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ゆきと春香  作者: のこころ
44/63

バニーガールって死語ですか?





骸骨兵が地面からボコボコと現れる。


スノー軍兵達は、必死で骸骨兵と戦うが倒しても倒しても骸骨兵は増えていく。




「沢渡大将と、蛍目中将をお守りしろ!!」


「おおー!」


兵達は声をあげた。




「やよい…骸骨兵(あっち)の方頼んでいい?」


いちかはやよいに呟いた。




「了解しました!いちかさん、お気をつけて!」


やよいは、大ハンマーを回転させて骸骨兵の集団に飛び込んだ。


「行っくよおおお!!!」


骸骨兵は次々と粉々に砕け散っていく。





「あなたが、頭ですか?」


いちかの目の前には、マッチョなシマウマの戦士が立っていた。




「違うね!ウッシッシ!俺は餓者軍大佐 シマム…ら゛あ゛めん゛!!」


一瞬でシマウマ戦士の首は地面にゴロンと落ち、倒れる。




いちかは、剣に付いた血を拭き取った。




ドカッ!!




「うっ!」


いちかは背中にダメージを受け吹き飛ぶ。




すぐに体制を整えるが誰も居ない。




(何処?)


いちかは、剣を構えながら呼吸を整える。




「いやっ!」


いちかは、お尻を撫でられる。




しかし、振り向いても誰も居ない。




「姿を見せては、くれないのですか?」


いちかの声に反応は無かった。




「分かりました。」


いちかは剣を収め、呪文を詠唱する。


すると、いちかを中心に黒い魔法陣が現れる。




「ぎゃああああ!!!」


いちかの後ろから叫び声があがり、カメレオンの姿の化け物が苦しんでいた。




「おい!!てめえ!!魔法をやめろ!!ぐわああああああああああああああああああああああああああああ!!」




いちかは呪文を詠唱しながら、冷めた目でカメレオンの化け物を見ていた。






【闇魔法】




この世界では、魔法は3種ある。


①表魔法


②闇魔法


③禁じの魔法 (裏魔法とも言われる)


である。


表魔法は、活用法も用途も多彩であり、生活等にも活用されている全ての原点である。


禁じの魔法は、精霊や悪魔との契約等で使えるようになる。死のリスクも高く一般にはまず使われない。


闇魔法は、かなり特殊で使える者が殆ど存在しない。何億人に1人の確率で生まれた者が稀に使用出来る。ポンモール セビロのように、魔法の神様みたいな人物でも闇魔法は使用出来ないレアな魔法である。


闇魔法が使える者は、表魔法は一切使えない特徴がある。


いちかが詠唱したのは、闇魔法 血固(けっこ)。範囲内の生物の血液を固めていく魔法である。






「やめろ!!やめろ!!死ぬ!!」


カメレオンの化け物は悶絶し、身体がどす黒くなり仰向けに倒れた。




「ふぅ…」


いちかの力が抜け、魔法陣も消えた。




いちかが、やよい達の方を見ると、一面に骸骨兵の残骸、やよいがいちかにピースサインを出して、笑っていた。


スノー軍兵達も笑顔でいちかに敬礼した。


いちかが笑顔で手を振った。




「あらぁ、シマムラムラ大佐、べロビー少将じゃ相手にならないのねー♡」


突然の声に、皆辺りを見回した。




「いちかさん!後ろ!!」


やよいが叫ぶと同時にいちかは吹き飛ぶ。




「いちかさん!!」


「沢渡大将!!」




いちかは受身をとり、口から流れる血を拭った。




「あなたがこの軍の大将さん?うふふ♡」


女性が微笑んだ。


露出度の高い真っ赤なコスチューム、兎の様な耳が飛び出し、踵の高い靴を履いている。




兎耳の女性を見て、いちかは一瞬で恐怖を感じ取った。


「やよい!全員で逃げて!」


いちかが叫んだ。




「え!?」


飛びかかろうとした、やよいは足を止めた。




「やよい!!早く!!」


いちかが剣を抜いて、兎耳の女性に飛びかかる。




「誰も逃がさないからぁ♡」




いちかの剣は空を斬る。




「がはぁ!!」


スノー軍兵の1人の身体が半分に避け一面に血しぶきが舞う。




「うわぁー!」


スノー軍兵達はパニック状態になる。




「やめなさい!!」


いちかは、呪文を詠唱する。




やよいは、兎耳の女性に大ハンマーを振り抜く。


「やあぁぁ!!」




ドカッ!!




兎耳の女性の顔面に大ハンマーが直撃。


が!兎耳の女性は何事もないように立っていた。




「あらぁ、レディの顔に攻撃するなんてーお仕置が必要ね♡」




「そんな…」


やよいの血の気が一気に引いた。




スノー軍兵の1人が、やよいの前に出て壁のように手を広げた。


「蛍目中将!お逃げ下さ…ぐふ!」




スノー軍兵は顔面がグシャリと潰れ、倒れた。




「いやぁぁぁぁぁ!!」


やよいは恐怖で叫び声をあげた。




「あらぁ、順番変わっちゃった♡」


兎耳の女性は爪に付いた血をペロッと舐めた。




(まと)!!」


いちかが叫ぶと、兎耳の女性の頭に小さな黒い魔法陣が浮かび上がる。




強雷(きょうらい)!!!」


いちかが続けて叫ぶと、無数の雷が兎耳の女性の頭に降り注ぐ。




ドカーン!!




激しい衝撃で、やよいと他のスノー軍兵は吹き飛ばされる。




「きゃー!!」


「うわぁー!」




爆煙の中いちかは、息切れしながら兎耳の女性を見た。そして、ガクガクと震えた。




「痛ーい、酷いことするのね♡」


兎耳の女性は、悠然と立っていた。




いちかは、震えながら膝を落とす。





「…何だ…諦めの早い奴だな…」


またもや、どこからか声が聞こえた。




「あらぁ?誰かしら♡」




いちかの前にいつの間にか、ボロボロのローブに身を包んだ怪しい人物が立っていた。




「あなたは…?」


いちかが尋ねると、ローブの人物は面倒くさそうに答えた。




「…ムーンブルク軍…シャナ エッペン…助太刀してやる…」




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