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第1話:プロローグ
私の名前はエリス・ラングハイム。
十歳の誕生日に人質になり、
十七歳の誕生日に、国を一つ買収した。
私は7年間「無能」と蔑まれ、「飼い犬」と呼ばれ続けた。
10歳で、国を離れる時
父は一度だけ、私の手を強く握って言った。
「エリス、この男はお前の執事だ。お前を護ってくれる。」
父が、多額の報酬を積んで、私のために雇った一人の男。
世界を裏から牛耳ると噂される謎の組織、
オーバークロック社から派遣された最高のエージェント。
それが、今、私の背後に控える執事――セバスチャンだ。
人質としての孤独な七年間。
私がこの国を買収するために
数字の刃を研ぎ澄ませることができたのは、
この男が、あらゆる理不尽から私を『保護』し続けてくれたからだ。
明日は私の17歳の誕生日であると同時に
婚約を破棄される確率100%の日でもある。
準備は整った。
「さあ、七年分のツケを払っていただきましょうか」
ご覧頂き、ありがとうございますm(_ _)m
本日、第3話まで投稿します。
明日も続けて2話投稿します。
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