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鬼ごっこ

(今回の話からしばらく主人公の弟子、灰庭はいにわ 忍葉しのはの視点でお送りします)

灰庭はいにわ 忍葉しのはの視点でお話を勧めるのは今回を含めて4話の予定です。

4話が終わり次第主人公の視点に戻ります。

主人公視点のお話はしばらくお待ち下さい。)


 私の名前は灰庭はいにわ 忍葉しのはだ。

みんなも知っていると思うが私は忍者の出だ。

訳あって師匠(主人公)に出会い修行に励んでいる。

私の能力は炎系なのだそうだ。

火脚ひあし先生のご指導もあって私の能力もメキメキと上がっている。


ここで私の能力を説明したい。

今のところ、小さいながら縦横1メートル四方の炎が出せるようになった。

そしてここからが凄いところなのだがその炎で武器を作ることが出来るようになったのだ。

それも本物と見た目が変わらないもの。

忍者道具には欠かせない手裏剣、くない、忍び刀やいろいろな武器を再現できる。

しかも材質は炎なのでとても熱い。一撃必殺の武器だ。

最近ではこれが私の自慢でもある。


 さて、自慢はここまでとして私たちには師匠についての秘密を暴かなければいけないというミッションがあるのだ。

それは先日、師匠がいない時の放課(休み時間)にいつもの仲間5人と話し合ったのだ。

芸林げいりんさんが

「なぜ、師匠(主人公)は体育の時間を休んでいるの?

修行の時に見せるあれだけの運動能力を見るととても体育の授業に参加できないお体とは思えないわ」

と疑問を投げかけた。

確かに師匠(主人公)は体育の授業に参加していない。

それを体育担当の火脚ひあし先生も黙認しているようだ。

私も火脚ひあし先生に修行の時に聞いてみたが

「お前には関係の無いことだ」

と一蹴された。

私がその事をみんなに伝えるとみんなも不思議がっていた。

そして私たち5人が放課後にその事を師匠(主人公)にぶつけてみた。

師匠(主人公)は意外なことを話し始めた。

「修行の前に話があるって言うからなんだと思うとそんなことか。

みんな真剣な顔をして聞いてくるから何事かと思ったよ。

別に隠していた訳じゃないんだ。

体育の授業に参加していない訳を。

今、ここで説明してもいいんだけど、理解できるかどうか・・・。

そうだ、明日、鬼ごっこをしよう。

期間は明日学校に登校してから放課後までの放課(休み時間)の間。

ただし、トイレや昼食時間は除く。

もちろん授業時間や教室移動時間も除いて。

もし僕を捕まえることが出来たらその秘密を話してあげるよ。

まぁ、捕まえることが出来るのだったらね」

師匠(主人公)はそう言うと不敵な笑みを浮かべた。

確かに師匠(主人公)は私たちより強いと思う。

でも捕まえるだけだったら簡単なはずだ、私たちはそう思っていた。

しかし、それが無理ゲーだったとは私たちは知らずにいた。


 次の日、私たちは放課(休み時間)の間、師匠(主人公)を追いかけ続けた。

しかし、いっこうに捕まえるどころか師匠の姿をとらえることが出来ない。

そして昼食の時間になると師匠(主人公)は

「しょうがないな。

レベルを下げて上げる。

このままでは全く話にならないからね。

全く我が弟子がこんなにもふがいないとは思わなかったよ」

私は女子としては初心者のくせに何偉ぶっているのかと腹が立った。

そして思わず私は師匠(主人公)の頭を叩いてしまった。

いや、叩いたはずだった。

思いっきし空振ってしまったのだ。

そこに師匠(主人公)の頭があるはずなのに手応えがないのだ。

まるで幽霊を相手しているみたいに。

このことは誰も気づいていない。

昼食の後にこのことをみんなに話した。

しかし、みんな相手にしてくれなかった。


 そして昼の放課(休み時間)、師匠(主人公)との鬼ごっこ。

時間が経つにつれ私の言ったことを信じる仲間が続出。

次第に疑心暗鬼になってきた。

誰かが

「師匠(主人公)って本当に人間なの?」

と聞いてきた。

それぐらい師匠(主人公)がオカルトじみてきたのだ。


 放課後、師匠(主人公)が私たち5人を集めて種明かしをしてきた。

師匠(主人公)は開口一番

「今日の鬼ごっこを通じて分かったと思うが僕は人に触れることも触れられることも出来ない。

一応言っておくが僕は幽霊ではない。

だいたい、死んではいないからね。

これは僕の能力によるものが大きい。

絶対防御能力、これが僕の能力の1つだ。

僕に何人も攻撃を当てることが出来ない能力、簡単に言うと高速で避けているイメージ。

人の目では認識が出来ないからまるで実態がないように見えるんだ。

これは無意識にやっていることだからコントロールできないんだ。

だから攻撃はほぼ無効。

ちなみに僕が意思を持って触ればなんにでも触れることが出来るよ。

でないと日常生活まで支障が出るからね。

そしてこの能力の特徴は僕の触れたものにも現れるんだ。

そしてなぜ、僕が体育の授業に参加できないかというと例えば球技、僕はボールに触れることが出来ない。

とてもじゃないけどみんなと一緒に球技を楽しめないんだ。

自分で具現化したものだったら触れるけどね。

格闘技も無理、相手の攻撃も当たらなければ僕の攻撃も当てることが出来ない。

だから体育の時間は見学させてもらっているんだ」

そう師匠(主人公)はにっこりと答えた。


 師匠(主人公)にはまだ秘密があるらしい。

それも近々明かされるらしいとのこと。

まだまだ師匠(主人公)のことは知らないことばかりです。





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