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ゆきと春香  作者: のこころ
39/63

神崎組





マジカル軍が全滅するのに30分とかからなかった。




ゲイモスは、けみや元帥の死体を蹴飛ばした。


(こんな雑魚が元帥か…この国とりあえず壊滅させたら、俺も中将に昇進だな♪)




ザクッ!




「!?」




ゲイモスが背中を触ると何かが刺さっていた。


「これは…くっ!」


ゲイモスは、その「何か」を手で掴み、引き抜いた。




「短刀?」




ザクッ!ザクッ!ザクッ!ザクッ!ザクッ!




「ぐわああああああああああああああああああああああああああああ!!」




ゲイモスの頭、首、腹、右膝、左肘に同じような短刀が突き刺さる。


血だらけになって倒れるゲイモス。




「誰だ!?出てこい!殺してやる!」


ゲイモスは、必死で短刀を引き抜く。




すると、ゲイモスの前に黄色いスーツの男が現れる。


男の顔には無数の切り傷があり鋭い眼光でゲイモスを睨んでいた。




「貴様か!」


ゲイモスは、怒り狂い襲いかかる。




黄色いスーツの男は懐から短刀を出し、突進してくるゲイモスに斬りかかる。





◇◇◇◇





虎一(とらいち)の兄貴、お疲れ様です!」


ヨン国王に、5億要求した黒いスーツを着た男が頭を下げた。




「おう、文太(ぶんた)か…敵ってのはコイツだけか?」


黄色いスーツの男は、懐から煙草を取り出した。


すぐさま火をつける文太。




「へい、餓者軍少将って言ってましたので、そいつだと思います。」




「そうか…じゃあ、後はちゃんとやっとけよ。」




「へい!」




2人の近くには、ゲイモスの死体が転がっていた。





◇◇◇◇





【神崎組】




三代目組長、神崎 (たける)が率いる組織。組員約100名。


小規模な組だが、フォーリス国と言えば神崎組、と言われる程有名な組織で、幹部の戦闘力は凄まじく、他国は勿論、フォーリス国王も恐れている。


組長 神崎 (たける)


若頭 神崎 虎一(とらいち)


若頭補佐 出初式(でぞめしき) 文太(ぶんた)





◇◇◇◇





セブンピア国 、都市要塞にゃんぐりら。




モハネド大臣が兵から報告を受ける。




「これで将官が出た報告は今年で2件目だ、何が起こっているのだ…他の情報は?」


モハネド大臣は部屋の中をウロウロして落ち着かなかった。




「はっ!ひと月前、アシックス国を襲撃した中将は、「くろねこ」と判明しました。」


兵士は報告書を読み上げる。




「くろねこだと?左官だったと記憶していたが…将官に昇進してたのか…アシックス国の現在の状況は?」




「はっ!(かぶと)軍は死者総数686人、大魔法使いヒャクシキは、死亡。間久部元帥は重症…回復に向かっているとの事ですが、兜軍の立て直しは不可能と思われます。」




「そうか…アシックス国には極力支援!国王に、軍の強化を要請しろ!餓者軍に隙を見せるな!」




「はっ!」




「それから、くろねこを追い払った神崎と言う男の情報は?」




「はっ!アシックス国での医療機関で3日で回復し4日目に国を出たそうです。」




「そんな事は聞いとらん!神崎組と関係はあるのか?その男は。」


モハネド大臣は、机を叩いた。




「はっ!神崎 龍、神崎組三代目組長 神崎 猛の次男で間違いありません!」




「やはりそうか、分かった下がれ。」




「はっ!」


兵士が部屋を出ていく。




(神崎 猛の次男、神崎 龍…ムーンブルク軍に出入りしている喧嘩屋は、こいつに間違いあるまい…)




モハネド大臣は、椅子に座って葉巻に火をつけた。





◇◇◇◇





「暑い…」


ゆきの制服は汗でビショビショになっていた。




「これ以上温度が上がると、ヤバいな。」


瞬も額から流れる汗を拭った。




「どこまで続くのかな…この道。」


ゆきはフラフラしていた。




「ゆき、大丈夫?」


瞬は水筒をゆきに差し出した。




「ありがとう、瞬さん。」


ゆきは、水筒の水を飲んだ。乾ききった喉に潤いが流れ込む。




「生き返ったかも!(笑)」


ゆきは笑顔を見せた。




「良かった。」


瞬も水筒の水を飲んだ。




「!?」




(私が…口つけた水筒…)


ゆきは顔が真っ赤になった。




「ゆき顔が赤いな、やっぱりベロチューさんとこ戻ろうか?」


瞬が心配そうに、ゆきの顔を覗き込む。




「ううん!大丈夫…です…」


ゆきは瞬から顔を背けた。




「?? うん、無理そうなら言ってね。」




「はい…」




2人は、洞窟を進んで行った。




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