺麗だし、誰か居るんじゃないかな。



「取り合えず、周囲を見て見ようか。」


「わかりましたお頭。」



ひよと一緒に周囲を見て回るがやっぱり現代の建物だ。屋根にはソーラーパネルが付いてるし、電気系の機械が付いてるから間違いはないね。取り合えず玄関の方へと戻るとチャイムを鳴らしてみた。すると、声が聞こえてきて、俺と同じくらいの人が出てきた。



side・楠木秀正


玄関のチャイムが鳴ったので出てみると同い年ぐらいの青年と着物らしき服を着たオレンジの髪をした少女が立っていた。



「Waswillstdu?」



そう言うと二人とも頭を捻っている。少しすると青年の方が拙い英語を話す。どうやら日本人みたいだ。



「日本人の方ですか?日本語は喋れますから大丈夫ですよ。」



日本語でそう言うと安心したような表情を見せる。



side・剣丞隊


お頭が変な出っ張りを押すと屋敷から男の人の声がして少し経つと扉からお頭と同じくらいの男の人?が出てきた。髪はお天道様に負けないぐらい明るい金色の髪で、体格はお頭より少し良い感じ。雪よりも白い肌をしていてとても美しい。


彼が日本語を喋れて安心した。彼に促されるまま屋敷の中へと案内されると外から見てもわかっていたがかなり広い屋敷だった。彼、楠木秀正と言うそうだ。秀正の話だと元は大貴族の屋敷だったらしい。リビングに案内された俺は秀正にここが戦国時代であることを告げた。最初は疑っていたがネットが通じないことやガスや水道が使えないことが分かると俺の話を真剣に聞いてくれた。



「もし良かったらなんだけど剣丞隊に入らないか?」


「良いのかな、怒られるんじゃないの。信長さんに?」


「久遠はそんな事では怒らないよ。ただ、色々と質問攻めには合うかもね。」


「まぁ、そのぐらいなら良いかな。じゃあ、よろしく頼むよ剣丞!」


「ああ、よろしく。」



その後、ひよの紹介をして秀正を久遠に紹介するために連れていくのだが、戸締りと着替えるから待ってほしいと言われ、少し待つことになった。

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